砕け散るところを見せてあげる

6.9/10
合計14件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   127分
言語   日本語
地区   日本
書かれた   SABU
劇場で   04月09日 2021
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砕け散るところを見せてあげる プロット

アニメ化もされた「とらドラ!」「ゴールデンタイム」の竹宮ゆゆこの同名小説を「坂道のアポロン」の中川大志&「ガールズ・ステップ」の石井杏奈主演、「蟹工船」「うさぎドロップ」のSABU監督のメガホンで実写映画化。平凡な日々を送る高校生の濱田清澄は、ある日、学年一の嫌われ者と呼ばれる孤独な少女・蔵本玻璃に出会う。正義感の強い清澄は玻璃に救いの手を差し伸べ、玻璃はそんな清澄に対して徐々に心を開いていく。しかし、玻璃には誰にも言えない秘密があった。その秘密に気づき始めた清澄に、恐るべき危険が迫り……。共演には井之脇海、清原果耶、松井愛莉、北村匠海、原田知世、堤真一ら豪華キャストが集う。

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砕け散るところを見せてあげるコメント(9)

Vigehrabwt
Vigehrabwt
前半は傑作を予感させる出来栄え。いい意味で新しいキラキラ映画の誕生と言っていい切り口。さすがSABU監督。「弾丸ランナー」「ポストマンブルース」の冴えまくった監督時代復活かと思いきや堤真一出て来てからが駄作もいいところ。ただ精神世界を重ねて、挙げ句の果てに父親と祖母出して何が言いたかったのか分からない。原作を見てないが映画化するなら原作変えてでもちゃんとしたシナリオに仕上げないと。期待が大きかっただけに落胆も大きい。
ラストの韓国映画のパクりを観て、ため息を何度エンドロールでついた事か?
aafinfu
aafinfu
やはりと言うか残念ながらと言うか、原作を超える事は無くむしろ小説だからこそ出来たこの作品の醍醐味が無くなってしまっている分面白さも半減しています。

「イニシエーションラブ」でもそうだったように小説にしか出来ない事があり、一方で映像だからこそ表現できるものもあると思います。この映画版に関してはその良さが付加されず、ただストーリーをなぞって映像化しただけになってしまっているのが残念。

初期のSABU監督に見られたエッジの効いた演出が観たかったです。原作をアレンジして独自の世界観を見せてくれていれば違ったのに、と思ってしまいます。

この作品に関しては是非とも原作版をオススメします。

まあ、清原果耶が見たかったので良しとしよう!
bfhbsy
bfhbsy
ネタバレ! クリックして本文を読む
ー この世界は、悪意が覆っている。だが、それ以上に善意は強く、世界で困っている人々を至る所で救っていると、信じたい・・。ー

■感想
1.作品構成の妙。
冒頭、男子高校生と思われる男の子(北村匠海)が、”ヒーロー見参!”と言って、アクションを取りながらヒーローになるポーズを取り、それを見ていた母親(原田知世)が、おかしそうに笑う。
その男の子は、自分の父が亡くなった”事件”をモノローグで語る・・。
そして、場面は長野県の田舎の高校に移る。
ー 場面の切り替えに一瞬、戸惑うが、苛めに遭っていた女子高生、玻璃(石井杏奈:ソロモンの偽証以来である。役柄が似ている・・。)を助ける男子高校生清澄(中川大志)との恋愛映画だと思いながら鑑賞。
だが、一転して狂気の世界が描かれる・・。
そして、ラスト再び冒頭のシーンの戻る。
穏やかな笑顔を浮かべる母親の、幸せそうな顔。
巧い作品構成である。 ー

2.空を覆うUFOの意味。
ー 明らかに、悪意が世界を覆っている事の象徴である。ー

3.玻璃の狂った父親(堤真一)が意味する事。
ー 時に、常軌を逸した人物が引き起こす悲惨な事件が、世を揺るがす。不気味な表情を浮かべた堤真一の表情・・。あの父親は、狂気の象徴であろう。ー

4.様々なヒーロー達
1)清澄・・・好きになった女の子を、周囲の目を気にせず自分の身を呈してでも守ろうとする姿。

2)玻璃・・・苛めに遭っていても、負けない姿。そして、狂気の父親の行為を予知し、命懸けで清澄に告げに来る姿・・。

3)尾崎姉妹(松井愛莉、清原果耶)・・・玻璃を身体を呈して、クラスメートから守る妹。姉も、無表情だが、清澄の行為をキチンと見ていて、(多分)妹に影響を与えている。

4)クリーニング屋のおばさん(木野花)
ー ヒーローは、困っている人にそっと、手を差し伸べるのである。ー

<事件後に、清澄と玻璃が再び出会い、結婚し、玻璃の出産日に清澄が身命を賭して行った尊崇な行為。
清澄の真のヒーローの心は、未だ見ぬ子に確かに引き継がれたのだ。
だからこそ、現代の玻璃は、清澄が亡くなった事を、涙無しに誇らしげに語れるのだ・・。>
ibbaeg
ibbaeg
清原果耶ちゃんの「うっす」という可愛らしい返事だけでこの映画を見る価値があります。ただのファンなだけですが(笑)

前半と後半とでここまでも話の流れが変わるのか…という驚きを禁じえない映画。前半はいじめ問題にフォーカスして、いじめられている石井杏奈とそれを助ける中川大志の関係性の構築、後半は詳しくはネタバレを避けますが、復讐ものというかややホラー展開に向かっていきます。

凄くもったいないなと思うのは、モノローグの使い方です。例えば、直近で見た「花束みたいな恋をした」のモノローグは、映像で見せられていることと違う心情吐露だったり、ストーリーと関係ないように見えて実は登場人物の新たな見え方、考え方の提示になっている。だから素晴らしい。モノローグ自体が物語の推進力になってはいけないと思っている人です。

今作のたとえば石井杏奈がいじめられているんではないかと思い主人公が立ち向かうシーンでは、全部モノローグだったりセリフを発してたりするんですよ。まるで漫才コントの設定説明のように。これがもったいないなと思いました。

いじめの描写は容赦ないです。リアリティラインギリギリだと思います。

清原果耶ちゃんと堤真一さんが登場する後半からはより見所が増えて、どんどん面白さが増していきます。自分にとってのヒーローはどんな人だったか、自分は誰かのヒーローになれるのかと考えさせられる映画でした。