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ボルトコメント(20)
面白い!ストーリーは単純明快でありきたりだが、個性あふれるキャラクターが、とても良い脚色になっている。特にボルトの熱血バカ(マインドコントロールされすぎ〜w)と愛嬌には、心底惚れてしまう。かわゆすぎる〜( ´艸`)
3Dも非常に効果的で、良かった。また観たいなぁ〜。
笑いと感動のバランスも絶妙!
3匹の掛け合いや発泡スチロールにビビるボルトは傑作だし、ミトンズの過去やペニーとの絆には胸打たれるものがあった。
ディズニーは「ボルト」以前にもCGアニメに挑戦していたが、「チキン・リトル」や「ルイスと未来泥棒」は正直今一つ。ピクサーやドリームワークスに差を着けられた感があったが、ピクサー体制の第1回作である本作は久々の良心作。
ピクサーとのコラボでないと魅力的な作品を作れないと思うと、少し考えてしまう所もあるが、続く「プリンセスと魔法のキス」も良かったし、現在公開中の「塔の上のラプンツェル」も面白そうだし、ディズニーがまた活気を取り戻してくれたのなら、それはそれでOK!
色々と考えさせられてくれる映画でもある。
とにかく、久しぶりに泣けた。
思い出すのは「トゥルーマン・ショー」で騙され続けた男。
今作はそれにならって「トゥルー犬・ショー」と化している。
幼いころからスタジオ内で育ち、撮影現場が真実なんだと
思い込んでいる犬のボルト。自分の飼い主役のペニーを
守るためのスーパードッグとして改造された(はずの)彼は、
自らのパワーを信じてペニーを守り続けてきたのだが…。
ある日偶然スタジオ外へ出てしまったボルトは、遠くへ
運ばれ迷子になり、自分のパワーの真実を知ることになる。
冒頭のいかにも「3Dのために作りましたっ!byラセター」
なシーンはとても迫力があったが私は2Dでも楽しめた^^;
話の作りはそれほど斬新!ではないものの、古い映画を
モチーフに(ピクサーはけっこうコレ多いですけどね)しつつ
相棒たちとの珍道中をテンポ良く描いている。
主人公(犬)ボルトを演じているのがアチラではJ・トラボルタ。
も~これ、ホント!字幕で観たかったのに何処もやってない。
佐々木蔵之介、悪くなかったですけどね。上手かったけど^^;
やっぱりこれは~字幕版で観てみたかっただけに残念…。
ペニーの自分への愛情を信じ、彼女に逢いに行こうとする
ボルトを助ける、黒猫ミトンズ(江角マキコ)と、ハムスター
ライノ(天野ひろゆき)のキャラもよく描かれており嫌味がない。
ボルトを中心に、動物の帰巣本能を巧みに見せてくれるが、
それにしても今作で、ますます人間の身勝手さを思い知る。
以前に観た「幼獣マメシバ」でも同じことが語られていたが、
今作では人間に捨てられたミトンズが、切々とボルトに語る。
…ずっと一緒だと信じていたのに、あっさり捨てられた。
人間なんて、信じちゃダメ。ここで楽しく暮らそうよ。
人間に捨てられたペットの末路をこれでもかと教えてくれる。
…君の言うことは分かる。でもね、ミトンズ。
ペニーは違うんだ。きっと僕のことを待ってるはずだから。
これはボルトだけでなく、全てのペットが信じていることで、
だから彼らは懸命に飼い主を信じて寄り添っているのだ。
もしも自分が捨て子だったら、必死に泣いて親を探すのに、
それと同じことを、どうしてペットにはやってのけるのか…。
そんなこんなで(物語とは別の立場で泣きそうになったが)
さすがのボルトは飼い主のもとへと帰り着く!ところが…。
後半の盛り上げ方も(新鮮ではないが)ジーンとくるはずだ。
最後の最後で、あのパワーを(!)使ったところには大感動。
(ディズニーもボルトの如く、事実を受け入れて復活ですねぇ)