オアシス

7.4/10
合計18件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   133分
言語   韓国語
地区   韓国
書かれた   イ・チャンドン
劇場で   03月15日 2019
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オアシス プロット

「ペパーミント・キャンディー」のイ・チャンドン監督が、社会に適応できない青年と脳性麻痺の女性の愛の行方を描き、第59回ベネチア国際映画祭で監督賞などを受賞した恋愛ドラマ。ひき逃げ死亡事故で服役し刑務所から出たばかりの青年ジョンドゥは、家族の元へ戻るが迷惑がられてしまう。ある日、被害者家族のアパートを訪れた彼は、寂しげな部屋にひとり取り残された被害者の娘コンジュと出会う。重度の脳性麻痺を持つ彼女は、部屋の中で空想の世界に生きていた。互いに惹かれ合い、純粋な愛を育んでいくジョンドゥとコンジュだったが……。「ペパーミント・キャンディー」でも共演したソル・ギョングとムン・ソリがジョンドゥとコンジュをそれぞれ演じた。2019年3月、イ・チャンドン監督の「バーニング
劇場版」公開にあわせて、HDデジタルリマスター版が日本初公開。

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オアシスコメント(20)

Ksxgopmnish
Ksxgopmnish
ネタバレ! クリックして本文を読む
障害のない健常者としての姿が現れるいくつかのシーンは、自分自身にある憧れが顕在化したものだとしたら、それはなにも障害のあるなしに関わらず、おれもおんなじだ!と感じた。電車で目の前にカップルが座って仲良くしてたりしたら、憧れの目で見ちゃうし、おれもあんな風にカッコよく振る舞えたらなーってクラスの人気者見て思ったりしたし。それと本質的には同じだと感じた。

最後の木とラジオのシーンは本当良かったけど、壁に木の影が揺れてるのが怖いってゆうのがずっとあったから、ラストは、そこに必死に木を切る男の影が写ったりしても良かったのかなーって思った。「ONE PIECE」の空島のラストみたいに。

印象的で好きなショットはバーニングの方が多かったけど、ロミオとジュリエット的な恋愛映画で初めてちゃんと切なく感じられたくらいに、ストーリーが好き。
zwtroh
zwtroh
主演2人が驚異的な演技を見せてくれた。
ジョンドゥは落ち着きもなく、何をしでかすか分からない、実際クズな行為をするし、イラっとする。しかし、観ていると次第に彼のただただひたむきな純粋さに惹きつけられてしまう。
コンジュは脳の病に犯されていて、空想の世界に浸っている。そんな彼女がジョンドゥと心を通わせていき、空想の世界で健常者としてジョンドゥと接するシーンには本当に胸が熱くなったし、普段とのギャップと役者の表現力には本当に驚かされた。

2人が周りに好奇や冷たい目で見られるシーンが多々ある。だけどそんなものは関係ない。社会に適応できなくても、周りになんと言われようとも関係ない、純粋な2人だけの世界、純愛にはグッとくるものがあった。
Ihmstoaened
Ihmstoaened
やっとアマプラで観れました!

ソルギョングの演技が素晴らしいこと!
いや〜圧倒されっぱなしです

内容は凄く重く、でも少しホッコリもし、ちゃんと社会情勢、男女、差別、格差…等など盛り込まれてます

冒頭に出てきた
豆腐屋のおじちゃん
「坊主頭でちょっと風変わりな青年」
と悟っていても
優しい人もいるんだと
温かさを感じました

一般的にみて
理解しがたい感情や常識
その2人にしかわからない思い
もう胸がつまります

交通事故は
義兄が起こしたこと
なのに
何もする事ない
いつもフラフラしてる
ボンクラなジョンドゥが
罪を被る

けど一度たりとも
逆恨みをしたり
恩着せがましい事も
言わない

そんな純粋な青年

でも純粋はモロく
壊れやすい

ラストシーン、2人の想いが届いた!

僕が居なくなっても木の影で怖がらないようにと
身を張って相手のことを守れるか?

そんな不器用さや純粋さが泣けてくる
Shttwhaouc
Shttwhaouc
ネタバレ! クリックして本文を読む
日本では2004年に初公開されたイ・チャンドン監督の「オアシス」(2002)は、恋愛映画の概念を覆すような、詩的でありながら破壊力を持った作品です。ソル・ギョングが演じる社会に適応できない青年と、ムン・ソリが演じる脳性麻痺の女性の極限の純愛を描き、第59回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(最優秀監督賞)、ソリがマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞しました。

主演ふたりの演技には驚愕します。ギョングが演じる刑務所から出所したばかりの青年ジョンドゥは、落ち着きがなく、周囲をイラつかせ、29歳ながら子供のように無邪気で、家族からも煙たがられてしまう。ソリが演じる脳性麻痺のコンジュは、白いハトや蝶々が飛んでいるように見える部屋で、壁にかけられた異国の絵を眺め、ラジオを聴いてひとり夢想する日々。

そんな社会から厄介者扱いされていた二人が出会い、彼らなりの愛を育んでいく姿に心打たれます。ギョングもソリもこの難役を「演じる」のではなく、「生きている」ようにしか見えません。チャンドン監督の名作「ペパーミント・キャンディー」(1999)でも共演していますが、同じ役者だとは気づかないくらいです。

そして、脚本も手掛けているチャンドン監督の演出には唸らされます。障がい者を扱ったデリケートな物語ですが、二人の純愛を極限まで描き切ることで、映画的なファンタジー、もしくはコメディの領域にまで高めてしまうのです。車椅子の上で自由に動けずにいたコンジュを映していたカメラがパンしてジョンドゥを映していると、コンジュが健常者の姿になってフレームインし、普通のカップルのようにじゃれ合うシーンなどは秀逸。現実と幻想の境界線を軽やかに越え、交じり合わせてしまう映画表現には胸が熱くなり、改めて映画の力を感じることができます。
lklcvuw
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障碍者どうしの恋愛にとって最も大きな「障害」は、支えるべき周囲の健常者との壁の高さなのかもしれない。

二人の純愛と性愛は、形は違えど健常者とのそれと何ら違いはなく、むしろ「そんなことあるはずがない」という健常者の決めつけによって起きる悲劇が切ない。

韓国映画はレベル高すぎ。
こういうのをなぜ日本でできないのか?