ソング・トゥ・ソング プロット

「名もなき生涯」「ツリー・オブ・ライフ」「天国の日々」などを手がけてきた名匠テレンス・マリックが、ルーニー・マーラ、ライアン・ゴズリング、マイケル・ファスベンダー、ナタリー・ポートマンという豪華実力派俳優を迎え、4人の男女が幸せを模索する姿を描いた人間ドラマ。音楽の街、オースティン。フリーターのフェイは大物プロデューサーのクックと密かに付き合い、売れないソングライターのBVは、そんなフェイに思いを寄せていた。その一方で、恋愛をゲームのように楽しむクックは夢を諦めたウェイトレスのロンダを誘惑する。さまざまな思いが交錯する中、4人に思いもよらない運命が待ち受けていた。フェイ役をマーラ、BV役をゴズリング、クック役をファスベンダー、ロンダ役をポートマンがそれぞれ演じるほか、リッキー・リー、イギー・ポップ、パティ・スミス、レッド・ホット・チリ・ペッパーズなどミュージシャンたちも出演。撮影は「ゼロ・グラビティ」などで3度のアカデミー賞を受賞したエマニュエル・ルベツキ。

ソング・トゥ・ソング オンライントレーラープレイ

ソング・トゥ・ソングコメント(10)

ntsziqs
ntsziqs
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-序盤を観て、ストーリーよりも、名優達の表情、肢体の動き、懐かしきロックフェスの映像を堪能するスタンスに脳内で変換して、鑑賞続行。-

◆全編を通して、悩めるフリーター、フェイを演じるルーニー・マーラの透き通るような美しさ、弾ける笑顔、憂いの表情が素晴らしい・・。

・大物プロデューサー、クック(マイケル・ファスペンダー)と、売れないソングライターBV(ライアン・ゴズリング)との狭間で
"私は汚い・・"と呟きながら、迷うフェイの姿を華麗に演じるルーニー・マーラ。

・クックは金に糸目を付けず、享楽的な生活をエンジョイしている。幼稚園の先生だった夢を諦めたウェートレス、ロンダ(ナタリー・ポートマン)にも、手を出すし・・。
-コラコラ、両手に花とは、良い身分だなあ。だが、マイケル・ファスペンダーが演じると余り嫌味に見えない・・。悔しい・・。-

・一方、BVは素敵な女性(ケイト・ブランシェット)との恋を、母から"釣り合わない・・"と否定され、父親の病んだ姿を見て、音楽の街、オースティンを離れる決意をする。
ー女性の、真珠のネックレスがばらけるシーン。-

・さて、美しくも悩めるフェイは、最終的に、どちらの男性に魅力を感じたのかな?

◆時系列も、行ったり来たりで、ナカナカ見応えがあるが、”テレンス・マリックワールド”に飲み込まれず、楽しく鑑賞した作品。

<成功、夢、愛情、友情・・・。
何が大切なのかは、その時々で変わるだろう。
けれども、矢張、”金” ”成功“ ”地位”よりも ”愛情” ではないかなと思った作品。
”愛情”も努力しないと永遠ではないが・・>

■蛇足
・イギー・ポップの元気な姿が嬉しく、パティ・スミスの深い言葉が心に滲みた作品でもある。
ジョン・ライドン(分かった人は沢山いるよね。)、レッチリ・・。
早く、ロックフェスやギグに行きたいよ・・。
orswsn
orswsn
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This may not be a film to love, but it is a film to see.
誰かが例えたように見るべき映画なのかは個人にゆだねられている。

I don’t like to see the birds in the sky because I miss you. Because
you saw them with me. Come save me from my bad heart.
ルーニー・マーラのこの言葉は、愛情という感情が人知が及ばないシンボルとして

息をのむほど寛大で穏やかな美しさと豊かなイメージの中で、この物語を生き生きとさせている撮影監督のエマニュエル・ルベツキ... 光に愛情を込めて、しかも情熱的に過激で渦巻くようなシーケンスでも美しく優雅に、一見ボーダレスなイメージを作り出し、映画の中で、各俳優が輝くように見える光をキャッチしている... こういう例え方は、自身あまり好まないけれども、彼なら許してもらえるかもしれない... オスカー史上初となる撮影賞3年連続での受賞は伊達ではないと

We thought we could just roll and tumble, live from song to song,
kiss to kiss.
テーマからテーマ、愛(普遍的な愛)から誠実さ、裏切り、アイデンティティ、芸術、自由、束縛、赦し、慈悲にいたるまで、突然具体化した過去へのフラッシュバックによる記憶の断片を一瞬の短いワンショットで表現をし、プロットの展開は、 "ノンリニアー" と呼ばれる具体的な出来事と時系列とは関係をなくして、しかも因果関係をも無視したシナリオの非線形的な語り口を用いたアンバランス感を広角カメラで撮影をし被写体の密接度をより一層強調した映像スタイルを貫いている...

