プロフェッショナル(1966) プロット

フランク・オルークの小説を、「ロード・ジム」のリチャード・ブルックスが脚色、監督した西部劇アクション。撮影はコンラッド・ホール、音楽は「ドクトル・ジバゴ」のモーリス・ジャールが担当した。出演は「愛の奇跡」のバート・ランカスター、「愚か者の船」のリー・マーヴィン、「バルジ大作戦」のロバート・ライアン、「スパルタカス」のウディ・ストロード、「名誉と栄光のためでなく」のクラウディア・カルディナーレ、「軽蔑」のジャック・パランスなど。

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プロフェッショナル(1966)コメント(4)

advpqev
advpqev
クラウディアの美貌はすばらしくて、粗末なワンピースでも、スタイルで輝いていた。綺麗だった…革命に手を貸した過去のある男が、革命軍のリーダーと交わす会話が印象的。
「永遠なのは死だけだ」
「革命が完全でないと嫌なのか、おまえはロマンティストだな」そして、ラストの「純愛に弱かったらしい」へ
Ceohantthcs
Ceohantthcs
なんせ大人の役者がかっこいい
Xkmspsohgin
Xkmspsohgin
ネタバレ! クリックして本文を読む
元革命家で射撃の名手リコ(マーヴィン)、馬の専門家ハンス(ライアン)、ナイフと弓のプロである黒人ジェイク(ウディ・ストロード)に頼むが、リコはもう一人を望む。それはダイナマイトの専門家だが刑務所に入っている・・・ビル(ランカスター)だった。

メキシコ国境近くで早速敵のおでましだ。旅人かもしれないけど、「帽子を右手の上に持ってきたら撃て」「ニトロの水滴が付いたら使い物にならない」などと細かいところもカッコいい。逃走経路にも爆薬を仕掛け、プロらしいところ。「あのラザが身代金だって?」と古くから知ってそうなところもワクワクさせるところだ。

途中、列車を襲ったりするラザの一味。こいつら悪人やな~などと思って観ていると、隠れ家ではラザとマリアが仲がいい。簡単に連れ出し、仕事も簡単に終わるかと思っていたが、マリアが逃げ出そうとする。そう、リコもビルも元革命軍兵士だったのだ。マリアの話にも共感でき、ラザを殺さなかったのも理解できる。

革命とは善と悪の戦い。問題なのはどちらが悪なのか・・・といった台詞にも、雇い主グラントが悪だと訴えてくる内容。最初は単なる大金持ちのじいさんに頼まれることがつまらないと感じていただけに俄然面白くなってくる。しかし彼等はプロフェッショナル。金のためにマリアをグラントに渡すのが最大の仕事なのだ。「金のために死ぬのはばからしい」というラザの言葉。革命という大義のために命をかける男達。ちょっと変わった西部劇っていいですね~

ビルとラザがかつては親友だったというのに、マリアとの関係を知らなかった?という点だけは矛盾を感じるが、ラストの爽やかな終わり方にまいった!「誘拐したやつからマリアを連れ戻す」って台詞で、プロフェッショナルの名はしっかり守ってるところが偉い!
Kxiognmssph
Kxiognmssph
総合55点 ( ストーリー:55点|キャスト:65点|演出:60点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )

西部劇だが、もう1915年と第一次世界大戦が始まっている時代を背景にしている。そのため比較的に安定しているアメリカから離れて、まだまだ治安の悪いメキシコまで出かける。

たった四人の味方の攻撃がとても有効なのに対して、敵の攻撃が効果が薄くて殆ど当たらない。敵の親玉であるラザの正体がどんなやつかわからないままで物語が進み、彼の存在感がない。反面、さらわれた妻役のクラウディア・カルディナーレが、英語は下手だけど美貌と意思の強さで存在感を見せた。もっともその割には救出隊の言いなりになって一緒に逃亡するのはどうかと思う。
途中からは追跡や戦いよりも過去に因縁がある人間関係の話になってくるのに、その関係についての言及と描写が薄かったために話があまり盛り上がらない。誘拐された妻を救出するという物語が二転三転するのは工夫が見られて面白かったが、展開にご都合主義があるしその良さを生かしきれていない。

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