シークレット・サンシャイン プロット

夫を亡くし、生きる希望を失っていた32歳のシネは、夫の故郷の地方都市ミリャン(密陽)でピアノ教室を開いて新たなスタートを誓う。だが、ミリャンでも彼女を新たな悲劇が襲い……。監督は「ペパーミントキャンディ」「オアシス」のイ・チャンドン。主演のチョン・ドヨンが第60回カンヌ国際映画祭で主演女優賞を受賞。共演はソン・ガンホ。

シークレット・サンシャイン 俳優

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シークレット・サンシャインコメント(15)

Hisnsmkgopx
Hisnsmkgopx
見終わったあともじわじわとくる。地味だけど、丁寧に作られた作品なので力強い。ラストシーンが気に入っている。
Eebixittecd
Eebixittecd
ネタバレ! クリックして本文を読む
これは、宗教を信仰している人にこそ、見てほしい映画ではないだろうか?

最愛の息子が誘拐され、無残に殺された。それでも、この主人公は涙一つ、流すことはできない。

それは、亡き夫が浮気の果てに死んでしまっても、決して認めず、自分は愛されていた、不幸な身などであるはずがない。だからそんな夫の遺志に従って、彼の故郷で暮らすなら、より幸せになれるに違いない。そう思いこんでいた彼女にとって、仕方のないことだった。

韓国の多くの人たちは、生き辛い人生を生きている。だから夢のように美しく、どんな苦難も乗り越える切実な愛を描くドラマや映画に夢中になる。

だから、この主人公は、韓国では特別な人ではないのだろう。

人間は、どんなに強く願っても、幻想で満たされることはできない。しかし彼女は現実で涙を流すことはなくても、幻想じみた宗教の教導の場では、激しい嗚咽を叫ぶことが出来るのだ。

彼女はたちまち、「神様との恋愛」に夢中になり、自分を幸福だと思いこむ。しかし夫の裏切りとは違い、子供を失った孤独で凄惨な現実から解放されることは、決してできない。

子供を殺した犯人の娘は、どこかそんな主人公に似ている。逃れられない理不尽な苦痛にさいなまれて生きている。そんな姿を垣間見た彼女は決意する。犯人を自分が許すことができれば、この苦痛から逃れることが出来るのではないかと。

しかし犯人は、自分が許さなくとも、信仰によって既に許され、穏やかな日常を生きていた。

自分だけのものだと思っていた幻想が、他者のものでもあったと知ったときの憤り。信仰など、神の愛など嘘だと叫び続けたその果てに待っていたのは、生きたいと思う自分の人生も嘘だという当然の結論だった。しかし幻想に慣れた彼女がそんな苦痛を受け入れられるはずもない。

助けを求め生き延びた彼女。やがて精神病院から退院する日を迎える。

そんな彼女にずっと振り回され続けてきたこの『蜜陽』という町に住む男の車には十字架がかけられている。男は言う、「最初は彼女の為にと通っていたけれど、今じゃ教会に行かないとなんだか寂しいんですよ」

相変わらず男にそっけなく、わがままに美容院に行きたいと言う彼女。そこで待っていたのは、犯人の娘。学校もやめ、少年院で覚えた理髪の腕一つで社会に受け入れられて生きていた。

よりによって退院の日に、これを見せられる。天を睨むしかない主人公。

町にもどれば、彼女の善意の助言を変わり者の世迷言のようにしか見なかった洋服店の店主が、助言通りにしたら、言う通りだった、ぜひお礼をしたい、と声をかけてくる。

得体のしれない天のまなざしが気に入らず美容院を飛び出した主人公は、仕方なく自宅で髪を切る。追ってきた男は、笑いながら気恥ずかしく鏡を持って、その手伝いをする。

切り取られた髪の毛は、風にあおられ、温かい日差しの中に吹き寄せられていく。

あーぁ、だから嫌なんだよ、宗教って~、笑。月並みに、そう思うだけだろうか?

もし彼女が神様への恋愛を知らなかったなら、どうだったろうか?犯人を許せたろうか?その娘の苦しみに気付けたろうか?自分自身がウソだらけの生き方をしていることに気付けたろうか?彼女に付きまとう男は、彼女の身勝手やわがままに愛想をつかさずにいられただろうか?町の人たちは狂人同然だった彼女に素直に感謝出来ただろうか?