I was desperate to feel something real. Nothing felt real.
ライアン・ゴズリングによると "撮影あるある"では、映画撮影中は一切、台本は使われていないと語っていた... にわかには信じられなかったけれども、その即興ぶり、いわゆるアドリブによる演技を知る以前に架空のキャラクターについてのドキュメンタリー・タッチの撮影をしているという感覚だけは何故か魅力として自身、受け入れていた。

鮮やかなシネマトグラフィーと説得力のあるシナリオを組み合わせた映画『天国の日々(1978)』を見たときに現実の世界にしっかりと根ざした超越的なビジョンにテレンス・マリック監督の映画の質感に憧れていたものが... 視覚的な美しさとは裏腹に非線形的映像とボイスオーバーによるモノローグを重ね合わせたマリック監督のテクニックは、今では定型化されている事が反って、キャラクターが実際に意味のある会話を交わす持続的なシーンを見ることはできないし、それを望まないし、または恐れているようにも感じる。

確かに、お気に入りの野心と貪欲の呪われたカオスを超越する愛と精神性の力が彼の映画作りのテーマなのがわかる... そのもう一つのマイナーなバリエーションである本作品は全体を通して把握できないほど冗長になっているのにワンシーンを取り上げると意外な事に感動を呼ぶ場面もあり、監督のプロットの一つ一つを個別に見れば、美男美女が出会う運命の性的強調観念をテーマにしたテレビでもおなじみのありふれた香水広告"Perfume Ads"であるかのようにも悪く言えば印象が残ってしまう。
それとは真逆にフィルムスコアのベストマッチ感が半端ではなく、日本の戦後すぐのラブシーンでもないのに子供じみたフェイとBVのガラス越しのシーンで...
♪I know places we can go, babe...♪
リリックで始まるリッキ・リーによる "I KNOW PLACES"
フェイが "I'm low..." と台詞を言った瞬間、理由は分からないけれど自然と涙が頬をツゥーッと伝っていた...知らず知らずのうちに "I'm like mud... I don't deserve you." とさり気ない言葉も心に響く...

最近、映画の中でコメントをしたりしているイギー・ポップやセックス・ピストルズのフロントであったジョン・ライドンが映画にカメオ出演しているのは放っておいて、パティ・スミスのキャスティングは、ある意味優雅さがあり、ごく短いのに画面上にいる彼女がそこにいるとき、その非常に現実的な、華やかな顔と多くを見据えてきた目によって、非線形的ランダムになっている映画に落ち着きを取り戻すことができている。

映画『ソング・トゥ・ソング』のためにサウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)や他のオースティンの音楽祭を具体的に演出するために何年も費やしたと聞くけど、ヴァル・キルマーが2017年にガンを患っていたことをカミングアウトしている事から考えると、コンサートの撮影していた時は、ちょうど時期が重なるか、その直前なのかは定かではないけれども... 彼のエキセントリックな演技には頭が下がる思いにもなる。

誰もが認める映像自体が持つ質の高さとは関係がないところで映画が肥大化し、自己満の映画作りが散見し、総合的に映画の内容が分離しているのが、この映画の致命的なところかもしれない。
しかもお笑いのネタのような事が起こっている... クリスチャン・ベールや近日公開される映画『スワロウ』では製作総指揮も兼ねている女優のヘイリー・ベネットやその他、多くの俳優、女優と言った人たちがこの映画に参加しているのにもかかわらず、ポストプロダクションと呼ばれる撮影後の編集段階でバッサリと断捨離されているって? いくらクリスチャン・ベールの役柄がファスベンダー演じるクックと被るからと言って、その無計画さや役者に対する配慮や心使いや思いやりを感じさせないテレンス・マリックの人となりを感じてしまう... 映画の内容とは一切、関係がないと言われればそれまでの事として
出来れば、そのカットされた部分も見ることができればという淡い期待は諦めるべきかも... そんな映画です。
oscvkdi
oscvkdi
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新作かと思っていたら、マリック監督としては『名もなき生涯』以前の作品でした。音楽祭の映像や青空を基調とした空間の広角レンズの撮影はとても心地よい。映像と音楽は申し分ないのですが、いかんせんストーリーが何を言いたいのか掴みにくい。

