愛の記録
プロット
ポーランド
12月05日 1987 劇場で
愛と死と
プロット
フランス
09月27日 1969 劇場で
愛と死
プロット
日本
06月05日 1971 劇場で
愛と死の谷間
プロット
日本
09月21日 1954 劇場で
アダプション ある母と娘の記録
プロット
ハンガリー
05月26日 2023 劇場で
NARA 奈良美智との旅の記録
プロット
日本
02月24日 2007 劇場で
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愛と死の記録コメント(8)
場所は広島。ダブルデートでいきなりケンカ?帰り際、雨の中道端に置いてけぼり・・・そんな激しい場面から始まったが、もう結婚の約束を・・・しかし、幸雄の体は病魔が蝕んでいたのだ。いい縁談があるとかで幸雄の兄代わりの岩井(佐野浅夫)が和江にとって最初の難関だった。
幸雄は4歳の時、被爆して両親を亡くした。いつそれを和江に告げようかと悩んでいたにちがいない。告白されても和江の愛の強さは変わらず、懸命に看病に努めるのだ。しかし、看病も空しく幸雄は白血病で亡くなってしまう。
単なる泣かせるドラマじゃない。というより、泣かせ方は下手な構成・脚本。それが逆に原爆症で次々と人が亡くなっていく現実を訴えてくる。平和式典の映像なども盛り込んで、なんだかドキュメンタリーとして見るほうがいいのかもしれない。
恋人の死をも克服して元気に立ち直る姿を描くものだと思っていたのに、最後には和江も後追い自殺・・・重々しさがすごい。
実直な若い二人の姿が初々しく、中盤からの展開に一層やるせない気持ちになりました。
幸雄(渡哲也さん)の病が治ると信じ、献身的に尽くす和江(吉永小百合さん)の姿が切ない。
モノクロの広島の街の映像に、時の流れを感じました。実話なんですね。
吉永小百合さん、可憐でした。
NHK - BSを録画にて鑑賞
吉永小百合、渡哲也共に好演。芦川いづみの二回目の登場シーンが無言ながら、映画としては雄弁な表現。幸雄の主治医に対のバンビの置物が贈られるシーンも、和江の心理を難なく想像させる。それはまた、医学の進歩に願いを託す彼女の遺言とも取れる。
蔵原惟繕監督の真摯な映画文体に魅せられる日活映画だった。タイトルバックの地上に取り残された二羽の鳩は、何故飛び立とうとしなかったのか。広島の地に止まる鳩が、いつまでも平和への願いの象徴でありますように。
被爆にまつわる悲しい純愛物語なんだけど、ヒロインの自殺はないな。観客にみせるべきは、悲しみを乗り越えて生きようとする健気で逞しい姿ではないか? これではあまりにも悲しすぎるでしょ。
ドキュメンタリータッチの姫田真佐久カメラワークと、吉永小百合の自然な若者らしい演技が良いと思っていたから残念な終わり方だった。この作品の吉永小百合はいつもの押しつけがまさを抑えて良かった。浜川智子も魅力的だった。
1965年ごろの広島、平和公園には市民球場があった。原爆ドームの敷地内に入れたのは撮影だったからだろうか? 下からドームを仰ぐカットは衝撃的だった。
舞台は広島なので理由は推察できる。
ラストの女の行動は説得力が不足気味。