ゲッタウェイ(1972)
プロット
アメリカ
03月16日 1973 劇場で
スーパーフライ(1972)
プロット
アメリカ
02月10日 1973 劇場で
メカニック(1972)
プロット
アメリカ
06月30日 1973 劇場で
ブラック・レイン
プロット
アメリカ
10月07日 1989 劇場で
ブラック・サンデー
プロット
アメリカ
01月01日 1900 劇場で
ブラック・クローラー
プロット
オーストラリア・アメリカ合作
02月05日 2021 劇場で
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ブラック・ライダー(1972)コメント(2)
元北軍軍曹の案内人。
旅に同行する事になった牧師。
ジャンル的には西部劇ではあるが、言わば“ブラック・ウエスタン”。
話の中枢となる登場人物が皆、黒人。
白人が主人公で善玉、黒人が悪玉など粗末に扱われる事が多い西部劇に於いて、同じく敵役として描かれる事の多いインディアンとの関係も絡め、人種差別の偏見や暴力など現在にも通じる問題を浮き彫りにしている。
勿論、馬に乗って荒野を駆けたり、派手なガンファイトなど西部劇としての見せ場や醍醐味もそつなく。
黒人スターのパイオニア、シドニー・ポワチエの初監督作。
主演も兼任し、飄々とした牧師役で存在感を発揮するバリー・ベラフォンテとのやり取りはコミカルな要素を滲ませる。
本作のポワチエの真面目な役柄を見ていたら、後の黒人スターの代表格、デンゼル・ワシントンを思わずにいられない。いや、デンゼルがポワチエを彷彿させると言った方が正しい。
改めて、ハリウッドに於ける黒人俳優の偉大なパイオニアであると痛感。
まだアメリカで偏見と差別は実態として残っていた70年代。この映画は解放された黒人たちと、アメリカ原住民、虐げられた人たちが主役。いつも悪役や敵役にされがちな人たちが自分たちの生活を守るだけ。
シドニー・ポワチエの戦う姿勢に変わりがない。この姿勢に拍手したい。