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ウルフマンコメント(20)
映像は迫力があり、眼が離せないような感じだったが、内容が薄っぺらく感じた。
軽い感じで見るにはいい1本だと思う。
原作を観ていないので リメイクがどの程度の物かは分かりませんが、ベニチオ・デル・トロ&アンソニー・ホプキンスを揃えたのは 正解だったと思います。 アンソニー父さんは、しゃべるだけで背筋がゾクゾクするのは 『ハンニバル』のイメージが定着しているせいでしょうね。 ベニチオ息子は、顔とて好みではないのですが なぜかカッコよく見える(『チェ』の時もそうだったし)。
エミリー・ブラントが すごくキレイだったのと(エミリーのシーン&ベニチオとの絡みが少なかったのが 残念)、『マトリックス』の エージェント・スミス(今回はインスペクター)が“ちょい嫌われ役”を うまく演じてました。
特殊メイクの良さは、素人目にはよくわかりませんが “変身する場面”は今まで見たことがない感じで 興味深かったです。 でも戦うシーンは… やっぱり着ぐるみっぽかった。。
ドキドキ度で言えば、個人的に 『ヴァンヘルシング』や 『ドラキュラ(キアヌ・リーブス主演)』の方が印象がつよいので 今夜コワい夢を見ることはなさそうです・。☆
かなりグロテスクな場面があるので、苦手な方はご注意を。 あ、あと『ロード・オブ・ザ・リング』の ゴラムもいましたよ、check it out!
なんといっても、「21グラム」はよかった。
ショーン・ペン、ナオミ・ワッツ、それにデル・トロの3人の役者が
心底、登場人物になりきった・・・あの映画はすごかったね。
そのデル・トロが主役の「ウルフマン」。
たしかに映像はよかった。
中世イギリスのダークな世界、満月の夜のどんよりしたイメージ
はとてもよく表現されていたが・・・。
でも、ストーリーが、特に、その詰めがつまらない。
実に予定調和的なんだ。
第一、なぜ親子の確執が生まれたのかっていうところもない。
ただ、呪われた親子だったのか。
その親子を演じたのがデル・トロとアンソニー・ホプキンズ。
惜しいよね。このふたりなら、もっともっと深堀できたはずなんだけど。
いづれにしても、中途半端な印象はぬぐえなかったな。
残念、Bです。
時はビクトリア時代、19世紀末、満月の夜が怖い話。
ベニチオ・デル・トロ様主演ということで、ブルーレイを購入して見ました。
想像していたよりも古典的な趣が強く、クラシカルでお洒落な映像で、なかなか楽しめました。
もともと、ホラー映画が好きで、人間が人間ではないものに変身したり、人間と魔物が半分ずつのものとか、そういうのが好みなんですが、これは自分に打って付けでした!笑
ホラー映画なんだけど、ローレンスとグエンの悲恋も多少あり哀しい結末も用意されています。
また、ローレンスが「あなたと来世で会えたら何も要らない」とグエンに語りかけるところが、ぐっときてしまいます。(二人は『ボーダーライン』でも共演していました)
もちろん、CGは使っているのですが、人間の素顔を生かしているので、CGを駆使しているという感があまりなく、だからこそ狼男が身近にいそうな感じでした。アンソニー・ホプキンスの顔もかなり怖かったです。レクター博士のイメージがあるので、凄みがありました。最後の2人の格闘シーンも見応えがありますが、椅子に縛り付けられていたローレンスが狼男に変身するところが、一番の見せ場かもしれません。二足歩行じゃなくって、四つ足で走り抜けるところも怖〜い!
ただ、ベニチオ・デル・トロがイギリス人を演じていたのがちょっと自分のイメージには合わず、しかも、名前がローレンスというのも違和感がありました。ビクトリア朝の服装も男前度はアップしているものの「借りてきた猫」のように見えてしまいました。あと、狼男なんだけどチューバッカぽかったです。うなり声も。ごめんなさい! それでも、ベニチオ・デル・トロはとってもよかったです。
ラストの遠吠えはいつまでも耳に残ります。
R15にしてまで、残虐シーンも再現してる。(そうしなくても、子どもにも見られるようにした方がよかったとも思うけど)
昔通りの物語は、現在のもっと刺激的なホラーに慣れてしまった観客には退屈だったかも。
でも、最新の3DとCG技術を駆使しても、オリジナルを越えられなかった「タイタンの戦い」よりも、リメイクとしては、こちらの方が出来がよかったと思いました。