岬のマヨイガ

7.1/10
合計23件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   105分
言語   日本語
地区   日本
書かれた   吉田玲子
劇場で   08月27日 2021
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岬のマヨイガ プロット

児童文学作家・柏葉幸子が東北の民話を盛り込みながらつづった同名ファンタジー小説をアニメーション映画化。ある事情から家を出た17歳のユイと、両親を事故で亡くしたショックで声を失った8歳のひより。それぞれ居場所を失った2人は、不思議なおばあちゃん、キワさんと出会い、岬に建つ古民家「マヨイガ」で暮らすことに。そこは“訪れた人をもてなす”という、岩手県に伝わる伝説の家だった。マヨイガとキワさんの温もりに触れ、2人の傷ついた心は次第に解きほぐされていく。そんなある日、「ふしぎっと」と呼ばれる優しい妖怪たちがキワさんを訪ねてマヨイガにやって来る。主人公ユイの声を芦田愛菜が演じる。アニメ「のんのんびより」シリーズの川面真也が監督を務め、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」シリーズの吉田玲子が脚本を担当。

岬のマヨイガ オンライントレーラープレイ

岬のマヨイガ 俳優

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岬のマヨイガコメント(20)

Ihmxnkpssog
Ihmxnkpssog
ネタバレ! クリックして本文を読む
逃れてきた避難所で出逢い暮らすことになった3人がそれぞれの事情を抱えたまま共同生活を行うことで、徐々に絆を紡ぐ物語です。
おばあちゃんの不思議な力により2人の女の子と3人が暮らし始めるのですが、ちょこちょこ出てる妖怪たちが愛嬌があって可愛い感じです。
このおばあちゃんの素性は解らないままなんだけど、ほんわかする要素と絆を紡ぐことをしっかりと描いてます。
画力と終盤のオチに若干の弱さを感じました。
Tvaneegreitinws
Tvaneegreitinws
地方を舞台にした妖怪映画。
作品としての形にはなっているのに、演出のど下手さが目立つ映画である。
映画のバランス感覚が無い人が作ったのだろう。(予算や納期のせいもあるかもしれないが)
バランス感覚の無さ、例えば絵が描けてもコマ割りが下手な漫画家志望とかもその類だろうか。結局作品は、地方の役所職員が作ったとか、映画同好会の中学生あたりがメガホンをとったようなレベルの作品である。
尚、役者はそこそこ棒読みである。役者が棒読みでもゴーサインを出すのもバランス感覚の無さが故かもしれない。これは流行らない。川には流れるが。

良い点
・昔話のところで作風を変えようとしたところ。
・色々な作品のエッセンスを取り入れようとした努力。

悪い点
・主役3人のうち1人が失語症で無言もとい無音。
・婆の表情が随時謎
・最初は悪い点をチェックしていたが、もっと全体の感覚レベルでの問題であった。
Nrrtoscdmocaeeh
Nrrtoscdmocaeeh
前情報なしで見ましたが、楽しめました。

戦いもありますけど、基本ほのぼの系です
Upssetceslacusf
Upssetceslacusf
ネタバレ! クリックして本文を読む
予備知識ゼロで鑑賞。

一応架空のお話ではあるけど、冒頭の3分で、この作品があの地震の直後を舞台(の基礎)にしている事は、容易に理解できる。制作が決まってからのロケハンではなく、震災直後の三陸沿岸を実際に歩いた製作スタッフがどれだけいたのだろう、というのが最初の印象。
あの震災の傷跡は今でもあちこちで見えるし、地元の方々からお話も伺える。立派な伝承施設もたくさん建ったので、それを訪問する事で学ぶこともできる。でも、瓦礫から舞い上がる埃の凄さや、海からかなり離れた内陸で感じる潮の匂い…そういった事柄を肌で感じていないスタッフが作品世界を描写するのは、極めて難しかったのではあるまいか。
私自身が三陸(宮古)を訪れたのはあの年の5月、作品の舞台である大槌町に入ったのは翌年7月。直後とは言えない時期でも、それは強烈な体験だった。映像を見ながら、あの時の感覚を思い出すのは、とても不思議に感じた。
追体験できない特別な景観を、背景作画はよく再現したと思う。その努力に敬意を表します。例えば、橋の欄干が津波でぐにゃりと曲がった様をきちんと作画していて、上手いなぁ。また、舞台となるマガリヤが、その立地に応じて(見た目や内装だけでなく)基礎の建築様式が違うとか、よく取材されている。

