12モンキーズ
プロット
アメリカ
06月29日 1996 劇場で
スリー・ビジネスメン
プロット
オランダ
01月01日 1900 劇場で
スリー・キングス
プロット
アメリカ
04月08日 2000 劇場で
スリー・リバーズ
プロット
アメリカ
10月30日 1993 劇場で
スリー・フロム・ヘル
プロット
アメリカ
10月30日 2020 劇場で
スリー・オブ・ハーツ
プロット
アメリカ
04月23日 1994 劇場で
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スリー・モンキーズコメント(2)
この運転手エユップ(Yavuz Bingöl )、 は選挙を控えた政治家セルベットの罪の代わりを金のため?引き受けて(給料や身代金をもらい刑も減らしてもらう)監獄に6ヶ月入る。金の欲のために(息子の教育のため?)に始まったことが、それでは済まされず、殺人を犯すまでに発展する。伴侶ハジェル(Hatice Aslan)も?は働いているが給料は少なそう、息子のイスマル(Ahmet Rıfat Şungar)は大学に失敗したようだが、なにもやる気がなく、再度挑戦する意欲もなさそうだ。母親の忠告も聞かず、悪い道にはまって、何か犯罪を犯しているようだ? なにか金のアドバイスをもらいに伴侶はハジェルは政治家のところに行き、アドバイスだけでなく、深みにもハマる。それも、不倫に。なぜ、ここで、不倫にはしるのかと思うが、運転手の夫にはない政治家の金の力で大胆に行動できる魅力があるのかも。『なんでも相談しなよ』と甘い声をかけられて有頂天になったが、それが、全て息子に発覚し、問題が悪い方に発展していっている。
ここで、電話の待ち受けになっているトルコ語での曲だが、『あなたの奴隷になる。。。。』とかいう曲。これを待ち受けにしてる精神状態にも少し疑問を感じた。これは受け身で主体性のない女と見られても仕方がない。しかし、2008年というトルコ、モスリム 教の国での女性の立場はいまより低かったからね。政治家のような権力者の罠にはまるし、本人も罠にはまったら自主性がないから、ぬけ出し方を知らなく夢中になってしまう。政治家も部下の運転手が刑を終えて戻ってくると、つれなくあたり、もうこれっきりにしようと。燃え上がったハジェルは、全くこの歌の通り、奴隷のような精神状態になって、自分を失っていく。政治家セルベットが殺されたとわかった時の涙は果たしてどんな涙だったのだろう。疑問に思う。
ジェイラン監督の初期の作品だが、薄気味の悪い犯罪ミステリー映画のような、会話のない(見なかったし、聞かなかったし、言わなかった)家族内の葛藤の話だ。
一番苦手なシーンは息子が母親ハジェルに平手打ちを加え、エユップは精神的に虐待をするシーンだ。
私は以前にDVのクラスをとったり、このコンファレンスに行ったりして 将来 DVを受けている人の話し相手になろうと思った時期がある。この時のことが頭によぎり、後味が悪くて仕方がなかった。
ヌリ ジェイランの作品には大学入試の厳しさや、卒業しても思った仕事に就けない話がよくある。トルコの教育事情をよく表している。それに、野良猫や犬も出てくるので、人々における犬猫の存在は薄いようだ。それに加えて他のモスリム教の国より、宗教意識が少なく、宗教は伝統のような雰囲気で、苦しい時の神頼みのようにおもわせる。
イスタンブールの景色、特に内海の見えるYedikuleという街に住んでいるエユップとその家族。エユップはもう一度、監獄に入る決心をするだろうか。