恐竜が教えてくれたこと
プロット
オランダ
03月20日 2020 劇場で
イントゥ・ザ・ネイチャー 自然が教えてくれること
プロット
アメリカ
04月07日 2023 劇場で
マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと
プロット
アメリカ
03月27日 2009 劇場で
幸せのルールはママが教えてくれた
プロット
アメリカ
01月01日 1900 劇場で
あこがれ美しく燃え
プロット
スウェーデン・デンマーク合作
01月01日 1900 劇場で
ぼくの歌が聴こえたら
プロット
韓国
06月10日 2022 劇場で
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ヴィンセントが教えてくれたことコメント(20)
ヴィンセント嫌な奴さが初めは際立ってはいるが、
オリバーと仲良くなるにつれて割と良い奴に見えてきた。
ウィンセント自体も初めから嫌な奴だった訳ではなく、色んな訳があったのが分かり、それを周りも何だかんだで温く見守ってたりして嬉しかった。
最後のオリバーのスピーチで一気に流れを持っていった感じがした。
ああいうおじいちゃんに周りに1人いたら楽しいだろなぁと少しだけ思った。
借金、ギャンブル、酔っ払いのヴィンセントの隣に母子家庭の親子が引っ越してくる。
そしてヴィンセントがいじめられっ子オリバーの放課後のシッターのアルバイトをすることに。
環境が悪い事ばかりだけれど、賢いオリバーは本当は心優しい人間だとしる。
いろんな人種、生活に追われてお金はないけど、人間らしく生きる姿をサラリと描き、ブルックリンらしい映画。
ドロドロした嫌な人間が出てこない気持ちよく見れました。
主人公のヴィンセントは飲む・打つ・買うのまさしくクズ野郎だし、
少年・オリヴァーは虚弱っぽい雰囲気。
正直、典型的な構図なことは否めない。
なんだけど、キャラクターに血が通ってるというか、
ビル・マーレイ(ヴィンセント)がほんとに自然で
すげー煙たがられてるんだけど、みんな本当に嫌ってるわけじゃないっていう。
ちょうどいい塩梅の愛嬌みたいなのがすごく良かった。
そんでいろいろとヴィンセントのクズっぷりを見せつけられた後の、あの発表会。
もうそれまでダメさに向いていたベクトルが、一気に愛おしさに向かうというか
ある意味で報いられてこなかった彼の善さが、力いっぱい肯定されるというか。
まぁ要するに泣かずにはいられなかったってシーンで、すげーよかった。
いやー思いがけずずっと記憶に残るような名作に出会っちゃったなあ。
人生のどこかでボタンを掛け違えて良くない方向に墜ちて行ってしまうことってあるよね?あるある。
初めは、ヴィンセントは世間から逸脱したただの素行の悪いクソジジイなんだけど、だんだんとヴィンセントがいつも抱えている歯がゆさのようなものに共感してしまう。
「ヴィンセントが教えてくれたこと」より「オリバーが気づいてくれたこと」のような・・・
ヴィンセントは、ケンカの仕方とか、ロクなこと教えていないような・・・
ともあれ、ニコっとするような映画でした。