おとうと

6.6/10
合計14件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   126分
言語   日本語
地区   日本
書かれた   山田洋次
劇場で   01月30日 2010
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おとうと プロット

「十五才・学校IV」以来10年ぶりとなる山田洋次監督の現代劇で、吉永小百合と笑福亭鶴瓶が姉弟を演じる家族ドラマ。共演に蒼井優、加瀬亮。東京郊外のとある商店街で薬局を営む吟子は、夫を早くに亡くし、女手ひとつで娘の小春を育てていた。ある日、エリート医師との結婚が決まった小春の結婚式に吟子の弟・鉄郎が突然現れ、泥酔して披露宴を台無しにしてしまう。親族に責められる鉄郎をかばう吟子だったが、鉄郎の恋人だと名乗る女が借金返済を求めて吟子の薬局に現れ……。

おとうと 俳優

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おとうとコメント(20)

Xeclkeaebrnetl
Xeclkeaebrnetl
元々山田洋次監督の作品は好きなので、本作も無難に満足。
まだ日本の何処かに居るであろう温かな人情劇は、寅さんもそうだが、どうしても僕の胸に響く。

よく山田洋次監督の作品を、古臭いだの、新鮮味が無いだの、アンチ意見も多いが、昔ながらの伝統芸を作り続ける事は大事。
実際、今、松竹には、山田洋次監督のような作品を継承出来る人材は居ないし、もし山田洋次監督がお亡くなりになってしまえば、その伝統芸は途絶えてしまう。
そういった作品があるからこそ、ベストセラー小説・漫画・TVドラマの映画化が氾濫しても、今の日本映画界は何とかバランスが保たれていると思う。
なので、僕は山田洋次監督の作品は支持するし、最新作「東京家族」も楽しみだ。

本作「おとうと」は何と言っても、鶴瓶師匠の存在あってこそ!
型破りな鉄ちゃんが居て、笑わせ泣かせ、ストーリーにいいメリハリがついた。
寅さん以降、最も寅さんに近い、駄目人間なんだけど何だか憎めないヤツ、である。
gqvkrii
gqvkrii
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50を過ぎてもごくつぶしの弟と、それを想いやる姉の話。

しかしこの弟、
本当に大事な場面でお酒を1時間も我慢できないのは何なんだ。
開き直っているならともかく我慢してそれって、意味が分からない。
出来る人には出来ない人の気持ちがわからないってこと?にしても極端な…

そして、そんな弟に尽くす姉。
負い目があるからというが、贖罪ということ?それは愛なの?

身内に厄介者がいないからかもしれないが、
いまいち腑に落ちない人間模様だった。

ところで、石田ゆり子の死を看取った直後の笑顔が印象に残った。
ああいう捉え方ができるのは新しい。
ndeqpe
ndeqpe
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市川版の名作『おとうと』に捧げられた、今回の山田洋次版には、前半部分に幾つかの違和感が付き纏う。
映画の前半は、蒼井優演じる吉永小百合の娘のナレーションに沿って映画は進んで行く。
その為に、おとうとよりも寧ろ“おじさん”と言った方が相応しく、更に蒼井優以外の視点による映像もちらほら出現するのが少し気になる。
また、映画のキャストを決める決め手となったのが。先ず初めに笑福亭鶴瓶と吉永小百合による姉とおとうとが念頭に置かれているだけに。小林稔侍を含んだ3人の兄弟で笑福亭鶴瓶1人だけがコテコテな大阪弁なのは、一体どうなのだろう?
吉永小百合はやむおえないとしても、小林稔侍の役柄はもう少し関西弁が達者な役者でも、と思ったのですが…。
しかし後半に進むに従い、蒼井優のナレーションが無くなるに従って、この思いは薄らいで行く。
市川版と山田版の一番の違いとして、後半笑福亭鶴瓶が入居する《みどりのいえ》とゆうボランティア施設が登場する。
これまでにも『男はつらいよ』シリーズを通して、監督山田洋次は様々なボランティア施設や、社会の歪んだ仕組みに翻弄されて来た人達を、寅さんを通じて紹介して来た経緯が有り、この辺りは監督による“拘り”に見えた。
映画の始まり辺りは、人間関係等を除き、市川版との関係性がなかなか見いだせ無いのですが。この《みどりのいえ》の出現から、姉とおとうとによる“リボンの絆”によって、市川版との関連性がはっきりと浮き彫りになって来る。

違和感と言うか“あやふや”と言うか…そんな感覚は最後まで残るのですが、それでも山田洋次演出は…。

うまい…本当にうまい!

後半にかけての人物の収束のさせ方や、脚本に於けるファーストシーンと重なるラストシーンの纏め方等は、是非若い脚本家は参考にするべきでしょう。
但し、その既成概念をぶち破る若手こそが一番望ましいのですが…。

中盤で、個人的にお気に入りのキムラ緑子が登場。これまでで一番セリフが多かったかも知れない。これをきっかけにもっと知られて欲しい女優さんです。目指せ余貴美子(笑)

(2010年2月12日TOHOシネマズ西新井/スクリーン7)
Hisnsmkgopx
Hisnsmkgopx
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原作を読んだ時にぼろ泣きしました。
映画化されて、弟が随分長生きしていてびっくり笑
弟の存在を恥に思う人達ばかりの中で、3兄弟の真ん中の姉だけが弟を心底想っていて、いつも弟の尻拭い。
原作では兄がおらず姉と弟のみで、両親との距離感があったため、より一層絆が強く、姉が弟の心情をよくわかっていたと思います。
そこが大きな違いに感じましたが、姪の結婚までめちゃくちゃにし2代に渡り弟の存在が影響する演出が、一族の恥部感を増し、現実味が増して良かったです。
他の部分が一切ダメでも、1番温かみに敏感なのは弟で、そのお陰で、姪も素敵な再婚。初婚の夫と加瀬亮の対比が素晴らしかったです。
姉の無償の愛はとてもよくわかります。映画よりもっと深いかも?現実でも最終的にはもちろん面倒をみるんですが、姉の弟の扱い方が親切すぎて、負い目がよく表現されているとも感じましたが、若干他人行儀な違和感もありました。
あとは、おばあちゃんも一緒に暮らしているからなのか、監督が老齢だからなのか、時代の割に暮らしぶりが古びていて、気になりました。電話の子機だけ、シャープ?笑
鶴瓶と商店街のおじさん達以外は全員台詞回しが嘘くさく、台本のせいなのでしょうが、ちょっと残念でした。
Pxoiksgnhms
Pxoiksgnhms
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映画「おとうと」(山田洋次監督)から。
物語の大筋とは関係ないけれど、
やや痴呆気味の義母(加藤治子さん)に対する、
嫁(吉永小百合さん)の厳しい会話が印象的だった。
「これは大事な問題ですから、
お母さんは自分の部屋へ行っていてください」と言ってみたり
「そんなに私が邪魔なの?」「うん・・」とハッキリ言う。
役柄とはいえ、ちょっと可哀相だなぁ、と感じるほど。
弟(笑福亭鶴瓶さん)には、娘(蒼井優さん)の結婚式で
アルコールを飲みすぎて、大暴れしても、
こんな毅然な態度は、一度もみせることがないのである。
どちらが本当の彼女なんだろう・・と考えてしまった。
この二面性が、どんな意味を持つのだろうか?
結局は、わからずじまいで、ストーリーを終えた。
私にとって、やや消化不良で終わった作品である。

追記
(今年の日本アカデミー賞にノミネートされていたなんて。
私の見る目がなかったんだろうか・・とほほ) (汗)