VORTEX ヴォルテックス プロット

「アレックス」「CLIMAX クライマックス」などで知られるフランスの鬼才ギャスパー・ノエ監督が、認知症の妻と心臓病の夫が過ごす人生最期の日々を、2画面分割映像による2つの視点から同時進行で描いた作品。「病」と「死」をテーマに、誰もが目を背けたくなる現実を冷徹なまなざしで映し出す。心臓に持病を抱える映画評論家の夫と、認知症を患う元精神科医の妻。離れて暮らす息子はそんな両親のことを心配しながらも、金銭の援助を相談するため実家を訪れる。夫は日ごとに悪化していく妻の認知症に悩まされ、ついには日常生活にまで支障をきたすように。やがて、夫婦に人生最期の時が近づいてくる。ホラー映画の名匠ダリオ・アルジェントが夫役で映画初主演を果たし、「ママと娼婦」などの名優フランソワーズ・ルブランが妻、「ファイナル・セット」のアレックス・ルッツが息子を演じた。

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VORTEX ヴォルテックスコメント(20)

Higpxomknss
Higpxomknss
切なかった
Mopskxshign
Mopskxshign
睡眠不足の状態で観るものじゃなかった。半分寝てしまった…。ので正確にはわかりませんが、画面を2つに分けた効果がイマイチ感じなかった。
年をとるのが嫌だなあと沁みる作品でした。
Gkxphoissmn
Gkxphoissmn
ギャスパー・ノエと聞くと身構えてしまうのは、かつて「カノン」で唐突に警戒信号が発令されたり(そういう映像演出だった)「VOID」では死後の魂が夜の街をさまよったりと、彼の映画ではやたらと未曾有の事態が突きつけられるからだろうか。だが今回の新作はシンプルでいて深淵。過激さを払拭した作りに驚かされ、そこから伝わってくるものがこれまで以上に切実に、悲しく、ヒリヒリと身と心を浸していく様に言葉を失った。老夫婦は冒頭で、それぞれの場所から窓を開け放ち、笑顔で挨拶を交わす。そこからスプリットスクリーンにて紡がれていく二者各々の日常と動線。その姿をじっと見つめ続けるからこそ、我々には、本人の意識と行動が恐ろしく乖離し、夫婦の感情が噛み合わなくなっていく流れが手に取るようにわかる。よくある老いを描いた映画とも一味違う。ノエにしか描き得ない、人間の生き様を突きつけ、考えさせられる時間と空間がそこにはあった。
Ixsnksgphom
Ixsnksgphom
静かで眠くなる映画だろうな…と思ってたら、全然に眠くならなかった(笑)

画面が縦で2つに割れていて、左と右で別々に物語を追っていく特殊なスクリーンで、左を観たり右を観たり忙しいです(笑)

最初は観ずらいと思っても、観てるうちに慣れてきて、終わる頃には、このスクリーン良かったと思うはず(笑)

他にも前衛的でして、オープニングそうそう面食らいます(笑)

ビックリしてほしいので、ご自身で確かめて下さい(笑)

あの映画と同じだよ(笑)

この仕様は成功だと思う。

この仕様だからこそ、この終わり♪

ダリオ・アルジェント監督が俳優として出てるので、ホラーファンとして楽しみに観賞したんだけど、思ってたより良かった。

アルジェント監督の演技は自然で素晴らしかったです♪

残念ながら、ホラーテイストは、ございません(笑)

4寄り3.5で、75点ぐらい。
Nesentuitrrgin
Nesentuitrrgin
「サスペリア」や「フェノミナ」など、少女を虫漬けにすることで有名な(?)ホラー映画の巨匠・ダリオ・アルジェントが主人公を務めた異色作でした。

フランソワーズ・ルブラン演じる母(妻)と2人で生活するダリオ・アルジェント演ずる父(夫)。母(妻)は認知症が急速に悪化しており、息子すら認知できないことも。一方父(夫)は数年前に心臓を病み(恐らく心筋梗塞)、その持病が完治していない状態。映画の冒頭で、「心臓より先に脳が機能しなくなった人」みたいな字幕が出て来ましたが、認知症で脳を侵された母(妻)と、心臓病を患う父(夫)の、いわば”終活”映画でした。

個人的な話になりますが、この主役の老夫婦、自分の両親と類似点が多く、まずはその点で他人事とは思えませんでした。本作の父(夫)は、うず高く積まれた本に囲まれて生活しており、公的な介護サービスを受けるのも否定的、そして前述の通り心臓病を患っている。我が父も、この点で全く同様で、相違点としては浮気相手がいるかいないかくらい(実は私が知らないだけかも知れんけど💦)。本作の母(妻)は、元々医者だったようですが、今では認知症が進行している。我が母は、医者ではありませんが薬剤師で、本作の母ほどは認知症が酷い状態ではないものの、その進行過程にあります。

出来れば施設に入るなり、そこまでしなくとも、介護サービスを受けるなりしてくれれば少しは安心なものの、現状の生活を変えたくないと思う老夫婦の考えは、洋の東西を問わず共通しているようで、実に身近な話に感じられました。

本作では、最終的に老夫婦が亡くなります。人間誰しも避けられない運命とは言え、天寿を全うするというか、安らかに眠って欲しいと思うのが人情ですが、中々そうならないのも現実。自分の両親のこと、そして自分自身のことを含め、今何をすべきなのか、そしてこれからどうしていくべきかを改めて考えさせられた”教育的映画”でした。

こうした内容はさておき、中々興味深かったのが本作の画面構成。左右2分割して、一方で母(妻)を映し、もう一方で父(夫)を映し、2人の行動が同時に観られるというのは、テーマ的に静かな作品でありながら、臨場感たっぷりに感じられました。

また、ホラー映画の巨匠であるダリオ・アルジェントを主役に据えるというキャスティングも面白く、内容的にも演出的にも俳優陣も、あらゆる点で趣向を凝らした良作でした。

そんな訳で、評価は★4とします。