ミス・マルクス プロット

19世紀を代表する哲学者、経済学者カール・マルクスの末娘で、女性や子ども、労働者の権利向上に生涯を捧げた活動家エリノア・マルクスの激動の半生を、パンクロックに乗せて描いた伝記ドラマ。1883年、イギリス。最愛の父カールを亡くしたエリノアは、社会主義者の劇作家エドワード・エイヴリングと出会い恋に落ちる。しかし、不実なエイヴリングヘの献身的な愛は、次第に彼女の心を蝕んでいく。エリノアは時代に先駆けた女性活動家として活躍しながら、苦悩に満ちた愛と政治的信念の間で引き裂かれていく。「エンジェル」のロモーラ・ガライが主演を務め、「戦火の馬」のパトリック・ケネディがエイヴリングを演じた。2020年・第77回ベネチア国際映画祭コンペティション部門に出品され、FEDIC賞とベストサウンドトラックSTARS賞を受賞。

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ミス・マルクスコメント(10)

iiftxbm
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主人公は、資本論を書いたカール・マルクスの末娘のエリノア・マルクスで、通称はトゥッシーです。
ミス・マルクスという題名は、エリノア・マルクスが結婚せず、内縁関係のままで、自殺ということを表しています。
エリノア・マルクスは、才女だったようですが、自信過剰によりエドワードのような男性との関係を断ち切ることができなかったのではと感じました。

世界史や経済史に興味のあり、カール・マルクスを知っている女性にはお勧めできる映画です。
映画「マルクス・エンゲルス」の続編のような映画だから、映画「マルクス・エンゲルス」を鑑賞した人にもお勧めです。

登場人物は、知っていることが前提で、物語が進みます。
パンフレットには、登場人物について、詳しく書かれているので、パンフレットを購入し、読んでから、鑑賞することをお勧めします。

カール・マルクスの妻であるイェニー・マルクスは、カール・マルクスが亡くなる2年前に、亡くなっています。

長女のジェニーは、フランス人と結婚し、フランスに住んでいますが、カール・マルクスが亡くなる数か月前に、亡くなっていて、ジョニーという息子がいます。

次女のラウラは、フランス人と結婚し、フランスに住んでいて、幸せに過ごしています。

英国のロンドンに住んでいるカール・マルクスの世話をするのは、末娘のエリノア・マルクスだけということになります。

物語は、カール・マルクスが亡くなり、カール・マルクスの葬式から始まります。
エリノア・マルクスは、25歳です。
物語は、時系列に沿って進みますが、所々で、カール・マルクスが生きてた頃で、エリノア・マルクスが少女時代の話が挿入されます。

女性にとって、家族とはという何かというテーマが描かれています。
家族は女性を束縛するものなのか、守るものなのか?
女性は、男性と平等であるべきですが、平等であることで解決されるのか?
日本では、男女雇用機会均等法が1986年施行され、35年が経過しました。
男女雇用機会均等法が、日本の女性を幸福にしたのか、不幸にしたのか、
検証するべき時です。
2021年の男女平等ランキングでは、日本は153ヶ国中、第120位です。
韓国は第102位で、中国は第107位で、日本は韓国や中国以下です。
日本に住んでいる井の中の女性は、このことをどう感じているのでしょうか?

男性は働かざる得ませんが、望んで働いている人は少数派なのではないのでしょうか?
家計を管理できる専業主婦になることを望んでいる女性は、20%程度いるそうです。

労働により成果を生み出す人は貧しく、人を使うだけで成果を生み出さない人間が富を得る搾取構造は、今も変わりません。
政治家、官僚、社長、役員や中間管理職は、人を使うだけで成果を生み出さない人間で、富を得ています。

150年以上もの年月が経過していますが、「前へ」進んでいない感じがします。
だからこそ、この映画を鑑賞する価値があります。

「インターナショナル」という歌が、現代風にアレンジされて、象徴的に使用されています。
「インターナショナル」は、1871年、パリ・コミューンに参加していたウジェーヌ・ポティエが作詞し、英国に亡命し、発表されました。
Yofewslaol
Yofewslaol
最初、ちょっと難しかったです。
労働者、女性についての権利を強く訴えました。
素晴らしかったです。
ラストの歌、よかったです。
前へ進め!!!
Ipsonmxgksh
Ipsonmxgksh
オープニングから大音量、パンクロックの音楽が流れた。ヴィクトリア朝の時代の話なのにと少々違和感がありましたが、エンディングですべて理解できた。
ニュース解説の番組ではないですが「そうだったのか!」という感じで、宣伝チラシの絵柄はこの映画の本質を衝いてます。

