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ニュールンベルグ裁判 プロット アメリカ 04月28日 1962 劇場で
メーデー裁判 プロット 日本 01月01日 1969 劇場で
キエフ裁判 プロット オランダ・ウクライナ合作 08月12日 2023 劇場で
東京裁判 プロット 日本 08月03日 2019 劇場で
シカゴ7裁判 プロット アメリカ 10月09日 2020 劇場で
粛清裁判 プロット オランダ・ロシア合作 11月14日 2020 劇場で
バナナシュート裁判コメント(1)
このタイトルを御存知の方は、相当の映画通…。
少ないレビューにも、余りにも心ない愚感想が多くて…(怒)
いや…たまたまミケランジェロ・アントニオーニの『欲望』を目にし、この佳作を思い出しましたンです。
『欲望』において「シャドーテニス(今観ると…サムイね)」は、空虚、幻影…冷えた者の象徴として描かれていました。
ところが!…この作品においては、主人公たちが織り成す『シャドーサッカー』は、はち切れんばかりの青春の象徴…「希望」として描かれています。
主演は黒澤作品の後期の常連、油井昌由樹。
監督は名優ー佐藤允の息子さん。佐藤闘介。
まぁそれにしても、若干二十歳そこそこのスタッフも、大きな喧嘩を売ったものっス!
物語も、シラケた青春を送っていた三人の高校生(男二人に女が一人…)が、『夢』に生きる中年男に出会い、感化され、それぞれの旅立ちをするーと、言うもの。
しかし、その中年の語る『夢』『旅立ち』には『裏』がありました。
それに対する三者三様の『裁き…ジャッジメント』が、映画をエンディングへ導きます。
彼らの『それら』が、定型化されず、面白い!
一人は『挫折』の痛み、共感…。
一人は真の己の姿に向き合わねばならぬ『苦しみ』…。
そして主人公青年の「落ちた偶像」へのやりきれぬ『思い』…。
彼の下すクライマックスが、観ている僕の心を二十歳のあの頃に戻して行きます。
まぁ、16㍉のスタンダード画面、観ていて『イタク』なる場面…そんなマイナス面もたっぷりなんですが、それをも乗り越える『熱さ』を間違えなく包含した作品です。
やっぱり映画は『ハート』です。