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いつか、どこかで プロット セルビア・クロアチア・モンテネグロ・マカオ・日本・マレーシア合作 01月23日 2021 劇場で
いつかどこかで プロット 日本 02月01日 1992 劇場で
パリのどこかで、あなたと プロット フランス 12月11日 2020 劇場で
女であること プロット 日本 01月15日 1958 劇場で
空はどこにある プロット 日本 11月25日 2020 劇場で
どですかでん プロット 日本 10月31日 1970 劇場で
ある日どこかでコメント(20)
当時劇場では、あまり話題にならなかったと思う。
後に、レンタルビデオが出て徐々に評価がひろがった。
私も当時、ビデオ店のオヤジに薦められて見て、大好きな映画の一本となった。
今の若い人にも是非観てもらいたい映画だと思います。
写真の女性に恋をして過去に戻る恋愛+SFのような作品
タイムスリップの方法は機械に頼るのではなく自己暗示によってと言うのがロマンチックと言うか、不思議な感じがした。
ラストの衰弱して失いゆく意識の中に見たのは愛する人だった・・・
主人公は果たして過去にタイムスリップしたのだろうか、それとも死にゆく天国で一緒になったのだろうか。
この作品はカルトな人気があるらしいが、考えさせられる終わり方にみんな惹かれるのだろうか
原作者のリチャード・マシスンは旅先のオペラハウスに飾られていた女優(Maude Adams)の写真に魅了され、時空を超越したラブストーリー(Bid Time Return)を思いつきました。
ただ、片想いなら勝手でしょうが再会までの60年間彼女がどんな思いで生きて来たか、その残酷な年月を思うと結果償うにしても男目線の身勝手なストーリにも思えます。思い通りに行かないのが人生とすればせめて映画の中くらいは夢を叶えて欲しいという観客と悲しいときには悲しい映画の方が慰めになるとか、涙は心のデドックスという人もいるでしょう、評価は自身の時々の心の鏡のような気もします。
SF作家なのですが、興を削ぐのでマシン類は使いたくなかったし、魔法では子供だましになるので自己催眠法なるものを編み出したのでしょう、これとて無理があるのは百も承知、大学教授に言わせることで妙な箔をつけ、あとは映像、音楽のマジックで見事に物語に引きこんでくれました、余りほじくるのは野暮と言うものでしょう。
主人公がタイムトラベル前に古銭屋で両替する用意周到さと思ったらこれが伏線だったとは・・。お金で人生が変わるというのは大袈裟ですがコイントスで勝敗が別れることもあるというメタファーでしょうか。
主人公を虜にする一枚の写真、この物語が成立するか否かはこの写真にかかっていたと言っても過言ではないでしょう、エリーゼを演じたジェーン・シーモアはオーディションで選ばれたそうですが納得です。猫ちゃんのようなオッドアイ(茶と緑)を持つ神秘的な女優さんです。
プロデューサーのスティーブン・サイモンは原作に惚れ込んで映画化権を買ったものの脚本を読んだ幹部からこんなメロドラマ当たる訳がないと頓挫した、監督のヤノット・シュワルツが掛け合って許可が出たものの予算が半減させられたそうです。監督はジョーズ映画、主役はスーパーマン、彼女はボンドガールとこの種の映画には向きそうもない人達ですがそこが良かったのでしょう、芸域を広げるチャンス、チャレンジ魂に火が付いたのでしょう、007のテーマ曲でも有名な巨匠ジョン・バリーはジェーン・シーモアが頼み込んだようです。予算がないのでキャスト、スタッフはグランド・ホテルには泊まれず、近所の宗教団体の建物で寄宿舎生活を強いられたようですが脚本に惚れ込んだ仲間同士を中心に絆のようなものが高まったというから素晴らしい人達ですね。映画興行は不発だったようですがテレビ放映やビデオで火が付きコアなファンが大勢いるという遅れて来た名作になりました。
男はホテルの壁に飾ってある昔の女優の写真を見て虜になった。女は突然近くに歩み寄って来た見ず知らずの男のことを予言されていた運命の人と思い込み、心を許した。
いずれも妄想が駆り立てた恋で、愛情関係に至るプロセスが描かれないため、夢うつつの夢にお付き合いした感が拭えない。
スーパーマンのようなファンタジーなら十分足りているのだが…。
女優は美しく、音楽は確かに良かったから星1つは付けたい。
女優を一瞥で虜にしてしまうリチャードだが、ミスキャストとは言わないもののクリストファーリーブは体格が立派で首が太いからどうしてもスーパーマンとしか見えないのが残念だったけど、麗しいジェーンシーモアに魅了されたのでまあ良しとしよう。
いずれにしても切ないが、男性の夢が実現された映画としてとても楽しめたよ。吹き替え版は初めて観たが、違和感無かったよ。