在りのままで咲け
プロット
日本
01月27日 劇場で
神さま待って!お花が咲くから
プロット
日本
02月02日 劇場で
罪と悪
プロット
日本
02月02日 劇場で
沖縄狂想曲
プロット
日本
02月03日 劇場で
誰が為に花は咲く
プロット
日本
01月26日 劇場で
エレクション 黒社会
プロット
香港
01月26日 劇場で
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宇宙からのメッセージ MESSAGE from SPACEコメント(12)
そんなささいなことは、この際どうでもいいです。
深作欣二御大がこの作品をとっている、という事実が、後世の映像作家、いや、観る人々に与える勇気は少なくないはずだ。
何をやってもいいんだ、胸を張っていけ、と鼓舞してくれる。
成田三樹夫さんの出で立ちも、威風堂々、としか形容できない力強さ。
何かしらかの困難にぶつかったトキ、私はこの作品を見返すだろう。ああ、当方の問題などなんてちっぽけなことか、と。
観ていて恥ずかしくなりました、まぁでも観ないと分からない、観てよかったかと言うと知るだけの価値はあるかなぁ。
作品単体として評点をつけました。
あと、当時18歳の真田広之さんもこの映画に出てたとは知らなかったですが、18歳とは思えない演技に共感しました❗️
特撮もよくできていたし娯楽性も十分なのだがなまじ映画の経緯を知ってしまうと興業優先の雑っぽさが気になりましたので未見の方は以下はお読みならない方がよろしいかと・・。
スターウォーズ人気にあやかって和製スペース・オペラをスターウォーズ日本公開前に滑り込ませろという東映社長の号令で企画進行中のジョーズの便乗映画(デビル・マンタ)を方針変更、監督に「ガンマ第3号 宇宙大作戦」でSFに実績のある深作欣二さんを抜擢して急遽製作したいわくつきの映画。たしかにスターウォーズも中世騎士物語風SFだから時代劇風SFなら東映にも芽のある話と思ったのだろう。里見八犬伝もどきの8人の勇者が危機を救うというプロットを借用したのだがどうみても玉はクルミだし、どうして性根の腐ったチンピラが選ばれたのかも腑に落ちない、原作の仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の趣きなど微塵もなく滝沢馬琴もあの世で怒っているだろう。
いやがる深作をアメリカに連れてゆきスターウォーズを見せたと言う、R2D2もどきのロボットまでパクる確信犯、どう収めたかは不明だが案の定、全米公開前にフォックスから版権侵害と言われたらしい。もっともルーカスは黒澤監督の「隠し砦の三悪人」に触発されたと言っているからどっちもどっちもの気はするが・・・。
スターウォーズは善と悪、誰にでも潜む心の闇を高尚に描いているがこちらは余りにも俗っぽい、卑しいキャラクター設定や民話もどきのエピソードが鼻について興を削ぐのが残念だった。おそらくスターウォーズと言うよりは「隠し砦の三悪人」の方に寄せたのかもしれない。外人は善い役で日本人を狡猾に描いているのもたぶん外国受けを狙ったのだろう、商業映画とはいえ国辱もの、最後は挽回したが日本の映画人の矜持が削がれてゆくようで東映首脳陣の節操のなさが腹立たしい。
生き残りのジルーシア人や勇士たちが地球に戻らず新天地を探す旅を選ぶのはシリーズ化への布石なのか深作監督の東映への本音なのか・・。