ドライビング・バニー

7.1/10
合計19件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   100分
言語   まだ情報はありません
劇場で   09月30日 2022
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ドライビング・バニー プロット

過酷な状況に置かれながらも前向きに生きてきた女性が、離れて暮らす愛娘を取り戻すため戦う姿をユーモアたっぷりに描いたロードムービー。ある事情から妹夫婦の家に居候している40歳の女性バニー。幼い娘とは監視つきの面会しかできないが、娘の誕生日までに新居に引っ越して一緒に暮らすことを夢見て必死に働いている。そんなある日、妹の新しい夫ビーバンが継娘トーニャに言い寄っている場面を目撃したバニーはビーバンに立ち向かうが、家を追い出されてしまう。住む場所まで失ったバニーは救い出したトーニャとともに、愛する娘を奪い返すべく立ち上がる。「ベイビーティース」のエシー・デイビスが主演を務め、「ラストナイト・イン・ソーホー」のトーマシン・マッケンジーがトーニャを演じた。2021年・第20回トライベッカ映画祭で審査員特別賞を受賞。

ドライビング・バニー オンライントレーラープレイ

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ドライビング・バニーコメント(6)

Eebixittecd
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ネタバレ! クリックして本文を読む
タイのバンコク生まれで西オークランド育ちの映画製作者ゲイソン・サバット監督によると「主人公の彼女(バニー)は 1 人の女性ですが、実際には多くの女性の話でもあります。」とそして、 「ここニュージーランドではよくある話です。」と語っていたけれども...

一言...

40分過ぎ頃にお金もなく住むところもないのに何故か?洋品店で服を買おうとしていたので、最初は正直な話し、バニーの行動が掴めなかった。 しばらく会話が続き、一瞬だけ鏡に映った"Dressed To Impress" の文字が...   それが意味するのは?
このシーンは映画の中でもこころ温まる象徴的な場面となっていて、一番のお気に入り (*'ε`*)チュッチュ💕
philanthropoid: What would you say your look is?
Bunny: Homeless squeegee bandit, but sexy.
philanthropoid: You've got beautiful eye. I think if we add some
color...
Bunny: Yeah, just pants is good, thanks.
philanthropoid: You know, I'd say you get about five seconds to
make an impression on a potential employer.
Bunny: Oh, it's not really a job interview. It's just uh, I need
to get a house before I can get my kids back.
philanthropoid: Same applies. Would you wear this?
Bunny: I wouldn't normally wear any of this stuff. Just feel
like lying.
philanthropoid: It's beautiful lying. You know, it's not just about
passing. It's about being.
この会話には次の言葉も...
"The look sells it."
というバニーの気持ちをひと押しするかのように映画製作者のセンスが心に響いている。

むかし、南の島で働いていた時、友達もいてニュージーランドのオークランドやオーストラリアのブリスベンに長期滞在もした経験から、この映画を見てから、当時のニュージーランドのイメージと彼女の置かれている現在の立場が掛け離れているそのギャップ感がどうしても埋めることが出来ないで映画のストーリーに付いて行けず、何十年の月日そのものが違和感でしかなかった。
だからこの映画をきっかけに現在のニュージーを調べることに
🎶✧٩(。•̀ᴗ-)人(-ᴗ´•。)۶✧ヤッター‼
例えばあたしが過ごしていた頃、アパートを借りる場合(フラットメイトを除く)、日本の礼金・敷金といった数万円から何十万もするような高額ではなくて賃料の3週間分を不動産屋ではなく、"the Department of Building and Housing"という政府の出先機関に納め、退去する場合は、その3週間分の賃料のデポジットを丸々そこから返却されていた。でも調べてみると2012年にその出先機関は廃止されニュージーランド政府による別の公共サービス部門へと移っていた。それとは違っていも感覚的に時代の流れと変化と捉えるなら、この前、以前住んでいたオークランドのマウントイーデンにあったアパートをググってみたらいつの間にか5m程幅があった一面緑の奇麗な芝生の前庭が塀で囲まれていた。何故?不思議? そこは幹線道路から一本入った閑静な住宅地だった事を覚えている。

The Hikoi of Hope (Hīkoi: マオリ語の長い旅)
ニュージーランドはかつては、農業を中心に外貨を獲得していた世界有数を誇る福祉国家であったのが、農業生産物の主な取引相手であったイギリスのEU加盟と同時に経済的に破綻をしていく。あとは話が長くなるので...
ただ安い労働力を確保する為に同じコモンウエルスに加盟しているアイランダーと呼ばれたサモア、トンガ、フィジーの人たちも多く住み、外貨の為にリッチな華人も多く住んでいる。特に華人たちは、レストランで雇っている従業員の所得税を払いたくないために彼らに給与を直接手渡しをしていた...※アイランダーという言葉は差別的な意味があるので現在は使われているかは分かりません。ただし華人の税金逃れは事実ですので何か?

