マーメイド・イン・パリ プロット

パリの街で恋に落ちた人魚と恋をすることができなくなった男の恋愛ドラマ。老舗のバーでパフォーマーとして働くガスパールは、ある夜、傷を負い倒れていた人魚ルラを見つける。美しい歌声で男たちを魅了し、恋に落ちた男の命を奪っていたルラは、ガスパールの命も奪おうとする。しかし、過去の失恋により恋する感情をなくしてしまったガスパールには、ルラの歌声がまったく効果がなかった。2人は次第に惹かれ合っていくが、ルラは2日目の朝日が昇る前に海に帰らなければ、命を落としてしまうという。

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マーメイド・イン・パリコメント(11)

Oamtrafvifer
Oamtrafvifer
広く捉えるならギリシア神話や日本神話の頃からある「異類婚姻譚」の一種だが、近現代の社会に人魚が現れる実写映画に限定するなら、アンデルセンの「人魚姫」を現代的にアレンジしたトム・ハンクス&ダリル・ハンナの「スプラッシュ」がこのサブジャンルの定型を確立したと思う。人魚と人が恋に落ち、街でしばしの逢瀬を楽しむが、科学者や軍といった敵による拉致の危機が迫り――というパターンだ。「シェイプ・オブ・ウォーター」は「スプラッシュ」の男女の設定を入れ替えて(男が半魚人、女が人間)終盤の展開もほぼ完コピーだったし、この「マーメイド・イン・パリ」もかなり「スプラッシュ」に近い筋ではある。

もちろん本作には、人魚のルラが歌で男を魅惑して死なせる(ローレライ伝説からの着想)、ガスパールが過去の失恋(ハートブレイク)で心が壊れているためルラの歌で死なないなど、気の利いたアレンジもある。そして何より、「アメリ」やミシェル・ゴンドリー監督の諸作、比較的新しいものではセーヌ川の船上レストラン/バーが重要な舞台になる点で本作と共通する「ロスト・イン・パリ」などのように、フランス映画で時折見かける、ポップでキュートな美術や仕掛けが物語を巧みに盛り上げ、オリジナルな魅力を高めている。

本作が初の長編実写映画となるマチアス・マルジウ監督は、デビュー作がアニメーション映画「ジャック&クロックハート 鳩時計の心臓をもつ少年」だそうで(予告編だけ見たが、デフォルメしたキャラ造形とダークな雰囲気がティム・バートン監督っぽくていい感じ)、本作のオープニングなどでもその才能を垣間見せる。今後の活躍が期待される多才な映像作家だ。