ポール・ニューマンが主演を務め、権力に屈することなく脱獄を繰り返す男の生き様を描いた犯罪ドラマ。酔ってパーキングメーターを破壊し、器物破損罪で刑務所に送られたルーク。囚人たちの間にあるヒエラルキーを無視する彼は囚人たちのボスであるドラグラインの怒りを買い、ボクシングで決着をつけることに。ルークは大柄なドラグラインに打ちのめされながらも決して屈せず、囚人たちから一目置かれる存在となる。ある日ルークの母の訃報が届くと、所長は彼の脱獄を危惧して懲罰房に入れてしまう。ルークは横暴な所長や看守たちに反発するかのように脱獄を繰り返すが……。ジョージ・ケネディがドラグラインを好演し、1968年・第40回アカデミー賞で助演男優賞を受賞。実際に刑務所に収監された経験を持つドン・ピアースの小説を原作に、後に「悪魔の棲む家」「ブルベイカー」などを手がけるスチュアート・ローゼンバーグ監督がメガホンをとった。
暴力脱獄コメント(20)
時間をかけて丁寧に描いていただけに、どうなるのか宙ぶらりんなラストにはやや不満が残る。
自分も頑張らなきゃと思いました。
60年代の空気を感じます
なんでこんなタイトルつけたのか。おかげで見るのが遅くなりました。
ポール ニューマン、めちゃくちゃかっこよくていいのですが、囚人仲間で少し頭が悪い子役の若き日のデニス ホッパーが仕草も声も可愛すぎて、それだけでもう⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️だ。デニスも、ポールかっこいい!で思ってたんじゃないかな。
ルークは意味のないことにも全精力傾け、自分の存在をかけて闘う70年代のアメリカだ。
無神論者であること、権力に従わないこと、自由な精神であることにより看守たちに嫌われ、刑務所の仲間からは共感を得る。
囚人たちモ、みな白人で、厳しく理不尽なルールに振り回され痛めつけられるが、それでも白人同士の鍔迫り合いだろう。
自由と反抗のアメリカ。ユーモアにあふれ、
ルークの笑顔がよかっただろう、と不在のルークを思い出す仲間たち。
良い映画で、デニス ホッパーも最高に可愛いくていけてるのでとにかくタイトルをもっと、高尚な感じにしてほしい!
前半は入獄の日々・・・って感じでなんというか、アットホーム感に包まれたエピソードの連続だった。この部分では主人公がこれから何をするのかまったく提示されなかった。「この雰囲気を楽しめ」・・みたいな感じだった。途中から突然脱獄の話が始まり、前半の楽しい雰囲気がだんだん悲劇になっていって終わった・・・見ていてこれといって面白く思わなかったが、なぜか強烈な印象が後に残る映画だった。ラストに近づくにつれ前半のアットホームを描いた伏線が強烈に効いてきた。それもまたいい映画かもしれん。そういう映画を作りたかったのだろう。
この映画はとても古いがフィルムがとっても綺麗だった。やはり写真の美しさは見る者の感動を大きく増幅する。映画監督よ、映画はフィルムで撮れ。