サムジンカンパニー1995

7.0/10
合計16件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   110分
言語   韓国語
地区   韓国
劇場で   07月09日 2021
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サムジンカンパニー1995 プロット

国際化のため激変する90年代の韓国を舞台に、大企業に勤める3人の高卒女性社員たちが、会社の不正に立ち向かっていく姿を痛快に描いたコメディドラマ。1995年、ソウル。大企業サムジン電子に勤める高卒の女性社員たちは、すぐれた実務能力を持っていても、任されるのはお茶くみや書類整理など大卒社員のサポートばかり。しかし、そんな彼女たちにもチャンスが訪れる。社の新たな方針で、TOEIC600点を超えたら「代理」という肩書を与えられることになったのだ。ステップアップのため英語の勉強に励む女性社員たち。ジャヨンもそんな女性社員のひとりだが、ある時、彼女は会社の工場から汚染水が川に流出しているのを目撃する。その証拠を会社は隠ぺいしようとしていたが、ジャヨンと同僚たちは解雇の危険も顧みず、真相解明に向けて奔走する。ジャヨン役で「グエムル
漢江の怪物」「スノーピアサー」などポン・ジュノ作品で知られるコ・アソンが主演。ジャヨンの同期ユナ役で「ハッピーログイン」のイ・ソム、シム・ボラム役に「スウィング・キッズ」のパク・ヘスが共演。監督は「花、香る歌」のイ・ジョンピル。

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サムジンカンパニー1995コメント(20)

Fhcgtlosei
Fhcgtlosei
韓国で起きた工場排水汚染問題の実話に基づくストーリーで、登場するのが大企業の「サムジン電子」と聞き、サムスン電子のことかと早合点したが、正しくは斗山グループという日本ではあまり馴染のない複合企業体を構成する「斗山電子」が1991年に起こした事件に着想を得たという。

高卒の女性社員はどれだけ能力があろうが貢献しようが昇進できず、男性社員の補助とお茶くみしかさせてもらえない職場……とまあ、韓国に限らずかつての日本企業でも当たり前のように見られた光景(今でも?)。高卒組仲良しトリオのうちの1人が、自社工場がフェノールという汚染物質を大量に川に排出しているのを目撃し、上に報告するものの、検査結果の数値をごまかして隠蔽しようとしているらしい……というわけで、3人組は解雇の危険も顧みず、素人探偵よろしく真の検査データを見つけ出し、汚染問題の真犯人は誰かを探り、さらには裏で進行中の巨大な陰謀に迫っていく。

実話ベースということで、当然健康被害者も大勢出したと思われるが、それをコメディタッチで劇映画化してしまうのが韓国映画のバイタリティーか。日本で似たような企画を立てたとしても、主要人物の1人か2人はルックスの良い人気女優を起用し、恋愛要素も適当に足して若年層の動員を狙うマイルドな作風になりそうだが、本作は色気もほぼゼロ。そのぶん、彼女たちがひどく差別的な待遇に甘んじながらも本当に会社を大切に思っていて、内部告発によって会社を正し、誇りを持てる職場にするんだという熱い思いがしっかり伝わる。隠蔽の犯人探しも、二転三転どころか、四転も五転もして陰謀につながっていく物語構成がコテコテで、それがまた韓流らしさを醸している。

男女格差の是正がなかなか進まない今の日本で、不本意な境遇にありながらもがんばっている女性たちの励みになり、また男性たちの意識改革にも一役買ってくれることを大いに期待したい快作だ。
Doearlusepp
Doearlusepp
二転三転どころか、四転五転くらいしていた気がする女子社員たちの活躍。痛快さはもちろんのこと、嫌味な課長とかおバカな常務とか、とにかく終盤になるにつれ、とらえ方が変化していく楽しさも満喫。人は見かけで判断しちゃいけないんだと改めて感じました。

実際に起こった事件(1991年の斗山電子のフェノール流出)をもとにして、グローバル化が始まった1995年の韓国の様子が忠実に描かれているのだと思います。映像からしてもフィルムっぽい処理を施してあり、ポケベルやパソコンといった細かい小道具にしても、日本と同じように懐かしく感じます。「ショムニ」っぽいというレビューも多くの方が仰ってますが、あいにく自分はドラマを見ていなかったため『エリン・ブロコビッチ』を真っ先に思い出してしまいました。

お茶くみ、書類整理、雑用・・・高卒女子というだけで不当な扱いを受ける社員たち。彼女たちは英語教育もTOEICの点数によって「代理」という肩書が与えられるというチャンスもストーリーの中核を為し、グローバル化の人材育成にぴたりと当てはまる。そして社長はアメリカ人。古くからの幹部たちは閑職へ・・・

自社工場からフェノールが流出していることが発覚し、ジャヨン=ドロシー、ユナ=ミシェル、ボラム=シルビアの3人は会社の隠蔽を暴こうとする展開。被害に遭った村人たちには和解金が支払われ、法的にはどうすることもいかないという困難に直面。同じ系列のサムジンホテルでの秘密行動にワクワクさせられるのです。