最初はルーニー・マーラの横顔がナタリー・ポートマンと似ているため、どちらなのか分かりづらく、黒子に注目して区別してしまいました。そんな中でマイケル・ファスベンダーとライアン・ゴズリングの微妙な主従関係とマーラと三角関係の恋愛もどきの楽しそうな雰囲気。もう、マーラはゴズリングに譲っちゃう方向に進み、幼稚園教師の夢を掴めないでいたナタリー・ポートマンをナンパしちゃって、4人の物語が中心となる。

それぞれの恋愛感情に加えて親との関係も描かれる。どうしても大物プロデューサーの豪邸が中心となるため、就職難とか貧困が感じられず、ただ呑気に恋愛しているだけでした。そんなストーリーの終盤、なぜここにブランシェット?!と驚き、これが過去の流れなのか、パラレルワールドなのかわかりません(年齢差で反対されたの?)。さらに、ブランシェットがゴズリングから離れていって、マーラと再開(?)するのですが、これも序盤の出会いとは全く違うもの。「見つけてくれたのね」という言葉には単に男女の視点が変わっただけなのか、また同じ恋愛が繰り返されるのか・・・と思ったら、ラストがまた全く新しい世界。

雰囲気に飲まれてしまいがちですが、謎が深まってしまいました(もしかしたら理解できてないのかもしれません)。ミュージシャンのゲスト出演などはファンならば垂涎ものかもしれませんが、イギー・ポップはほんのちょっとだったし、やっぱりパティ・スミスが良かったかなぁ。使用楽曲の多さにもついでに驚きました・・・
jtlydl
jtlydl
素晴らしかった。
人生に迷い途方に暮れるフェイに身に覚えがあった。
生きていくってこういうことだよなって思った。
wsfeizk
wsfeizk
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伝承ホールにて試写会鑑賞。率直な感想として全く理解ができず非常に退屈な時間であった。

マリック監督らしい今作も非常に詩的な作品である。
登場人物のキャラクターやら背景を冒頭で明確に表現せずに表情、言動、行動、心の声…これらを自分の頭の中で組み立てていき各々の人物を形成していく必要があるんだろうけど、そこにたどり着く程作品自体に魅力を感じる事ができず、そうなるとただただ目に映るものだけを追ってしまい非常に退屈となってしまった。

ポエムチックな作品という事はわかるけどこれは英語で見る事ができれば言葉と言葉の掛け合いなんかで楽しめるのかな。字幕だけだとちょっと理解が追いつかないシーンが多々あった。

本国では3年前に公開されておりおそらくコロナで洋画の新作をかけられず持ってきたのであろう。少なくともポピュラーな作品ではない事は確かである。
kjxijhk
kjxijhk
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観始めて音楽に関連したシーンが多かったから
生活に根差した音楽シーンを描いてくれるのではないか?
と少し期待したが違う方向に進んでしまった
入れ替わり立ち替わり現れる音楽
まるで何かのMVのようだ
俳優は全て美しく散文的に少しづつ場面が描写され
徐々に人間関係が浮かび上がってくる
綺麗なシーン、印象的なシーンなどはあるが
基本的に短いシーンの連続で物語を繋ぐ感じでファッショナブルな反面
訴えかけてくる感じが少し弱いような気もした
キャスト以外にミュージシャンがそれとなく出演している
音楽業界の裏を描いてるようなリアル感をプラスしてる
こんな感じの病んだ業界人って居そうだなと思ってしまった
とにかくキャストも映像も美しいのだが
(最近の映画は映像の美しさという意味ではいいと思う)
何かプラスするものが欲しくなる
物語が男女の出会いや別れを描いているのだが
映像が色々な情景を写してるせいなのかわからないが
達観してるような感じなのと少し散漫な印象がしたかな
思ったんだけど音楽に関わる人を描くなら
最初にモッシュしてた人とかの人生にも焦点当てた方が面白かったんじゃないかな?
音楽をもっと色んな角度から切り取った映画作って欲しかった
作品としては悪くないけどツボにハマらなかった映画って感じかな
sjrjqm
sjrjqm
美しい映像と詩の朗読の様な演出で、テレンスマリック監督らしいお洒落な作品でした。lalalandぶりにピアノを弾くゴズリングはやっぱり素敵〜😍。本気で笑ってると思われる何気ないシーンが可愛い。ラブラブカップルのじゃれあいが永遠に続くので、好きな方とぜひ一緒にご鑑賞ください〜♪
enxsla
enxsla
ゴダールの新作が気になると同じエモーションでテレンス・マリックの新作となると心が動くが、このワクワクだけで留めておくことが正しいのかもしれない。観てしまうと、彼らの存在する次元には決して到達できない自分を発見して悄然となるのだから。
rckylt
rckylt
テキサス州オースティン界隈の音楽業界でブイブイ言わしてるプロデューサーと作詞家2人の三角関係を綴る物語。

