ペット・ショップ・ボーイズ・ドリームワールド THE GREATEST HITS LIVE AT THE ROYAL ARENA COPENHAGEN
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02月02日 劇場で
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02月02日 劇場で
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01月19日 劇場で
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ミストコメント(20)
変態ドSホラー。2時間余の長尺でじわじわといたぶるような残虐シーンにじっと耐えた挙句、あのラスト、後味の悪さは映画史上最悪と言ってもいいだろう。
巨大化した昆虫ものはクリーチャー映画の古典、軍の関与かと匂わせるから生物兵器の産物かと思ったら異次元の扉を開けたと言う茶番SF。バグスパニックだけなら単なるB級ホラーだが人間の本性剥き出しの方がもっと怖いと足し算したのでちょっとは意味深。
自身の不運を何かのせいにしたがる狂信的な振る舞いはかっての魔女狩りの再来だ、自己中の弁護士や役立たずの腰抜け軍人、多少ましなのはスーパーの副店長、よくもこれだけ残念な人達のステレオタイプを集めたものだと感心もする。
随分前に観ていたが酷さが風化、午後ロードでやっていたので性懲りもなくまた観てしまった、とほほ。
同ジャンルの中では群を抜いて面白い。
他者のレビューを見ると、
「後味が悪くて面白くなかった」
「軍隊あーだこーだで設定に無理がある」
なぜそういう感想になるのか全くわからない。
SFホラー、スリラーに分類される映画だと、私は認識しているが何故そこに現実の軍事力が介入するのか。どういう環境で育ったらそんなつまらない感性を持ってしまうのかとても不思議だ。
本作はスーパーを舞台にし、日常に溶け込んでいる。
そこに、人を食べる得体の知れない怪物が襲い掛かってくるのだから、私は常に焦燥感を持っていた。
絶望を感じられる映画は数多く存在するが、奇跡の連続でバッドエンドを回避する映画が多いと感じている。野暮だが、もしも現実で似通ったことが起きたら絶対にバッドエンドを避けられない場面でもだ。
ラストシーンで、もしも銃弾が5発残っていれば。
もしも軍ではなく、怪物が襲ってきていれば最大のバッドエンドは避けられたはずだ。
集団自決をするのがあと2,3分遅かったらハッピーエンドにもできたはずだ。
ただ、監督はそれをしなかった。
銃弾を4発残すことを選択し、怪物ではなく軍隊を選択した。
その結果、SFホラーの中では珍しくメッセージ性の強い映画になっている。
物語の結末は自分の選択で決まる。
濃い霧の中にいる触手に怯えながらお店に閉じこもる中、宗教狂信者の女性が場を乱したり、拳銃が出てきたり、日本ではまぁないだろうと思う展開が面白い。逆に日本人の私からしたらみんなの行動が理解できなさすぎて、主人公の行動も含めイライラする場面がかなり多かったです。。
信者の女性が殺された時はちょっとスカッとしてしまいました。
最後は主人公が自分以外を拳銃で打った後、霧が晴れ軍の助けが来るという衝撃の結末。個人的には余韻が残る好きな結末でした。
“tentacle”って“触手”という意味だったのか。と、高校時代に“テンタ”とあだ名された友人を思い出してしまいました。序盤から凄い怪獣(といっても触手だけ)が登場するものだから、息切れするんじゃないかと心配しつつも、怪獣のみならず群集心理を巧みに描いた内容に圧倒されるのです。巨大タコのパニック・・・になると思っていたけど、タコのみならず、巨大生物が次から次へと・・・
『クローバーフィールド』と同じく、霧の中には何がいるのかわからない期待と恐怖。それに、終始一般市民の目線で描かれるところにも共通点がありました。しかしこの『ミスト』では、とにかく生き残るために奮闘するという典型的な展開以外に、一人の狂信的な女性のためにスーパーマーケットに閉じ込められた人々が洗脳され、人為的二次災害とも言うべき精神パニックが描かれています。ひょっとすると、こちらの方が怖いかも・・・
この狂信的女性カーモディをマーシャ・ゲイ・ハーデンが好演。たまたま予言したことが当たったものだから、自ら神と交流できる預言者と称し、霧の中の何かに生贄を捧げることまで主張する。パニックに陥った人々が彼女に傾倒していく光景は社会の縮図を見ているかのようです。実際に窮地に立たされ希望を失くしたら、神にすがりたくなるかもなぁ・・・
巨大クリーチャーの恐怖と群集心理の恐ろしさを味わいつつ、銃を持ってる人が少ないことに安堵し、意外な人物が活躍することに興奮する。そして生きるためのわずかな希望を“霧からの脱出”に賭ける人たちに祈りをこめる。もう少しだ。頑張れ・・・そして、観客をも異世界へと運んでくれるかのようにラストドライブにおけるBGMが心地よく、我々はデヴィッド(トーマス・ジェーン)に運命を託すようになるのです・・・あ、ダイダラボッチだ・・・違う・・・
スティーヴン・キングの原作とは全く違うという衝撃のラストシーン。賛否両論ともなりそうな結末でしたが、個人的にはこの無常感に1ポイントアップ。希望と絶望は紙一重なんだと、何やら教訓めいてもいて、『ロミオとジュリエット』くらい後世に語り継がれそうな悲劇でありました。
【2008年5月映画館にて】
2度目の視聴。友人の一言だけで評価がガラッと変わったのでレビューしてみる。
1度目はラストシーンの衝撃で胸糞悪い映画という印象しか残らなかったが、今回視聴後に友人が「結局、奴ら大した事なかったって事やん?」と発言した事でこの映画の全てに納得できた。
大袈裟に言えば、ほんの一部の地域にヤバい生物が少し現れただけで、簡単に対処できる問題だったのに、霧に包まれたせいで世界滅亡レベルの事が起こってると思い込まされてた、って話であって、もう少し待てば全員助かった?とか、あの謎の生物は何?とかは大きい問題じゃなくて、この構図の面白さがメインか。
と勝手に納得して、「よくできてるなぁ」なんて1度目とは全然違う感想持った、気持ちのいい体験ができた1日になった。