ありふれた悪事

6.6/10
合計15件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   121分
言語   韓国語
地区   韓国
書かれた   チョ・サムエル
劇場で   12月09日 2017
この映画を見たい?
 映画を見たい    しない

50% 欲しいです,合計 126

レビュー  |  共有する 

ありふれた悪事 プロット

捏造捜査を命じられ陰謀に巻き込まれていく刑事を主人公に、軍事独裁時代末期の韓国の暗部を描いたサスペンス。荒っぽいところはあるが正義感が強く、家族思いの平凡な刑事カン・ソンジンは、大統領直属の情報機関・国家安全企画部の室長ギュナムから呼び出しを受ける。ある事件で逮捕した男が連続殺人事件の犯人であることを告げられ、裏付け捜査への協力を命じられたソンジンは、捜査を進めていく中で、男が連続殺人事件の犯人でないことを気づいてしまう。連続殺人犯の逮捕は国民の目を欺くため、ギュナムが仕かけた完全な捏造だった。多額の報酬、足の不自由な息子の治療援助と引き換えに、ソンジンに捏造捜査の続行を命じるギュナム。その一方で、ソンジンの大親友である記者のジェシンは捜査に疑いの目を向け、国家安全企画部の陰謀を暴いていくが……。主人公の刑事役をソン・ヒョンジュ、黒幕の国家安全企画部長役をチャン・ヒョクがそれぞれ演じる。

ありふれた悪事 俳優

ありふれた悪事 写真

ありふれた悪事 Related

かづゑ的オンラインで映画を見る
かづゑ的
プロット  日本
03月02日 劇場で
No.10オンラインで映画を見る
No.10
プロット  オランダ・ベルギー合作
04月12日 劇場で
パリ・ブレスト 夢をかなえたスイーツオンラインで映画を見る
パリ・ブレスト 夢をかなえたスイーツ
プロット  フランス
03月29日 劇場で
ソウルメイトオンラインで映画を見る
ソウルメイト
プロット  韓国
02月23日 劇場で
QUEEN ROCK MONTREALオンラインで映画を見る
QUEEN ROCK MONTREAL
プロット  アメリカ
02月22日 劇場で
アイアンクローオンラインで映画を見る
アイアンクロー
プロット  アメリカ
04月05日 劇場で
毒親 ドクチンオンラインで映画を見る
毒親 ドクチン
プロット  韓国
04月06日 劇場で
コットンテールオンラインで映画を見る
コットンテール
プロット  イギリス・日本合作
03月01日 劇場で
人生って、素晴らしい Viva La Vidaオンラインで映画を見る
人生って、素晴らしい Viva La Vida
プロット  中国
04月05日 劇場で

ありふれた悪事コメント(7)

Hgsomxknpsi
Hgsomxknpsi
80年代後半までバリバリの軍事政権だったことを忘れがちだけど、30年でちゃんとエンタメにするのは偉い。あまり面白くないとしても。聾唖の妻と足の悪い息子が効いていない。きちんと描けないなら、出すなって話。韓国特有のチマチョゴリ料亭での接待がここでも出てきて、給仕の娘がなんか話に絡むのか思わせて回収できてない感じ。
Fuckiifilkctd
Fuckiifilkctd
サスペンス映画かと思ったら、ガッツリ社会派だった

1987年の韓国で、民主化を求める声が高まる中、国は犯人をねつ造してまで検挙率をあげようとし、国の強さを誇示していた

そんな中、主人公の刑事は国のねつ造に加担し、次第に泥沼へとはまり込んでいく

韓国映画を観ていて、いつも不思議に思っていたのは、
なぜ、これ程までに「汚職や賄賂が多いのか」ということ。

その謎が、この映画を観て理解できたような気がする

出世のために金を使う者と、それを受け取る者がいて
受け取る側が貧しいと
「家族のために」止むに止まれず受け取ってしまう
受け取った者は、金を払った者の命令に従い、金を使った分しっかり出世する

当時の安全企画部と警察は、その仕組みで世界を回していた

人の弱みに付け込み、うまく利用した者が出世できる

その仕組みがとても興味深かった作品だった

自分が出世するためなら、人の命を消すことさえ厭わないエリート検事をチャン・ヒョクが演じていて、その意外性が面白かった

1987年、韓国の情勢が激変していく様子を感じ取れるのも、この映画の面白さの一つだった
ppiqcbu
ppiqcbu
1980年代の韓国で国家安全企画部の陰謀に巻き込まれて行く特に能力や魅力もない刑事の話。

気付いたとはいえ何で彼がを?というところからストーリーが展開して行き作中に入り込めず最初から最後まで俯瞰でみている感じになってしまい、設定も展開も演出も、全てが大袈裟だったりチープに感じてしまった。

どんどん話が大きくなって行くけれど何で彼が?から始まっているから白々しさしか感じず冗長でところどころ苦笑もの。

テンポも良くないし長ったるく、終盤の主人公の変化も唐突で言い訳染みた感じがして自分には合わなかった。
Socpoitelt
Socpoitelt
韓国映画の悪党は、大物で有れば有るほど酷い事をして来るので胸がギュとなるけど、最後は正義が貫かれるお国柄なので平穏に観終われるます。でもスカッとする結末で無かったのが残念!
Tnncseeimemdeu
Tnncseeimemdeu
金曜夜の1本目は、今年の41本目(目標まで残り12本)。今日が公開最終日の韓国映画『ありふれた悪事』。かなりいいサスペンス映画だった。

舞台は1987年春、全斗煥政権下のソウル。大統領直接選挙へと至ることになる「6月民主抗争」の引き金となった学生拷問致死事件に着想を得たフィクション。ストーリーをかなり複数絡ませながら、わかりにくさは感じさせない、とてもよくできた脚本だった。

邦題とは異なり、原題は『普通の人(보통사람)』。
脚本中では拷問によって殺害された社会派新聞記者の口から発せられる単語であるものの、この記者のことではなく、悪事に加担させられて翻弄されることになる刑事こそが「普通の人」-- 正義感を理解する心は持ちながらも、生活に悩みも抱えていて、それゆえに誘惑に弱い、いたって普通の人であることが含意されている。

87年という時代設定のため、光化門周辺が映る1シーンでは、門の後ろに解体される前の旧朝鮮総督府庁舎(87年当時は国立中央博物館)が見えた。

巨悪たる国家安全企画部室長を演じるチャン・ヒョクの「ザ・韓流のムカつくやつ」っていう役回りの演技がとてもいい。

最終日に見ておいてよかった一作。

2017年 通算41本目