集英社「ウルトラジャンプ」で連載された秋枝の同名コミックを、「彼女が好きなものは」の神尾楓珠主演で実写映画化。「恋をしている女性が光って見える」という特異体質の大学生・西条は、自身は恋愛とは無縁の学生生活を送っていた。ある日、彼は「恋というものを知りたい」という文学少女・東雲に一目ぼれし、恋の定義について語り合う交換日記を始める。西条にずっと片思いしてきた幼なじみの北代は、そんな2人の様子に心をざわつかせる。一方、恋人がいる男性ばかり好きになってしまう宿木は、西条を北代の彼氏だと思い込んで猛アプローチ。4人は奇妙な四角関係に陥っていく。ヒロイン・北代を「あなたの番です」「孤狼の血 LEVEL2」の西野七瀬、東雲を「10万分の1」の平祐奈、宿木を「糸」の馬場ふみかが演じる。監督・脚本は「殺さない彼と死なない彼女」の小林啓一。
恋は光コメント(10)
理屈っぽくて堅物まるで明治時代の学生みたいな西条。
思わず吹き出しそうになるのをこらえながらイケメンオーラを消した神尾楓珠さんの演技を堪能。
近頃ブレイク中の彼の振り幅に拍手でーーす!
そして北代がさっぱりしてて誰にでも分け隔てない感じがキュンでした。こんな友達がそばにいたら西条みたいに相談しちゃうよね。
恋してる人がキラキラ光って見える特異体質という設定が漫画なんだけど…
まるで日本近代の純文学を読破したような感覚になるから年齢を問わず楽しめそう。笑
まっ、西野七瀬さん・平祐奈さん・馬場ふみかさん…誰と恋しても最高ですよね〜
大学生姿がめちゃ可愛かった。
私も彼女たちの青春に加えてもらいたいし、一緒に大学生活送ってみたい!
…にしても小林啓一監督は只者じゃない気がする。
キャストそれぞれの魅力を映し出す画がとにかく美しい!!
公開したらまた観に行きたい。
2人の会話が聞きたいから。
最初、登場人物たちがみんなどこか変わっていて、なかなか入り込めないなと思ったけど、観ていくうちにそれぞれの想いとか抱えてきた背景とかが見えてきて、観終わる頃には不器用ながら恋に向き合おうとする登場人物たちが愛おしく思える、恋愛映画なんだけど、なんだか心が温まる不思議な映画だった。
盛り上がりにはちょっと欠けるので見応えがあるとは言えないけど、鑑賞後感がとても良かった、大満足。
神尾楓珠さんの独特な感性を持つ理詰め系陰キャ男子っぷりは見事だったし、なんと言っても西野七瀬さんの透明感は眼福以外のなにものでもなかった。あと、ちょっとだけ出てきてた伊東蒼ちゃん、いつも影のある役が多いけど今回は明るいキーパーソンとなる中学生役やってた、かわいかった。
恋する人が光って見える世界、ちょっとだけ体験してみたいなって思った。
恋する心は尊く美しい。ネガティブな感情ですらエネルギーに満ちている。
漫画原作なので、頭の良い二人の考察がアップテンポで繰り広げられる映画をイメージしていましたが、ちょっと思っていたノリとは違っていました。
上手く言えませんが、浮世離れしたキャラクターがデフォルメされることなく、地に足がついている感じ。
とくに東雲さんが存在していてすごい。
むちゃくちゃ可愛くて真っ直ぐで、好きにならずにはいられません。
それが証拠に女子同士も、不思議な距離感で繋がっていきます。
本人たちは至って真面目で、恋について持論を展開しますが、面白い着眼点に「なるほどなぁ。」と感心します。
恋とはなんぞや?
人を好きになるメカニズムの分析から始まるのですが、
相反する部分に気づいたり(似ているから好き/違うから好き)
恋するが故のネガティブな側面を知ったり(思いが強くて苦しくなったり、嫉妬からくる怒りや悲しみ)
そして恋の定義についても、恋愛感情だけにとどまらない恋の多様性に気づいていきます。
そんな考察を重ねるうちに、どんどんお互いの距離が近くなり、恋する心を体感していく過程にキュンキュンしちゃいました。
面白い着眼点(引き出し)を沢山持っているから、目の前の相手を肯定していける。
嫌な女の行動も、本能や動物行動学的に肯定しちゃう。
ようは、少し角度を変えて見れば自分とは異なる人の存在も認めることができるのです。
(ファーストシーンも、ひどい出来事のはずなのに描き方を変えているから非常に美しい)
考え方や捉え方の違いは、むしろ新しい発見に繋がる。
そして、自分と向き合ってくれる相手がいる喜び。
対話を重ねてコミニュケーションを取るうちに、4人はお互いに影響を与え合い、今まで知らなかった感情に気づいたり、今まで諦めて蓋をしていた気持ちに向き合ったり…それぞれが成長していく物語でした。
追記:校正って、ひどく上から目線で嫌な作業だと思っていました。
人の書いた文章に上から赤で修正していくなんて。
でも本当は、書かれた文章をしっかり読みとって理解した上で、他の人が読みやすいように、書き手と読み手の橋渡しをする作業だったのですね。
人が書いた文章の橋渡しをしていた西条が…ネタバレ自粛
真摯な姿にグッときます。
西野七瀬と監督と予告編に。
西野七瀬の自然は大阪弁でないと、そう、思うのは、独りよがりでしょうか。
良いシーンは多いのですが、何となくキュンとしないのですね、ハマらない。
観てるこちらが体調悪いのかな。
みんなの感想聞きたいですね。
キャストはみんな魅力的でした、是非。
単なる恋愛映画ではなく、恋愛とはなんなのか、を突き詰めてゆく「恋愛哲学」だかなんだかの映画ってことで捻りが加わってるが、兎に角理屈っぽい。それも、基本的には動きのない台詞での説明のため、だんだんどうでも良くなってくる…まぁそれは原作由来だろうが…、。
話がつまらない訳ではないから、演出としてどうするかをよく考えた方が良かったのでは…?
役者はみな悪くない。特に西野七瀬のナチュラルな感じは良かった。