名もなき歌

6.7/10
合計15件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   97分
言語   英語
書かれた   メリーナ・レオン
劇場で   07月31日 2021
この映画を見たい?
 映画を見たい    しない

50% 欲しいです,合計 108

レビュー  |  共有する 

名もなき歌 プロット

実際にあった事件をもとに、赤子を奪われた母親の悲哀と絶望や事件を追う新聞記者の苦悩と葛藤を、モノクロ&スタンダードの画面で描いたサスペンスドラマ。ペルーの女性監督メリーナ・レオンの長編デビュー作で、カンヌ映画祭監督週間で上映されたほか、アカデミー賞の国際長編映画賞に向けたペルー代表作品に選出された。1988年、政情不安に揺れる南米ペルー。貧しい生活を送る先住民の女性ヘオルヒナは妊婦に無償医療を提供する財団の存在を知り、首都リマの小さなクリニックを受診し、そこで無事に女児を出産する。しかし、直後に院外へと締め出され、生まれたばかりの娘を何者かに奪い去られてしまう。夫とともに警察や裁判所に訴えるが有権者番号を持たない夫婦の言うことは誰も取り合ってくれない。泣きながら新聞社で窮状を訴えるヘオルヒナから事情を聴いた記者のペドロは、事件を追って権力の背後に見え隠れする国際的な乳児売買組織の闇へと足を踏み入れる。

名もなき歌 俳優

名もなき歌 写真

名もなき歌 Related

ゲキ×シネ「天號星」オンラインで映画を見る
ゲキ×シネ「天號星」
プロット  日本
04月05日 劇場で
ピアノ 2 Pianos 4 Handsオンラインで映画を見る
ピアノ 2 Pianos 4 Hands
プロット  カナダ
03月22日 劇場で
ボンゴマン ジミー・クリフオンラインで映画を見る
ボンゴマン ジミー・クリフ
プロット  西ドイツ・ジャマイカ合作
03月22日 劇場で
見知らぬ人の痛みオンラインで映画を見る
見知らぬ人の痛み
プロット  日本
04月19日 劇場で
異人たちオンラインで映画を見る
異人たち
プロット  イギリス
04月19日 劇場で
コザママ♪ うたって!コザのママさん!!オンラインで映画を見る
コザママ♪ うたって!コザのママさん!!
プロット  日本
04月12日 劇場で
変な家オンラインで映画を見る
変な家
プロット  日本
03月15日 劇場で
ストリートダンサーオンラインで映画を見る
ストリートダンサー
プロット  インド
03月01日 劇場で
ゴーストバスターズ フローズン・サマーオンラインで映画を見る
ゴーストバスターズ フローズン・サマー
プロット  アメリカ
03月29日 劇場で
コットンテールオンラインで映画を見る
コットンテール
プロット  イギリス・日本合作
03月01日 劇場で
燃えるドレスを紡いでオンラインで映画を見る
燃えるドレスを紡いで
プロット  日本
03月16日 劇場で

名もなき歌コメント(14)

Ryhtctashiet
Ryhtctashiet
実話とは信じがたいようなひどい話。役者にリアリティがある。
Hntoyejiwe
Hntoyejiwe
ペルーの女性監督の長編第一作目。
一言でいうと凄い。

クライムサスペンスじゃないから間違わない様に。
先住民族の女性の乳児売買事件を軸に当時のペルーの闇を浮かび上がらせる。差別問題、同性愛、政治腐敗、貧困、殺人、、、何一つ解決しない閉塞感、、絶望してもまだなお生きなければならない人々を淡々と描いている。決してスカッとする映画ではないよ。

時々入るフォーカスの甘い暗示的な映像。
シフトレンズやデフォーカスを多用するアメリカのマット マッフアーリンというカメラマン(PVの監督もやる)の画を思い出した。そんな表現もするっとぶっ込んでくる監督のセンスがカッコよいと思う。

次回作が気になる。
zwtroh
zwtroh
This is so similar to Cuaron's Roma it's almost plagiarism (black-and-white Latin America period piece, hit-and-run pregnancy, airplanes). However the story is a bit more linear. Also there's a homosexual affair in it so that makes it more suitable as indie fare. In terms of cinematography, maybe this one takes the cake, because it does more with less. It's also shorter. There is some good music.
Tttreeeaws
Tttreeeaws
世界的なデフレ懸念がやや後退していたが、このコロナ禍を背景に、世界各国の中央銀行が一斉に金融緩和政策を実施し、このところインフレのオーバーシュートらしき状況が起きている。

欧米の金融当局は、物価高進は一時的として静観しているが、過度にインフレが高まれば、結局、経済は打撃を受けることになる。

この作品の時代のペルーは、高インフレの状態だった。

こうした高インフレには持続的に一定以上の高いインフレが続く、クロニック・インフレと、月に50%以上のインフレが発生するハイパーインフレがあると言われているが、このペルーは前者だったのだと思う。

現在のペルーは、非鉄金属を多く産出し、漁業が盛ん、輸出産業が定着し、ナスカ高原の地上絵やマチュピチュなど観光資源も注目されていて、外貨の獲得は安定的と考えられ、高成長とは言えないが、安定した経済成長は続けていて、インフレも一定程度コントロールされているように思う。

しかし、この時代はまだ低成長で、高インフレ、外貨を獲得する手段として、こうした違法な幼児の海外との売買が密かに行われていたのだろう。

また、センデロ・ルミノソについて語られる場面もあるが、南米で有名なペルー拠点の毛沢東共産思想の武装組織で、貧しい人を組織に取り込んでテロなども行っていた。

ペルーは、その後、日系のフジモリ大統領が誕生したり、パワースポット観光地としても人気があり、日本人は注目していると思うが、こうした作品で、ペルーの現代史を、数十年前はこんなことがあったのだということを少し知っておくのも、相手の国に対するリスペクトになって良いと思う。

そして、このようにして、自分達の暗い部分も、人々の葛藤の物語として残そうとする人がいることや、それを後押しする人がいるのだということも。

個人的には、モノクロは良いのだけれど、スタンダードじゃない方が良いんじゃないかと、勝手に思ったりした。
Agttpnoress
Agttpnoress
ネタバレ! クリックして本文を読む
新聞の記事になり関与していた者は捕まったが…トカゲの尻尾切り。闇は深いね。