コッチおじさん
プロット
アメリカ
05月27日 1972 劇場で
お嬢さん
プロット
韓国
03月03日 2017 劇場で
パティシエさんとお嬢さん
プロット
日本
05月06日 2022 劇場で
おじさんに気をつけろ!
プロット
アメリカ
01月01日 1900 劇場で
お嬢さん(1961)
プロット
日本
02月15日 1961 劇場で
お天気お姉さん
プロット
日本
09月21日 1996 劇場で
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バティニョールおじさんコメント(4)
それがこの「バティニョールおじさん」
第二次世界大戦でフランスがドイツの支配下に入ってしまった頃
あるユダヤ人の少年と彼を匿(かくま)ったおじさんの物語り。
この二人の掛け合いが漫才のように冴えていて、
この時代の鬱蒼とした雰囲気を吹き飛ばしてくれるのです。
おじさんにとって少年は不憫ではあるのですが、
とても厄介な存在なのであり、
最初は別に正義感から匿ったわけではない。
どちらかといえばしぶしぶ行きがかり上での事。
それって,当然ですよね。
この時代に、ユダヤ人を匿うことになってしまったのですから。
その上、彼の従妹たち2名も加わり、
おじさんはだんだん大変になってしまうのです。
そして、彼らを匿っているうちの、
おじさんはとうとう殺人まで犯してしまい、
やもうえず、スイスへ送り届ける羽目になってしまいます。
おじさんをそんな目にしてしまった、少年は不憫であり
賢い反面 こざかしい一面も持ち、
次々に厄介な事件を持ち込んできてしまいます。
国境沿いの町迄たどり着いた時
親切な一家に出合ったのは良かったのですが、
彼の不用意な言葉の為に
警察ともめてあわやというシーンが。
ほのぼのとした雰囲気の中に
物語はハラハラドキドキの連続です。
しかしそれこそが、この監督の狙いであり、
その厄介事の克服をしてみせる際に、
おじさんの本当の正義感が伝わってくるのです。
なお、主演のジェラール・ジュニョが監督も努めた作品です。
ユダヤ人密告をする人がいる一方、体を張って子供達を助けるおじさんは、人間の善とほっとけない精神を象徴しています。
暗くなりがちなテーマをコメディタッチに描いているので、ほのぼのとした気持ちになりました。
後半からはバティニョールとシモンの嘘つき合戦(?)が絶妙で、ハラハラさせられました。主人公のこどもに対する愛情が上手く描かれていて好感が持てます。