最初の1日目は、極めてゆっくりと物語が進む。ちょっとテンポが遅すぎるかもと感じるけど、ここでの丁寧な描き込みが、後で物語が大きく動く際に、登場人物の思いをしっかりと受け止めてくれる。出汁の旨味、もしくは素材の滋味が少しずつ溶け出して、互いに重なり合って一つの大きな料理(お膳)を仕上げるイメージ。最近の劇場アニメでこういう作り込みの作品はとても珍しいと感じる。正直派手さに欠けるので、合わないという人は多いかもしれない。でも、美味しいものは美味しいのです。
それに呼応するように、作中ではお料理が大きな役割を果たす。今日は疲れたからと出てくるおにぎりのなんと美味しそうなこと! 実際、縁側に座った3人が一緒にそれを頬張ることで、本作の大きなテーマである『家族のあり方』が浮かび上がってくる。最後まで観ると、その変化がちょっと上手く行き過ぎる部分はあるけれど、それでも一つの姿を示したのは、立派だと思う。
クライマックスでの大活劇(?)はどうなんだろう。物語としてもう少し穏やかな方が、作品には似合う気がする(ので減点)。でも、人の闇を食らい尽くしてほしい=一見悪役にも存在意義がある、という作り手の祈りが感じられるのも事実。すべてが終わって、その悪役をもお祀りするキワばあさんの思いが、とても深くて、唸ってしまった。ここで大活躍するひよりちゃんが、その前で御神楽の音楽から逃げ出して…という布石の打ち方が、上手いと思う。笛と弓なんて、これぞ和風スペクタクル(笑)!
結局のところ、作品は絶対的な正解あるいは解決を示さない。様々なあり方のうちの一つを示すだけ。その評価は、最初に生み出される滋味の部分を、鑑賞者がどう味わうかで変わってくると思う。この点において、本作は観る人を選ぶ。

主人公ユイ役は、一見そっけない口調を(専業声優にありがちな)媚を感じさせずに演じきって、好演。ひよりちゃんへの細やかな心遣いが、台詞のちょっとした部分で上手く表現できていて、実写での高評価も納得。面白いのは、全然演技になっていない河童の皆さんで、それがむしろ河童らしい味になっているのが作品の力。端役の座敷わらしが花を添えたのも、ぜひ心に留めたい。劇伴を控えめにした結果、静寂の場面が好印象。
作画はかなりあっさりしていて、最近主流の描画線の多さと比較すると、ちょっと物足りないのかも。ただし、細かい動きはきちんと拾い上げていて、アニメーションとしてはハイレベル。全く言葉を発しない(某作品のような唸り声すら出さない)少女をアニメで演技させるのは、こんなに難しいのかと思った。あと、キワばあさんの語りの部分で、作画が一気に変化するのが楽しい。
冒頭でも述べた通り、背景作画は驚異的な頑張りで、本作の印象の大半は、その出来栄えの良さに支えられていると感じた。大槌と遠野の空気の違いをあれだけしっかり描かれると、また行きたくなってしまう。

間接的とは言え、あの震災の直後を描いたという点で、本作は独特の地位を占めたと思う。以前NHKが放送した「想いのかけら」がどれだけ意欲的だったか、思わずにはいられない。そして、ノイタミナで放送された「東京マグニチュード8.0」がどれほど挑戦的だったか、改めて実感せずにはいられない。
ということを考えながらエンドロールを見ていたら、最後の製作委員会で「フジテレビジョン」がクレジットされていて、本当に驚いた。まさかこんなところで繋がるとは。それこそ何年ぶりかで家族の絆を目撃したかのようで、個人的には、本作でもっとも評価されるのは実はここなのかな、とか思っているのです。まさにヤラレタ。一本取られた。
kfnmrx
kfnmrx
遠野の妖怪伝承と東日本大震災をうまく掛け合わせた物語。オチは分かりやすいがそれでも楽しめた。以前遠野に旅行したことがあるけどまた行っておばあちゃんの伝承語りを聞きたくなった。