ぼくの瞳の光

6.1/10
合計11件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   120分
言語   まだ情報はありません
地区   イタリア
劇場で   06月19日 2004
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ぼくの瞳の光 プロット

若く生真面目なハイヤーの運転手と、心を閉ざした食料品店の女とその小さな娘をめぐって描かれる孤独と心のふれあいを寓話タッチで描く。主演のルイジ・ロ・カーショとサンドラ・チェッカレッリは、2001年のヴェネチア国際映画祭で男優賞と女優賞を揃って受賞。監督は「青春の形見」のジュゼッペ・ピッチョーニ。

ぼくの瞳の光 俳優

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ぼくの瞳の光コメント(1)

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Psxhnomigsk
タクシー運転手が主人公の映画は意外と多いが、ちょっと変わっているのは、高級車ベンツのハイヤーであり、かなり自由がきく点であろうか・・・。

主人公アントニオはSF小説が大好き。自分の回りの出来事でさえ、全て小説の中に溶け込ませようとしている。基本は、田舎からローマに出てきた境遇を「地球人が異星人として宇宙で活躍する」ことに置き換えてナレーションを入れている。一人の女性に出会い、一途に好きになっていく様はロバート・デ・ニーロの『タクシー・ドライバー』に共通するところだろうか、マリアとは一度だけ関係を持つが、好かれていないところは似ているかもしれない。

この映画は、ローマでの移民問題や経済的弱者の社会問題も取り入れて、どちらかというと不器用な生き方をしている人間の物語だ。娘リーザと二人暮ししているマリアも男女の関係は苦手そうだし、借金取りのサヴェーリオだって悪人になれない高利貸しのようだ。ハイヤー会社の上司である男も、解雇するに足る不審な行動をとる主人公アントニオを解雇できずにいる。したがって、悪い人間はほとんど登場しない映画なのだが、大きな展開もない。

そんな中、アントニオがリーザに語ってあげる身の上話の“旅人”は良かった。実の父親より父親らしかった旅人に対して憧れを抱き、結局は自分自身も同じ道を歩もうとするストーリーは素晴らしいのだが、SF小説とは繋がりがない点が残念だった。。。