数学の天才ボラムの上司であるポン部長(キム・ジョンス)がいい味付けになってました。ボラムに対しては「楽しいと思うことを楽しめ」などと、隠れてテトリスをやっていても怒ることはない温和な上司。そして金魚のランボーというサブキャラも活かされていた。

今TOEICを受けたら何点取れるかなぁ~。ていうか、受けたことない。英検ですら受けたことがない。ただ、彼女たちのレベルはたいした事なさそうだったので、ちょっとトライしてみたくなった(多分受けない)。
Rgilnoeaen
Rgilnoeaen
ネタバレ! クリックして本文を読む
通勤のシーンで歩いてる女の人の服を観て「肩パット入ってる!」と思ったのね。その頃の時代なんだあって思った。
日本もバブルの頃はみんな肩パットが入ってた。1995年だと日本は、肩パットやめてたかな。

冒頭からシーンが面白いんだよね。コーヒーを作るシーンとか、企業内英会話学校のシーンとか。
各シーンの面白さと、そのそれぞれのシーンのつなぎのうまさで、コミカルに話を進めてくの。

韓国映画は、レベルの高いシナリオで、唸るような展開になってくんだけど、この作品は演出に目がいくの。こういうちょっと凝った映画も、もう韓国はうまいんだと思って、すごいと思ったよ。

基本線は「フェノールの調査書を改ざんしたのは誰だ?」を暴くことで進んでいって、そこから会社の危機をどう救うか? になるんだよね。ここの二転、三転はうまかった。それだけでも面白い。

最後の社長室のシーンで、会長を味方に引き入れて、社長を倒しにいくときに、制服姿の女性社員がズラッと勢揃いしてんの面白かった。普通は、ないよね。でも演出として、ここにみんないた方が面白い。

そして、社長が『この契約にNoと言える者は誰もいない』に女性社員が声を揃えて『No!』がいいね。この映画のテーマがクライマックスで出てくる。続けて英語で『一寸の虫にも五分の魂』の唱和。

脚本はやっぱりレベルが高くて、ボラムのお父さんのお葬式エピソードを入れるタイミングとか、ユナと専務の噂は専務がセクハラしてたんだと分からせるとか、さりげなくやってうまい。
状況説明のためだけに登場したのかっていうキムさんが、重要な役どころで戻ってくるのもうまい。

コミカルなシーンを楽しく観ていて、謎解き展開にハラハラして、そして女性社員が一致団結して勝利をつかみにいくカタルシス。
観て損ない。傑作で快作だよ。
Kihxpsmsgon
Kihxpsmsgon
高卒女性社員が大企業の環境破壊の不正に挑む痛快エンタメ。
観終わった後はスッキリ元気貰える作品で、エンドロールのファミコンドット絵が最後まで楽しませてくれました。
Kgshsxinpom
Kgshsxinpom
スカッとして、胸が熱くなって、感動して…!実話を基にしたフィクションだけに、結構本格的でどんでん返しも魅力的だった。

1995年、民主化により英語の価値が高まってきた時代に起きた、韓国の企業とそこで働く彼女たちの大逆転劇。学歴差別に女性差別…色濃く残る中で(今もあるけど)戦った3人の女性たち。実話が基になった話の映画化は好きなので、寧ろそれだけで観に行ったのだが、爽快かつ痛快で面白かった。『半沢直樹』っぽい大逆転に次ぐ大逆転…そして『ショムニ』のような機敏さが同居する。

何がすごいのかと言うと、本人たちの周りに囲われたアレコレをアレだのコレだのと引き出しを開けまくって、自分たちの導きたい方向へと手繰り寄せる機敏さ。
ジョヨンの意地っ張りで負けず嫌いなところに、ユナの周りを見渡す着眼点の良さ、ボラムの圧倒的な数学力など…キャラがしっかりとついた上で、会社の不正告発に奔走する。それがなんともカッコいい。それぞれの正義を全方位に振り撒くが、相手が味方になったり敵になったり…読めない展開がより作品の層を厚くする。そして、ちゃんと躍らされてまんまと「うわっ…!」となることが多かった。

3人共可愛いけどやっぱりボラムが1番可愛いかな。ちょっとマイペースだけど頼れる武器を持ったやつ。ああいうのがやっぱり出て来てくれると機能性も高くなるというか。また、3人が初め汚水の放出の事実隠蔽を住民に伝えるために立ち上がったのに、その渦が大きくなって束になってかっさらっていくような唸りが堪らない。かなり面白かった。

今も平等に働くなんて口先だけの部分は大いにあるし、告発して称賛される人なんてそんなにいないと思う。ただ、その正義を振りかざして立ち向かえる人の姿は背中を押してくれる。自分も何か貫いて頑張ろって思えた。
p.s「サムジンカンパニー」って韓国の企業だからあの企業だと思うんだけど、隠しきれてなくていいのかね?笑