歴史上足跡、時に爪痕を残した人というのは、「これ以上は無理」というところまで振り切った生き方をしてきたはずで、エレノアもそういう人生を歩んだのでしょう。
にもかかわらず、彼らの「続き」を担うどころか、後世の人間は(知ってか知らずかは別として)その苦闘を平気で踏みつけにする。
社会はなかなか良いほうには行かないのも当たり前のことですね。
しかしこういう歴史上の人物の生涯を知ることと並んで、現在世に出ている人の本性を見抜く力を持つことも大事だ、という認識だけは捨ててはいけないと思います。

(映画の感想)
エレノア、あーこの人だなあ、なるほどなあと思った一つは、
「ダメンズ」に惹かれてしまう女ごころの弱さは、ストーリー中盤でシュライナー女史の夫(?)に「ポイズンピル」を飲まされるところに伏線がありました。

見てゆくうちに、ニッキャレッリ監督は頭のいい人であることが分かってくる。
「エレノア・マルクスに対する捉え方は様々です。皆さんお好きに解釈してください」などと逃げていない。メッセージ性に直球の気持ちよさがあります。きっとご自身に自信があるのだと思います。

全国を巡回してロードショーしているようですので、自分の地域に来たらぜひ見ていただきたいと思いました。
子ども時代のマルクス家三姉妹も可愛いし、衣装も時代の雰囲気があって結構でした。

(雑 感)
午前中に座席予約したときは全部で5つ位しか席は埋まっていなかったですが、開演前は結構お客さんが入ってました。
見渡したところ、後頭部が光っている男性が8割超、この人達が日本の選挙時のリアルパワーなのか、全体の9割以上が前期高齢者以上とお見受けしました。
せっかくのパンクロックなのに。。。若い人「にも」見てほしい。
Pinduleflmh
Pinduleflmh
カール・マルクスの末娘で活動家の工リノア・マルクスの半生…といってもこの方存じ上げてませんでしたが。

要所要所でパンクは流れるけれど、パンクに乗せてという程でもない印象で父親の死去からの彼女の半生をみせる。

確かに賢く議論が好きな印象はあるし、思想を語る演説シーンもあるけれど、選んだ男やその関係性をみるに親の後光を浴びているだけという印象は否めず。そこに特化した話でもないしね。

だからこそのこの最後なのか、そこまではわからないけれど、矛盾とか葛藤とか、みたいなものの中で溺れてしまった人なのかなという印象を受けた。
rzxxiz
rzxxiz
ぶっ飛んだ作品で、好みは分かれると思うが、私はそこそこ楽しめました。

油断すると、演説が始まります。
忘れた頃にパンクを歌い出します。

主人公エリノアの父、カール・マルクスの『資本論』は、大資本を持つ側に、弱き持たざる者たちが搾取され虐げられる資本主義の構造を指摘するもの。
民主主義制度下の、平等と権利獲得を目指す社会主義的な、革命闘争だったわけですが。
(マルクスの社会民主主義が共産主義へと変質する前は、牧歌的かつ家族重視の在り方だったという側面も見せつつ)

娘のエリノアも子どもや女性の権利を社会に認めさせる活動家だった反面。
自らダメンズな浪費家、浮気者のエドワードに愛を搾取されていくことを選ぶ。
矛盾した自らの感情の狭間で、どんどん病んでいく。
その圧迫を表現するのが演説とパンクという、実に独特な描き方でして。

エレノアが心の奥底で望んでいたのは「家族」だったが、尽くす恋で「叶わない幻想を追う快感に酔ったのかも」と言いたかったように思ったりもして。
平等を求めながら「女」として生きたのだなと。

それにしても、物語に登場する社会主義者ってだいたい口のたつ理想主義者のくせに、退廃的なロクデナシばっかりだよねw

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