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るろうに剣心 最終章 The Beginningコメント(20)
殺陣が圧巻過ぎるのとキャストの美しさ、演技力の高さに脱帽しかないです。
佐藤健、有村架純の儚く寂しそうな佇まいがたまらなかったです。
ついに完結ですね。寂しいですが、大友監督に敬意しかありません。
第一作の前半、剣心が京都見回り組の婚約間近の武士を殺めたシーンは、良く覚えている。
”死ねない・・、大切な人がいるから・・、”
と言いながら、何度も剣心の刃を身に受けながらも、立ち向かっていった武士の姿。
そして、翌朝、亡骸に縋りつくように抱き着く和服女性の姿。
あのシーンを、このラスト作と連関させてきたとは・・。ー
<Caution! 以下、一部、内容に触れています。>
■感想(良かった点)
1.今作は第1作から4作までの大きな魅力であった谷垣アクションを、やや抑制し、剣心が”不殺の誓い”を立てる所以を、静的なトーンで描いている点。
2.特に、雪代巴(有村架純)の剣心に対する思いが変容して行く様を、有村さんが微妙な表情の変化で演じている点。
ー 有村架純さん、素敵な演技派女優さんになられていくなあ・・。ー
3.剣心の ”新たな時代を切り拓くために・・”
という大義の元、多くの佐幕派の人を殺めているが故に、心が晴れない日々を過ごす中、巴が現れ、剣心の心を解きほぐしていくシーン。
ー それには、理由があるのだが、一緒に暮らすことになり、巴は剣心の純粋な心に惹かれていったのであろう。ー
4.登場人物の所作の美しさ
・剣心の食事の仕方。
・巴の日記を背筋を伸ばして書く姿。崩し文字の美しさ・・。
5.新たな登場人物を演じた俳優さんたちの魅力
・高杉晋作を演じた、安藤政信さんを筆頭に、(もっと、映画に出て欲しい!)
桂小五郎を演じた高橋一生さん(イメージドンピシャ)、沖田総司を演じた村上虹郎など、”もっと、出演時間を長く!”と思ったが、今作は、剣心と巴の物語だから、我慢。
<雪舞う中の、辰巳との、爆風により、目が一時的に見えなくなった剣心との一騎打ち。
そして、起こってしまった悲劇。
私は、瀕死の巴が、剣心の頬の傷を”十字・・”にしたのは、
”もう、これ以上人を殺めないで・・”
という愛のメッセージだと思った・・。>
◆「るろうに剣心」全5作の映画版の魅力<簡潔に記載>
1.剣心を演じた佐藤健の常人離れした、運動神経と動きの速さ
そして、今作を観ても、第一作と変わらない動きが出来る役者としての矜持と節制。
更に言えば、静と動の使い分け方。眼で演技できる力。
凄い役者さんである・・。
2.剣心と敵対する濃すぎるキャラクター達と演者達
・香川照之の怪演も後押ししたガトリングガンを打ちまくる武田観柳
・吉川晃司の眼が凄かった人の心を意のままにする鵜堂刃衛
・短刀使いの名手、外印(綾野剛)
・全身を焼かれながら、生き延びた志々雄真実。そして、全身包帯で顔の識別すら困難であったにも関わらず、その圧倒的な”声”で演じきった藤原達也
・幼き頃、妾の子として虐待されたがゆえに、不可思議な笑みを浮かべ、片足で”トーン、トーン”と独特のリズムを取りながら繰り出す剣の速さに驚いた瀬田宗次郎を演じた神木隆之介
・亡き姉、巴の仇を取るために上海裏社会のトップに上り詰め、日本にやって来た雪代縁を演じた新田真剣佑
ー 凄い陣容とキャラクター設定であった・・。小物を入れたら、書ききれません・・。
どの、キャラクターも設定が完成されており、見事でありました・・。ー
3.剣心を見守り、時に共に戦う多くの友たち
・神谷道場を女手一つで守る神谷薫(武井咲)
