劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE プロット
人間の心理状態を数値化して管理する近未来社会を舞台に刑事たちの闘いを描くテレビアニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズの集大成となる劇場版。2019年公開の劇場版「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3 恩讐の彼方に＿＿」とテレビアニメ3期をつなぐエピソードを描く。2118年1月。公安局統括監視官として会議に出席した常守朱のもとに、外国船舶で事件が発生したとの知らせが入る。朱は厚生省統計本部長・慎導篤志とともに現場へ急行するが、捜査権はなぜか外務省海外調整局行動課にあった。船からは、篤志が会議のゲストとして呼んだストロンスカヤ博士の遺体が発見される。刑事課一係は、この事件は行動課が以前から追っていた組織・ピースブレイカーが博士の研究を狙って起こしたものだと知り、行動課との共同捜査としてチームを編成。そこには、かつて公安局から逃亡した狡噛慎也の姿があった。
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劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCEコメント(5)
久しぶりのサイコパスの劇場版作品。
のっけから血生臭い場面の連続で帰ってきた感じがしました。
3期での種明かしもあるとのことでしたが、3期の内容ちょっと忘れちゃったのでまたアマプラで観ます笑
冒頭辺り会話のテンポに少し間が空きすぎな場面がありますが、中盤からは怒涛の展開です。
あと仕方ないとはいえ、3期でも大塚明夫さん出てるのに今作でも大塚明夫さん使うのは個人的にややこしかったです。情報入る前は"彼"の闇堕ちかと思いました。
以下鑑賞ポイント
・グロック持ちの博士
・文書引用は悪役の特権
・いろはす会議
・謝ってほしい常守 謝らない狡噛 妥協忘れた宜野座
・文書じゃなく割れた手鏡
・雑賀先生…
・イグナトフ兄…
・結婚記念日が命日…
・再びドローン操縦する須郷さん
・狡噛ドミネーター ドミネーターSG型 強襲デコンポーザー
・武器はコーヒーポット
・公衆の面前で局長死す
・子供のように泣く朱ちゃん
そして3の新要素だったビフロストやらの出で立ちや、沢山の伏線回収、衝撃の事実やらてんこ盛り。
あと終始作画のレベルがやばい。正直PSYCHO-PASS3期の中盤と、映画ファーストインスペクターの作画が辛く言うと崩壊してるイメージが結構あったので、作画に関してはあまり期待していませんでした。
しかし凄かった。終始ヌルッヌル動きます。作画が気になる時が一瞬も無い。シナーズオブザシステムの3作品が作画が良い意味でバケモンだったのは覚えてるんですが、それの再来かそれ以上を感じました。あと相変わらず背景やビル群、CGの綺麗さと言ったら圧巻でした。あと須郷さんがめちゃくちゃスタンドプレイで頑張るシーンがあるんですが、そこのシーンが圧巻でした。ぐるんぐるんカメラアングルが動いて迫力半端なかったです。
敵の本拠地も今までのサイコパスの世界観に出てこないような余りにも巨大で異様な雰囲気の基地でそれもめちゃくちゃ魅力に感じ引き込まれました。
あと朱と狡噛のバディ感を改めて見れてやっぱこの二人最高のバディだなと改めて思いました。
そして最後はまさかの朱ちゃんまじか、、!そんな大々的に！？とどんでん返しの朱ちゃん勾留の伏線回収を果たしました。
いやサイコパスにここまで熱くなったのは1期以来でした。ここまで制作陣の本気を感じさせてくれた作品はなかなか無いです。
素晴らしいとしか言いようが無い、、
そして続きあるよね？いつまでも待ってます。
映像はよかった。迫力のあるアクションシーンはかなり多い。
ただほぼ実弾での戦闘ばかりで、このアニメの特徴であるドミネーターの活躍が最後の方だけってのはどうなんでしょ。
音楽もいいが基本的には旧作アレンジ曲が多かった、専用曲にまで手が回らなかったのかな。
肝心のストーリーはというと、これがいまいち浅いし軽い。脚本家は自分の作った３への話の道筋はちゃんとつけてほしかった。
最大の謎であった3での常森朱収監の理由は最初の10分と最後５分だけ見れば十分。
じゃぁ、繋ぎとして他のキャラについて掘り下げているかというと、肝心の3で語られなかった雑賀譲二とアキラ・イグナトフと慎導篤志の扱いが雑すぎる。
ピースブレイカー（３でのパスファインダー）も要するにシナリオ上で悪役が必要だったから作っただけという感じで特にひねりもなく。
「退場早すぎない？まだ前半だけど」「ビフロスト関与の匂わせシーンとかもっと作らなくていいの？」「アキラと篤志もっとドロドロした濃厚なエピソード無かったの？」「六合塚さん、色相はこんな事件があったのに映画後に回復したの！？」「３であんなにパスファインダーに恨まれてた狡噛だけの話は？」とか逆にモヤモヤする感じ。
この後の話ももう１作つくって一儲けする気なんでしょうか・・・？
この映画で株を上げたというか、バックグラウンドを一番活かせた活躍をしていたのが須郷徹平。須郷のための映画と言ってもいいのではないでしょうか？
セリフにペダンチックさがハナにつくシリーズですが、今回は少なめでした
主人公さんは007かミッションインポッシブル状態です。劇場で楽しめるスペクタル
が気持ちいいです。
日本の話なので、できればハリウッドで実写化されないといいですね、ここまでくると。
主人公二人の絆がくっきり、はっきり。
でも恋愛がらみは、ばっさりないところが硬質なストーリーにはまってピッタリな気がする
時系列ではこの後監獄にいるのはTVシリーズで描かれてたと思いますが、
まだまだ続いていくんでしょう、そんな終わり方。
2期から3期の色んな事が起こった筈が語られなかった答え合わせのような、ですが壮大な話です。
なぜ、常守朱は収監されたのか
なぜ、宜野座と須郷が外務省行動課になっていたのか
なぜ、雑賀譲ニは死んだのか
なぜ、慎導灼の父、篤志は死んだのか
色んな事を知る事が出来ました。
世界的な紛争により再び鎖国した日本、シビュラシステムによるAI管理に完全に身を委ねようとする中、常守朱はある覚悟を持って行動を起こしていった結果が3期であり、今後がどうなるのか気になる作品となってます。