FBI特別捜査官の女性が、次々と被害者自身に成りすましながら生きていく連続殺人犯を追うサスペンス。監督はこれが日本初公開作となるD・J・カルーソー。原作はマイケル・パイの小説『人生を盗む男』。撮影は「バッドボーイズ2バッド」のアミーア・モークリー。音楽は「めぐりあう時間たち」のフィリップ・グラス。編集は「運命の女」のアン・V・コーツ。衣裳は「トータル・フィアーズ」のマリー=シルヴィー・デヴォー。出演は「すべては愛のために」のアンジェリーナ・ジョリー、「トレーニング
デイ」のイーサン・ホーク、「フォーン・ブース」のキーファー・サザーランド、「マイ・ハート、マイ・ラブ」のジーナ・ローランズ、「S.W.A.T.」のオリヴィエ・マルティネス、「パトリオット」のチェッキー・ケイリオ、「略奪者」のジャン=ユーグ・アングラードほか。
テイキング・ライブスコメント(15)
エンディングちょい前まで全然気が付かなかった。
想像できる犯人におまけのオチもイケてない。もう見なくていいね。
総合65点 ( ストーリー:60点|キャスト:75点|演出:75点|ビジュアル:75点|音楽:65点 )
少年が旅をする青春ものなのかと思って何の知識もないままに観ていると、タイヤ交換をする車の傍で突然の出来事に驚かされる。実際は「羊たちの沈黙」のように、FBI捜査官が最新の科学捜査で人格障害の連続殺人犯を追いかける話だった。他人を躊躇いも無く殺しすことが出来る、いやむしろ殺さないと生きられない異常者を取り上げる。そして他人に成りすまし他人の人生を使い捨てにしながら生活するという設定も面白かった。
だが後半からはどうにも緩い話になる。何故コスタは自分を脅す男を自分で始末出来ないのか。警察に関わると自分の身分が暴かれるかもしれないのに、何故彼はここで急に警察にわざわざ接近するのか。実はコスタが真犯人ではないかと途中から疑っていたが、そう確信するにはこの部分に疑問が残っていたし、結局それは最後まで理由は示されなかった。最後の罠も時間をかけすぎというかのんびりしていて、そのうえいざというときには応援もないままに女一人で戦わせるというのも無理がある。異常犯罪という最初の期待から一転して、最後には甘ったるい恋愛を軸にした色々と不満の残る話になってしまった。
犯人もオチも予想通りでふ〜ん
が、少し中だるみ的で後半は盛り上がりに欠けた気がします。
もう少し、悪人してほしかったですね。
ラストの展開のどんでん返しが面白かったです。
とにかくアンジーが魅力的でした。