現在を象徴するようにニュージーランドの貧しさは2つのタイプに分かれるとされている。それは失業手当をもらっている人達とこの映画のバニーのような"the working-poor"と呼ばれ、職があっても低賃金で不安定な生活しか出来ないでいる人達に大きく分かれている。ニュージーランド政府はこの"the working-poor"の対策を打とうとしてもその実態すら掴んでいない為に先が見いだせないでいる。

経済の停滞が航空、電力、通信と言った基幹産業である国営の企業を売却することの表れが、賃料の安い公的保証されている住宅も一般の賃料に右へ倣えするようになった。また年金受給者にも税金をかけ、公的病院の有料化に伴って、貧しい人はより貧しくなっていく。
確かにオークランドに住んでいた時、メイン通りにあった有名な銀行でも取り付け騒ぎが起こり、またあたしが所有していた年季の入ったオースティン1100のバッテリーを駐車場でボンネットをはがすようにとられた経験がある。そんな小さな軽犯罪から始まり信じられないほどの凶悪犯罪に発展して現在に至っているのかもしれない。

マオリ族の人たちの平均寿命はオーストラリアのアボリジニやネイティブ・アメリカンにみられるようにコケージョン(ニュージーランドでは彼らの事を「色白」意味するパケハと呼ぶこともある)よりも約11才早く亡くなる統計があり、またそれに追い打ちをかけるようにイギリス人の常とう手段として、オーストラリアやアメリカでみられた現地人が所有する土地をいい加減な法律を作ってから奪い取るように自分たちの作った政府のものにしている。その結果、1920年頃にはすでにマオリ族が所有する土地が80% ➡ 10分の1の8%となっていた。
イギリス人特有の人種差別... 老齢年金、寡婦年金がパケハよりも25%低く、アメリカでも黒人に対してあったように差別主義的な看板「マオリお断り」を掲げる店も!?
たとえ現在は改善されいてもマオリの復権やマオリ語を教える学校が増えたとしてもコケージョンを中心に華人の人たちも声高には言わないにしても蔑んでいる。嫌な話ばかりなので、お口直しに...

姪のトーニャを演じたトーマシン・マッケンジーが『ジョジョ・ラビット』のプレス対応をする最中、撮影場所で生まれ故郷でもあるニュージーランドにトンボ帰りをするほど撮影に入る前の準備期間がなかったとコメントをしている。忙しい彼女が主演のエシー・デイビスについて映画専門サイト”FLICKS”に語っていた。
"She’s such a strong, raw, big, true, gritty actress. So I was just
really excited to experience her energy, the energy that she
brings to set every day."
また映画については...「ここニュージーランドではよくある話です。」と語っていたサバット監督の言葉を思い出すように貧困、性的虐待、児童虐待、凶悪犯罪の増加を扱った重い内容の作品についてこのように語っていた。
"It is real life. I think that it’s the truth and you can’t avoid that
truth, you can’t kind of ignore it. It’s part of the world. It’s real
people’s experiences and that needs to be taken into account
and listened to. So I do think it is a film for everybody just to be
aware of what’s happening in the world around them."
ラストは『未知への飛行』、『十二人の怒れる男』などで知られ、非ハリウッド系のニューヨーク派の旗手であったためかベルリン映画賞以外は受賞歴がなく、それでも名匠と言ってもいいシドニー・ルメット監督の『狼たちの午後』のようなトピックを持ってきているけども(晩年アカデミー賞の名誉賞を受賞)...
それとスタッフのほとんどが女性だからなのか?この映画ではニュージーランドでは珍しく日本でみられる嫌な性格の女性が人っ子一人出てないなんて? まぁ、その事は嘘つきの多いジャポンと同じような国なので、何か?(だから先進国の中でも日本を含め自殺者がトップクラスの仲間入り)

障がいをかかえているのに屈託のない笑顔と可愛らしさが溢れている娘と貧しいだけで多少、少しだけ道を外れたりもするけど自分に正直に生き、そして何よりなことが、母親しか持ちえない娘を愛する心がピカイチな母性とともに、それを自然に描いているこころ温まる映画として...

この映画『ドライビング・バニー』では主演のバニーを演じたエシー・デイビスが... 映画の中では2010年の『ボーイ』(『ジョジョ・ラビット』のタイカ・ワイティティ監督が同じように監督、脚本、主演を務めた原点的映画)に出てくるマオリの少年よりもマオリ・イングリッシュを分かり易く発音をしているところも短期間とはいえ、彼女がオーストラリア人と後から知ると映画の質感も自ずと高くなってしまう。でも...!

架空の福祉施設のパソコン画面よりバニーのバックグラウンドを知り
"sustained permanent injury "... あたしにとっては作中、この言葉が一番つらかった。

映画とは全く関係のないタワゴトとして?
行く当てのなくなったバニーが仕事仲間の家に泊めてもらうことになって、その家の壁に飾ってあったのがイエス・キリストの肖像画。そのイエスが右上を見ている横顔の肖像画が、YMCAの視覚室(窓がなくテレビと椅子だけが置いてある暗い部屋)にあったのを思い出したけどてっきり油絵で描かれたものと思っていたのが、今やっとプリントと分かるなんて、お粗末なあたしの人生そのものと言えるかもしれない。
あっ!それと滝から飛び降りた自殺者を担架で運ぶ場面をニュース番組が捉えていたけども体は白い布で見えなかったけれども両手だけは天に向かって立っていました。それは自殺に対する啓もうの意味もあったのかもしれない。テレビにレイティングのない日本では『ウッドストック』のフルバージョンと同じように決して拝めませんから、何か?
個人的な事でどうも...

最近の日本では外国人と話す機会の多い、シッポを失くしたエイプの国ジャポン... ニュージーランドでは経費の掛かる白バイを廃止し、オービスの導入にも強く反対する声と
あたしが、誰も働かない日曜日に仕事の為に40キロオーバーでダウンタウンまで突っ走ていると覆面パトって!? あららっ? 説明すると... 「行っていいと」
( ๑°ㅁ° ๑)エ~ッ!!
こんなチンケで羨ましいほど楽園の国でも覆面パトがいるとは、
知らなんだ?
そんな時代でした。