・直情的おバカだが、漢気がある斬馬刀を振り回す相楽左之助(青木崇高)
ー 個人的に、好きである。ー
・医者の名家の生き残りで、一見ツンデレだが、情に厚く薫を支える高荷恵(蒼井優)
ー このキャラクター達の存在が、作品群のクォリティを支えているのは、間違いない。ー
4.剣心と、微妙な関係性を持った人たち
・元新選組三番隊隊長だった斎藤一(江口洋介)
ー 全5作品に出演。牙突のポーズが、格好良い。咥え煙草も・・。ー
・幕府の隠密御庭番衆の長、翁(田中泯:余りの技の速さに驚嘆したモノである。流石現役ダンサー&自給自足の農家。漢としての顔の凄み。憧れである。)
及び四之森蒼紫(伊勢谷友介)、巻町操(土屋太鳳)
ー 豪華だなあ・・。このキャラクターたちも、設定が絶妙だったなあ・・。ー
<動乱の幕末期を舞台にした「るろうに剣心」という”平成から令和にかけて製作された”現代邦画界に燦然と輝く作品群を製作した大友啓史監督、谷垣健治アクション監督(この人が居なければ、このシリーズは成り立っていなかったと私は思っている。)始め多くの映画制作陣の方々。
そして、佐藤健さんを筆頭に、今シリーズに出演された多くの俳優さん達に、敬意を表します。
10年もの長きに亘り、本当に楽しませて頂きました。
有難うございました。>
でも、やはりいち速く観たい感情が勝り9:30スタートで昼まで観ていました。
タイトルにも書きましたが「最後にして最初の物語」
「なぜ剣心は流浪人になり不殺(ころさず)になったのか?」
実写化作品としては文句無しの「完成」でしょうね。
ただ1つだけ気になったのは「キー・アイテム」の存在。
これは「縁」の時に初めて「雪代巴」の思いが剣心へ伝わる物だったので「THE FINAL」を鑑賞した際に剣心の気持ちが、あまりにも簡単に切り替わったので「あれ??」と思いましたが今作にて回収?されました。
作品の出来映えとしては「完成」なのですが個人的に「雪代巴(有村架純)」が、どうしても幸薄美人とは思えないところが…でも、それを持ち出したら現存で役にしっくりくる女優も思い浮かばない訳で。
心残りは「逆刃刀」に触れなかった事だけですね。
2021年現在で日本の創る最高な「時代活劇」であり集大成だと思います。
パンフレット購入だけの心積もりでしたが観賞後に「設定画集」?と「クリアファイル(剣心&巴)×2枚(別柄)」をお布施とさせていただきました。
また円盤化したら「BOX」で出そうなので、そうしたら購入しようかな?
単一円盤化なら。。。
鳥肌モンのアクション…
流石るろうに剣心!
作品ごとにアクションのレベルが上がって行く!
そして沖田とのアクションも凄かった!
レベルが高い!
今回のbeginning、ザ finalの前に撮影したらしいが佐藤健さんの役作りが凄い!
一度beginningでは体重落として撮影したらしいがザ finalでは体重戻したらしい…
何と言う役者魂!
まるでクリスチャン ベイル
時を戻そう!
抜刀歳の時の表情仕草喋り方剣を抜く仕草、緋村剣心の時とは違う仕草で流石佐藤健さんだ!って思いました。
後桂小五郎役の高橋一生さん良かった!
かっこよかった!
今回は何と言っても雪代巴役の有村架純さん!
良かった!自分原作やアニメはまだ見てないけど役にあってると思います!
原作やアニメはこれから見ます!
本当に終わりなんだなと何か寂しい気持ちになりました。これで見納めと思うと…
何回観ても面白い作品だから、又観に行こうと思います。
るろうに剣心10年間楽しませてありがとうございました!
そして監督、製作者の皆さん、佐藤健さん共に出演した役者さんお疲れ様でした!
楽しませていただきました!
Blu-ray出たら買っていっぱい見ます!