アフガニスタンのソビエト軍最強師団に捕えられた友人を助けるために戦う男ランボーを描く、シリーズ第3作。製作総指揮はマリオ・カサールとアンドリュー・ヴァイナ、製作はバズ・フェイシャンズ。監督はピーター・マクドナルド。原案・脚本・主演は「オーバー・ザ・トップ」のシルヴェスター・スタローン。原作はデイヴィッド・マレル、共同脚本はシェルドン・レティック、撮影は「フェーム」のジョン・スタニアー、プロダクション・デザイナーはビル・ケニー、音楽は「インナー・スペース」のジェリー・ゴールドスミス、衣装はリチャード・ラモット、SFXはトーマス・フィッシャー、スタント・コーディネイターはヴィク・アームストロングが担当。出演はほかに「ランボー
怒りの脱出」のリチャード・クレンナ、「太陽の帝国」のマーク・ド・ジョング、「ロボコップ」のカートウッド・スミスなど。
ランボー3 怒りのアフガンコメント(20)
相変わらず、ランボーの心の苦悩を知りつつ戦争へと誘うサイコパス大佐。
ランボーに平穏を与えてやってくれ。
しかし大佐もいつもは見てるだけだが今回は一応活躍するのね。
ラスト、絶対絶命シーンからの味方登場シーンはベタな展開だが素晴らしい。
2での形見のペンダント、気になってよく見たら違う、あんな大きくないよな?って一瞬思ったけど大事にしてたから形見のペンダントだよね?
そういうところは統一してほしいなぁ
スタローンもどんどんマッチョになって、1から比べると別人のような肉体。あれだけ締まってると強さに説得力がある
ランボーが今居るのは、タイの僧院。時折僧侶たちの為にファイト・マネーで稼ぎながら、穏やかに暮らしていた。
もはや定番。そこへ訪ねて来たのがトラウトマン大佐。再び仕事の話を持ち掛ける。
確かにランボーは生粋の軍人。闘う漢だ。なのに、もう闘いたくないと言っているランボーを呼び戻そうとする大佐もねぇ…。
一度は断るランボーだったが、そうも言ってられない事態が起こる。
ソ連軍によるアフガニスタン侵攻。所謂“アフガン紛争”。
アフガンを支援する任務中、大佐がソ連軍に捕まってしまったという。
元上官で盟友を救出する為、ランボーは再び、戦地へ…。
前作のベトナム軍も強敵だったが、今回はさらに強大なソ連軍。
突然アフガンの村を急襲し、一瞬にして壊滅させる。
そんなソ連軍に、単身立ち向かう我らがランボー!
銃撃戦、敵基地に侵入は勿論、
初となる荒野を馬に乗っての闘い、ヘリでの戦闘、前作では車や橋だったが今回は爆薬を込めた弓矢でヘリを墜落させる!
クライマックスは、大部隊の中に殴り込み!
アクションのド派手さやスケールや死者数の多さと共に、ランボーもシリーズを重ねる事にスーパーソルジャー化!
ランボーよ、何処へ行く…!?
よく本作の説明で、ランボーがたった一人でソ連大軍と闘うとあるが、改めて見ると、アフガンの案内人や邪魔な少年が同行。
そして途中から、救出したトラウトマン大佐と共闘というのがワクワク。
この時ばかりは上官部下ではなく、バディ。多くの戦地でもこうだったんだろうなぁ…。
今回はランボーが闘う理由は明確。大佐の救出。
前作もそうだったが、話も単純。アクションの見せ場も沢山。
ならば、前作よりいいかもと思ったのだが…、
大佐の救出一本に絞れば良かったのに、そこにアフガンの現状を描いた社会派風を突然入れてきて、何だかアンバランス。
ランボーの超人的アクションを見せられて、最後に突然“アフガンの戦士たちに捧げる”と言われても…。
一番何を見せたかったのか…?
個人的にやっぱランボーは密林で、荒野で馬に乗るランボーはちょいと違和感。それとも、スタローンによる西部劇オマージュかな…?
ランボーが闘う動機や単純な話の入り方はこちら、ランボーらしさは前作。結局、どっちもどっち。
まあでも、エンタメな超人的な活躍をし、大佐を救出&共闘し、アフガンの為に闘ったランボー。
しかしその後のアフガンを思うと…。
彼らの中のほんの一部から過激なしっぺ返しを食らうとは、さすがのランボーもあの衝撃の映像を見て何を思っただろう。
ただ1、2に比べるとランボーの後ろ暗く危うい印象は影をひそめるので、全体的に軽い感じでもある。まあ、そこは好みになるでしょう。非常に分かりやすいアクション映画としては良質。
あと回数でいうと一番見た3作目。ランボーといえば怒りのアフガンというイメージ。あと2にはいたヒロイン的ポジションの登場がない。あっさり死んだし、不評だったからか。ほぼ男の映画。