ありふれた事件
プロット
ベルギー
03月01日 2014 劇場で
ありふれた愛のストーリー
プロット
フランス・西ドイツ合作
07月05日 1991 劇場で
ありふれたファシズム 野獣たちのバラード
プロット
ソ連
10月01日 1971 劇場で
ふれあい
プロット
日本
11月02日 1974 劇場で
ありふれた愛のおはなし
プロット
フランス
07月15日 2006 劇場で
ありふれた愛に関する調査
プロット
日本
03月21日 1992 劇場で
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ありふれた悪事コメント(7)
1987年の韓国で、民主化を求める声が高まる中、国は犯人をねつ造してまで検挙率をあげようとし、国の強さを誇示していた
そんな中、主人公の刑事は国のねつ造に加担し、次第に泥沼へとはまり込んでいく
韓国映画を観ていて、いつも不思議に思っていたのは、
なぜ、これ程までに「汚職や賄賂が多いのか」ということ。
その謎が、この映画を観て理解できたような気がする
出世のために金を使う者と、それを受け取る者がいて
受け取る側が貧しいと
「家族のために」止むに止まれず受け取ってしまう
受け取った者は、金を払った者の命令に従い、金を使った分しっかり出世する
当時の安全企画部と警察は、その仕組みで世界を回していた
人の弱みに付け込み、うまく利用した者が出世できる
その仕組みがとても興味深かった作品だった
自分が出世するためなら、人の命を消すことさえ厭わないエリート検事をチャン・ヒョクが演じていて、その意外性が面白かった
1987年、韓国の情勢が激変していく様子を感じ取れるのも、この映画の面白さの一つだった
気付いたとはいえ何で彼がを?というところからストーリーが展開して行き作中に入り込めず最初から最後まで俯瞰でみている感じになってしまい、設定も展開も演出も、全てが大袈裟だったりチープに感じてしまった。
どんどん話が大きくなって行くけれど何で彼が?から始まっているから白々しさしか感じず冗長でところどころ苦笑もの。
テンポも良くないし長ったるく、終盤の主人公の変化も唐突で言い訳染みた感じがして自分には合わなかった。
舞台は1987年春、全斗煥政権下のソウル。大統領直接選挙へと至ることになる「6月民主抗争」の引き金となった学生拷問致死事件に着想を得たフィクション。ストーリーをかなり複数絡ませながら、わかりにくさは感じさせない、とてもよくできた脚本だった。
邦題とは異なり、原題は『普通の人(보통사람)』。
脚本中では拷問によって殺害された社会派新聞記者の口から発せられる単語であるものの、この記者のことではなく、悪事に加担させられて翻弄されることになる刑事こそが「普通の人」-- 正義感を理解する心は持ちながらも、生活に悩みも抱えていて、それゆえに誘惑に弱い、いたって普通の人であることが含意されている。
87年という時代設定のため、光化門周辺が映る1シーンでは、門の後ろに解体される前の旧朝鮮総督府庁舎(87年当時は国立中央博物館)が見えた。
巨悪たる国家安全企画部室長を演じるチャン・ヒョクの「ザ・韓流のムカつくやつ」っていう役回りの演技がとてもいい。
最終日に見ておいてよかった一作。
2017年 通算41本目