沈黙の官能

6.4/10
合計13件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   00分
言語   まだ情報はありません
地区   イタリア
書かれた   ウーゴ・ピロ
劇場で   10月28日 1989
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沈黙の官能 プロット

ガエターノ・カルロ・チェッリの『フェルラモンティの遺産』の映画化。主演は、本作品でカンヌ映画祭主演女優賞を受賞したドミニク・サンダ。撮影は、「トラヴィアータ1985・椿姫」のエンニオ・グァルニエリ。音楽は、「1900年」「アンタッチャブル」のエンリオ・モリコーネ。

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沈黙の官能コメント(1)

Imsxksnphgo
Imsxksnphgo
主演がドミニク・サンダ、義父役にアンソニー・クィンのマウロ・ボロニー二監督作品。秀作「わが青春のフロレンス」と同じく19世紀を舞台にした時代物で、サンダの悪女役を観るための映画。
財産目当ての主人公が、富豪の次男の妻に収まり長男、父親と騙していく。だが、最後は長女に取られてしまう不幸な悪女をサンダが演じて、カンヌ映画祭主演女優賞を得ている。熱演でも演技派でもないサンダの妖しげな存在感が異色の役柄を演じ切った点を評価されたのだろう。
だが、脚本が良くない。父親が三人の子供たちに愛情を何故注がないのかの理由が説明されていないため、その後に繰り広げられる家族の愛憎劇が場当たり的に展開する。予測できない面白さはあるが、人物の掘り下げにはならないので、最終的に主人公に感情移入できない。アンソニー・クィンの父親がサンダの親身な世話を受けて次第に心を開き愛情を抱くところも、この映画の大事な部分であるが、描き切れていないので盛り上がりもなく終わってしまった。