『幻想』というものは、人間にとって単なる絵空事ではない。

本当に美しい心を持っているから、幻想というものは生まれてくる。ただ現実の中で、その美しい心を実らせることができないだけだ。

彼女は曲がりなりにも神を信じている。信じざるを得ないほど、その心が美しいからだとも言える。

だから本当はすべてわかっているのかもしれない。現実に汚された心を、神様は苦労して洗い清め、それでも笑って生きていけるように、心を砕いていてくれるのだと。

そう、思うのと、思わないのとでは、180度、風景が違う。

ラストシーン。薄汚い、ホースと、洗濯板と、空の洗剤と、濡れた赤土。

そんなものに温かく、力強く降り注ぐ日差しに、心を動かされたかどうかで、この映画を観た価値は決まる。

韓国の映画は俗っぽくて、軽薄で汚い。そんな美しくは無い物に、日本人は容易に心を動かされたりはしないかもしれない。だが、ここには誰かを守りたいという、偽りのない愛、そして人間らしい温かいまなざしがあることを、見逃さないでほしい。
Spgnkxsmoih
Spgnkxsmoih
好評だったので、鑑賞しました。
ん…期待外れ 宗教に救われ 宗教に泣かされ追い詰められ 神様は平等なんだなぁ と納得ができず 感情移入はできなかった作品
Nsgphosimkx
Nsgphosimkx
イ・チャンドン監督の作品は強烈だったオアシスしか観たことないが、
オアシス同様にグヮン、グヮンと揺さぶられた。

事故で夫を亡くしたシネ(チョン・ドヨン)は夫の故郷で再出発するために、
息子ジュン(ソン・ジョンヨブ)と
ソウルからミリャン(密陽)へ引越しをする途中に、
車が故障してしまいレッカー車を呼ぼうとしていると、
自動車修理工場を営んでいるジョン・チャン(ソン・ガンホ)がやってくる。
彼は親切にしてくれ、街についてからも世話をやいてくれ、
ピアノ教室も開き、順調そうな生活を送っていたが、ある時息子が・・・。

息子が、シネが車から降りるシーン。
息子が父親のイビキを真似し、そんな息子を真似するシネ、などなど、
つまんない作品だと終盤になると覚えてないことも多いような僕が、
序盤の印象的でもないようなシーンが物語が進むと、
無駄のなかったシーンの連続だったということが分かり、蘇ってきて、
残酷に人間の本質を描いているようで、それでいて美しく、
恐さすら感じてしまう。

絶望の淵に立ち、壊れてしまうシネ。
何も出来ずに傍にいるジョン・チャン。

序盤から自分を作っている様な主人公のシネも、
優しくしてくれるジョン・チャンをはじめとしたミリャンの人々も、
少しずつ何か気持ち悪いというか、観てて居心地が悪い。
普通なようで気持ち悪いようで、どこか変な感じを漂わせている。
それは何かあると思って観ているからか、
現代の居心地の悪さか、シネの居心地の悪さが出ているのか。

中盤で宗教に救いを求め表情が変わっていくシネにも、
そんなことじゃないんだろうなと、何を描こうとしているのか、
イ・チャンドン監督の作品を知っていると、身構えつつ観ていると、
あるきっかけでまた壊れていく。

はじめは薦められた宗教の勧誘をこばんだシネが神を信じ、愛し、
癒されていく先にあるものは、赦そうとする気持ち。

しかし、発せられた言葉に、絶望感を味わい、また壊れていく。

赦すとはどういうことなのか、シネは神ではない。神は平等なのである。

空を睨んでシネは神を罵倒し、もがき苦しみ、光を求める。
そして、冒頭では空を見つめていたカメラも、
その空から降り注ぐ光を追い求めていたように、ラストで着地する。

何を信じて、何に救いを求めればいいのか、
矛盾を感じた時どうすればいいのか。
おかしいと思ってしまう赦しを提示し、
複雑になりすぎているような世の中で、何をあなたは信じますかと、
監督に問われているようである。

最初は下心から優しくし、近づいたかもしれないジョン・チャンが、
シネに特にこれということもなく寄り添っている姿は、
存在感を消し去ったように演じるソン・ガンホがただ傍にいることが、
平凡の男でもいてくれているだけで、救われているように感じる。
あなたの幸福とはこんなことではないですかと、優しさを感じさせ、
ぐるりのこと のリリー・フランキーも想起させるようで、
誰かに寄り添い、寄り添って貰いたいと思い、
時代が求めているのはこんな男なのかもしれないと思う。
ぐるりのこと のラストのセリフを思い出す。

デリケートな内容で、人間の残酷さだけでなく、
やさしい温かさを描くイ・チャンドン監督の思いをしっかりと受け止めて、
全身で喜怒哀楽を表現し、カンヌ国際映画祭で主演女優賞を獲得したという
チャン・ドヨンの素晴らしい演技に圧倒され、
抑えた演技で見守ってくれるソン・ガンホに惚れる。
Yfliloghvte
Yfliloghvte
話は長くて重いが、折々に意味が吹き込まれていて、文学的でもあり、観賞後に反芻して考えさせてくれる。宗教に踏み込んだ話であるが、宗教観というよりも人生観を語っているように思う。主人公が戸惑う面会シーンは三者の演技が交錯する見事な出来映え。ラストは、多幸感溢れる美しい絵画のようでもある。

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