デビルズ・バックボーン
プロット
スペイン・メキシコ合作
08月28日 2004 劇場で
デビルズ・ファイヤー
プロット
アメリカ
09月25日 2004 劇場で
デビルズ・ノット
プロット
アメリカ
11月14日 2014 劇場で
長州ファイブ
プロット
日本
02月10日 2007 劇場で
ファイブ・イージー・ピーセス
プロット
アメリカ
05月01日 1971 劇場で
5 FEARS ファイブ・フィアーズ
プロット
アメリカ
01月24日 2015 劇場で
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ファイブ・デビルズコメント(6)
脚本が上滑りで、観客置き去り。
つまんねーの。
11月18日公開『ファイブ・デビルズ』を鑑賞。自然に囲まれた田舎町を舞台に女性の社会での属性、家庭内での属性、その連続性を人間の嗅覚と記憶の結び付きをキーアイテムにフィルムグレインと独特の色調で描く。『秘密の森の、その向こう』と同じテーマを別アプローチで描いた作品にも思えました。
タイトルは舞台となる町の名前との事ですが、5人の登場人物がそれぞれに「誰かを悪魔だと思っている」かつ「誰かにとっての悪魔になっている」という意味が込められている気がしました。
今まで観たことないような「不思議だなぁ…」と思いながらも「えっ、そういう展開?」とビックリさせられる映画だが、全編にわたってゾクゾクするような怖さを感じ続ける作品。
娘が「様々な香り」を集めているのを見た母親が娘の「とんでもない嗅覚能力」を知る。その娘ヴィッキーは「母親の香り」もしっかりとコレクションしている不思議な少女。
「こうした香りをテーマにした作品だったら、(だいぶ前に試写会で観た)トリアーの『パフューム ある人殺しの物語』のような展開になっていくのかな?」と思ったら、そんな想像はあっさりと覆されて、タイムリープものへとなっていくSF的側面も見せる映画であった。
そんな嗅覚鋭いヴィッキーの前に叔母(父親の妹)が現れたことから、少女は嗅覚を駆使して叔母に嗅がせる「におい」を作ったり、母と叔母の過去の記憶にタイムリープしたりする。驚きである!
自分が生まれる前の母親と叔母が同性愛関係になっている時に「二人でマルセイユに行こうか?」などという会話を見た少女は、現代に戻って「母親と叔母がマルセイユに行ってたら、自分は生まれなかったかも?」といったことまで考えるイマジネーション力が鋭い。
顔の右半分が火傷している女性が登場するが、ヴィッキーの時間遡及でその真相を知ることになる見事な展開。
この時間軸が現代―過去―現代……といった往復の感覚は、やみつきになりそうである。
もし、再び観る機会があれば、時間軸をしっかりと踏まえながら観てみたいと思う映画であった。