50% 欲しいです,合計 169
レビュー | 共有する
彼女と彼女の猫 プロット 日本 01月01日 2001 劇場で
彼女のそばで プロット イスラエル 01月01日 1900 劇場で
彼女と彼(1963) プロット 日本 10月18日 1963 劇場で
彼と彼女の第2章 プロット アメリカ 09月02日 1995 劇場で
彼女の彼は、彼女 プロット フランス 07月06日 1996 劇場で
恋する男と彼の彼女 プロット スウェーデン 01月01日 1900 劇場で
ラースと、その彼女コメント(20)
ハッキリ言って、男の夢の具現化したものである。
他人との交流を疎ましく思うと、ヒト以外の何かに依存するのは、
人形だけじゃなくてペットとかも同じであると思う。
ラブドールをみんなに紹介するラースの気持ちは、
「ウチの‘子’かわいいでしょ」と犬や猫を見せる心理に近いと思う。
一般的なペットが、ラースにとってはビアンカだっただけ。
男の夢の具現化を純粋に愛するラースを、
周りが認めていく姿がじんわり滲みてくる。
ラースは他人から観れば変わっている、
でも私たちの弟だから一緒に暮らしたい、
その思いを、夫ガスとともに町の人々に伝え理解を得ていく。
ラースを密かに好きだったマーゴもビアンカを彼女と認め、
その上でラースと付き合う姿も素敵である。
元々ラースが生まれた時に母が死に、
それ故か否か、ラースは町の人々に愛されていた。
そのラースの姿を変えようとするのではなく、
認めて信じてあげることを勧めたバーマン医師が、
この話でのキーマンになる。
「ビアンカが重病だ」(ラース)
「彼が決めているのよ」(バーマン)
重病なのはラースであると言いたかったのか。
重病になる前からその兆候はあって、「秘密のデート」で一気に“発症”した。
その病を経て、ラースがどうなっていくか、
ラストは少し嬉しくなった。
是枝監督作、「空気人形」とセットで観てください。
アメリカだからあり得そうな町の人の暖かさ。
登場人物で良かったのは、さみしすぎて自分の名前の綴りを忘れてしまう名医。
ビアンカの意識がないと言い出すタイミングがひどい。完全に自分の都合だけで生きてる主人公という感じがする。マーゴ役演技上手い。
終わりまで見て期待したほどではなかったというか想定内エンド。
悪い言い方かもしれないけど、
人形なのに、最後には本当の人間だと思って観ていました。
ラストも良くて、心温まる映画でした。