ボブ・マーリー ラスト・ライブ・イン・ジャマイカ レゲエ・サンスプラッシュ
プロット
西ドイツ・ジャマイカ合作
02月09日 劇場で
雨降って、ジ・エンド。
プロット
日本
02月10日 劇場で
フレディ・マーキュリー The Show Must Go On
プロット
イギリス
02月16日 劇場で
フィリピンパブ嬢の社会学
プロット
日本
02月17日 劇場で
アリランラプソディ
プロット
日本
02月17日 劇場で
マダム・ウェブ
プロット
アメリカ
02月23日 劇場で
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VORTEX ヴォルテックスコメント(20)
年をとるのが嫌だなあと沁みる作品でした。
画面が縦で2つに割れていて、左と右で別々に物語を追っていく特殊なスクリーンで、左を観たり右を観たり忙しいです(笑)
最初は観ずらいと思っても、観てるうちに慣れてきて、終わる頃には、このスクリーン良かったと思うはず(笑)
他にも前衛的でして、オープニングそうそう面食らいます(笑)
ビックリしてほしいので、ご自身で確かめて下さい(笑)
あの映画と同じだよ(笑)
この仕様は成功だと思う。
この仕様だからこそ、この終わり♪
ダリオ・アルジェント監督が俳優として出てるので、ホラーファンとして楽しみに観賞したんだけど、思ってたより良かった。
アルジェント監督の演技は自然で素晴らしかったです♪
残念ながら、ホラーテイストは、ございません(笑)
4寄り3.5で、75点ぐらい。
フランソワーズ・ルブラン演じる母(妻)と2人で生活するダリオ・アルジェント演ずる父(夫)。母(妻)は認知症が急速に悪化しており、息子すら認知できないことも。一方父(夫)は数年前に心臓を病み(恐らく心筋梗塞)、その持病が完治していない状態。映画の冒頭で、「心臓より先に脳が機能しなくなった人」みたいな字幕が出て来ましたが、認知症で脳を侵された母(妻)と、心臓病を患う父(夫)の、いわば”終活”映画でした。
個人的な話になりますが、この主役の老夫婦、自分の両親と類似点が多く、まずはその点で他人事とは思えませんでした。本作の父(夫)は、うず高く積まれた本に囲まれて生活しており、公的な介護サービスを受けるのも否定的、そして前述の通り心臓病を患っている。我が父も、この点で全く同様で、相違点としては浮気相手がいるかいないかくらい(実は私が知らないだけかも知れんけど💦)。本作の母(妻)は、元々医者だったようですが、今では認知症が進行している。我が母は、医者ではありませんが薬剤師で、本作の母ほどは認知症が酷い状態ではないものの、その進行過程にあります。
出来れば施設に入るなり、そこまでしなくとも、介護サービスを受けるなりしてくれれば少しは安心なものの、現状の生活を変えたくないと思う老夫婦の考えは、洋の東西を問わず共通しているようで、実に身近な話に感じられました。
本作では、最終的に老夫婦が亡くなります。人間誰しも避けられない運命とは言え、天寿を全うするというか、安らかに眠って欲しいと思うのが人情ですが、中々そうならないのも現実。自分の両親のこと、そして自分自身のことを含め、今何をすべきなのか、そしてこれからどうしていくべきかを改めて考えさせられた”教育的映画”でした。
こうした内容はさておき、中々興味深かったのが本作の画面構成。左右2分割して、一方で母(妻)を映し、もう一方で父(夫)を映し、2人の行動が同時に観られるというのは、テーマ的に静かな作品でありながら、臨場感たっぷりに感じられました。
また、ホラー映画の巨匠であるダリオ・アルジェントを主役に据えるというキャスティングも面白く、内容的にも演出的にも俳優陣も、あらゆる点で趣向を凝らした良作でした。
そんな訳で、評価は★4とします。