ゴーストバスターズ(1984)
プロット
アメリカ
12月02日 1984 劇場で
ワンダーウーマン 1984
プロット
アメリカ
12月18日 2020 劇場で
フランケンウィニー(1984)
プロット
アメリカ
10月22日 1994 劇場で
アイスマン(1984)
プロット
アメリカ
11月23日 1984 劇場で
スペシャリスト(1984)
プロット
フランス
11月17日 1996 劇場で
ソナチネ(1984)
プロット
カナダ
01月01日 1900 劇場で
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1984コメント(11)
よくある「原作もの」のようにストーリーラインを丁寧に辿るのではなく、あくまで主人公の意識の流れに即して進んでいくので、原作を知らないとやや難解に思える向きもあるかも。その代わり、これほど原作の空気感を周到に表現し得たことは評価に値する。とりわけ主人公が彷彿する少年の日の原風景が胸に突き刺さってやまない。暗雲たる世界観や小道具の作り込み、そしてジョン・ハートのみならず、名優バートンの最期の演技が拝めることも感慨深い。
映画は情緒的脚色なのでジョージ・オーウェルの原作もしくはネット解説を読む方が虚構の統治制度が整理されている分かりやすいだろう。冷戦下の1948年に1984年の恐怖を描いたようだが同様なテーマは時代が進んでも繰り返し映画に取り上げられている根源的なもの、総じて近未来像は悲観的なものが多いのは残念、束の間でも希望を与えてくれる映画の方が観てみたい。
すべての情報が管理され、家族も否定され、子供は人工授精で政府が管理する社会、主人公はニュースや歴史を歪曲する部署にいた。
50年ほど前に読み、難しい内容ではあるがとても怖かった記憶がある。
主演のジョン・ハートは“エレファントマン”の主演も演じていたというのを無知蒙昧的に知らなかったのは大変恥ずかしい限りである。
輪を掛けて、この原作者であるジョージ・オーウェルと“市民ケーン”のオーソン・ウェルズがゴチャゴチャになっているのも情けない限りである・・・ネットで調べてもこの二人を取り違える人はいないようなので、完全に脳の萎縮化が進行しているようである。
今作品は、題名だけは知っていたのだがNHK“100分でメディア論”において紹介されていた小説を、映画として観たいと思い立ったのがきっかけである。流石、ディストピアと言う概念をこれ程如実に表現してる空想社会、ダークファンタジー否、より現実性の高いプロットは、今作品が原点なのではと思うほどである。これでもかと人間の尊厳を踏みにじる全体主義の行く末を、大袈裟ではなくまるで方法論、教科書のように説明しながらのストーリー展開は、もはや現実社会の未来を先取りして見せているようで、寒気どころではない強烈なトラウマを植え付けてくる作品である。全く真逆の相反する言葉を繋げることで、人間の思考をバチバチとニッパーで切断するように、愛や自由を踏みにじる方策は心理学的にも人間の大事な核をエアクッションのプチプチを潰す如く、消去させてゆく。母親を喰い殺したと思っているネズミを、マスクと籠をくっつけたような拷問具で、主人公の心を抉るように拷問していくシーンはそれまでの数々の信頼の裏切りを見せつけられた後だからこその壮絶さを強く印象付けられる。“2+2=4”と言えない不条理や、戦争は国家間ではなく国内の階級間に対しての甚大なる有効性をもたらすことなど、本当に勉強させられることが多い、大変大事な作品である。学校の教材に絶対採用すべき作品であると強く感じるのである。
労働は時間で管理され、セックスの自由も奪われ、与えられた環境の中で生かされている人々。
戦争は洗脳の道具として人々に恐怖を植え付けます。
国に支配される生活に疑問を感じていた男でしたが、反抗的な態度が悪目立ちしとうとう逮捕されてしまいます…。
そこからの拷問がえげつないほど酷かったです。
人間をとことん追い詰め、極限状態に追いやった政府の姿に恐怖しました。