フェルメール The Greatest Exhibition アート・オン・スクリーン特別編
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01月26日 劇場で
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ごくせん THE MOVIEコメント(15)
いきなりハイジャックから始まるのは、踊る大捜査線を見ているようだった。しかも最初の約40分は普通の1時間ドラマと同じような内容だったし、黒瀬(沢村一樹)が悪者だということも大体読めてしまう。ドラマ版が面白かっただけに残念。でも普通に楽しみたいのなら十分楽しむ事はできる。
亀梨和也がバイクで颯爽と登場し、乗れよ。って言ったあのシーン。あれをスクリーンで観れただけで幸せ♡それだけw
それにしても人気若手俳優がいっぱい出演していたんだな。
ドラマでヒットしたものを映画にする場合、制作する側は特有のプレッシャーがあると思う。
「ごくせん」ももっとドラマチックに、よりセンセーショナルにしようと思えばすることは可能だったはずだ。
そこをあえて選択しなかったスタッフ。
勇気ある選択で、ドラマ派生映画の心意気を感じる。
これが最後と銘打たれたヤンクミの映画としては、最適な道だった気がする。
色々あって、ヤンクミがタンカをきって、人生とは何ぞや、何を大切にしなきゃいけないかを、こぶしを振り上げて謳い上げるのを、涙を流しながら見て、すっきりする。
ヤンクミはぶれない。
それが何より嬉しい。
不良映画だと思っている向きもあるかもしれないが、むしろ全然健全で、心の柔らかな幼稚園児にもお勧めできる。
おおげさな流血も残虐も不道徳もない。
今回卒業生代表で、悩みを抱えた竜がヤンクミの元に帰ってくる。
ラストその竜に対するヤンクミが大きい。
私もかくありたいと思った。
とにかく見終わっての爽快感は最近貴重だ。
家族で、友達同士で、子ども会で、教職員親睦会で、一人でだっていい。
あの爽快感をぜひ味わっていただきたい。
出演者では仲間由紀恵が大健闘。台詞が明晰で心に届く、コミカルな演技も手馴れた感じ。何よりすっきりと美しい。
映画初出演の亀梨和也は、時間を越えて、体型も変わっているのに違和感がない。台詞も自然で、たたずまいがクール。
数いる卒業生の中で竜に白羽の矢が立ったのは、単なる偶然ではない気がした。
躍進著しい三浦春馬も達者だ。鍛えられて場数を踏んで大きくなった。
生瀬勝久は言うまでもない。パッションを感じさせる人だ。
小栗旬、速水もこみち、成宮寛貴、小池徹平等友情出演者は少ない出ながら、しっかり人物を演じていて楽しい。彼等のファンは、ちょっとだけだからつまんないって思わないで、ぜひ見に行ってあげてほしい。