テレンス・マリック作品はこれが初鑑賞。過去作はどれもそんなに興味をそそられなかったんですが、今回はライアン・ゴスリング、ミヒャエル・ファスベンダーにルーニー・マーラとなると話は別。しかし、年初に観たトレーラーではクリスチャン・ベールが出てたはずなのに一体どこへ???

ということで、評価は・・・これはビミョーですね。正直筋らしきものもほとんどなくて時制もあっちこち飛ぶ。音楽業界の話なのにその辺描写がテキトー。余りに退屈なので観客の3割は途中で出て行きました。ブラジルの観客はシビアなので。

パティ・スミス、イギー・ポップ、ジョニー・ライドン、レッチリとカメオ出演は豪華ですが正直見てくれが妖怪みたいですし、そもそも演技が出来るわけないのでそこだけドキュメンタリーぽくなっててなんかチグハグ。これはちょっとアカンちゃうの?と正直思ったんですが、やっぱり撮影監督のエマニュエル・ルベツキによる映像は圧巻。ほぼ登場人物にべったり寄り添ったカメラが捉えたルーニー・マーラの様々な表情と仕草がそれはもうとんでもなく神々しい透明感、2時間強の間ルーニーとデートしているかのような錯覚に陥る至福の時間となりました。しかしもし主演がナタリー・ポートマンかケイト・ブランシェットだったら私も途中退席してたかも。とにかくカメラが登場人物に寄り過ぎなので女優さん達は相当キツかったのではないかと思います。あの接写に耐える人はそうはいないでしょう。

あと、どうでもいい感じでヴァル・キルマーがバンドのボーカル役で出てますが、ちっともバンドマンに見えません。そこは全部カットして、登場シーンが全カットになってしまったクリスチャン・ベールの登場シーンをワンカットでいいから残して欲しかったです。しかし2017年の作品を今公開ってことはコロナなかりせば公開予定なかったんですかね、巨匠の作品なのに。
sjrjqm
sjrjqm
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初めは、ルーニーのPVなんだな、と思って見てました。だって可愛いんだもん💕色々なヘアスタイル、お洋服、革のライダーズジャケットもぺったんこお腹にピッタリのパンツも、そして一番素晴らしいのがノースリーブ!特にノースリーブの色んなワンピースの素敵で可愛いことといったらなかった。ノースリーブを完璧に着こなせるのはルーニーだけだと思いました。特に、最初にパパと会って話してるときの黒ワンピ・ノースリーブ(多分、麻かな?)がデコルテ部分のカットも含めて一番好きです。ワンピースにはいつも萌えます!

ところが!健気な未亡人が複数出てきたり、偽善者、嘘、慈悲、赦しといったキリスト教ワーズ入りの台詞、セックスを罪悪視する観点、教会や礼拝場面もかなり映る。使われてる音楽は様々あれど、GodとかJesus系が多いこともエンドロールで確認!トドメはポートマンの最期です。死ぬこたあないじゃないか!

敬虔なプロテスタント、中でも禁欲的なピューリタン精神にあふれた映画であることがわかりました。十戒のうち、人との関わりである5つの戒めが映画の通奏低音であった、という解釈もできると思いました。けれど、カトリック国で酒池肉林大好きなイタリアに比べたら、全然かわいいレベルなのにー!そんなに自分を卑下してはだめだよ!と言ってあげたかった、ルーニーとポートマンに。

いわるゆアメリカン・ドリームとピューリタニズムは、北米ではどんな風に折り合いつけているんだろう?

ケイト・ブランシェット、相変わらず美しくて、ルーニーと同じ位に萌えました。BVが自分の母親を精神的に不安定とか言ってましたが、その母親は息子とアマンダ(ブランシェット)が不釣り合いだと看破したもんねー!精神的に問題あると周りから思われる人が、実は真実を見抜く力があるのも、キリスト教だけで無いけれどよくあることだ。BVはアマンダと付き合うことで、やっとルーニーがクックとのことで悩んでたことが分かって、遅いんだよー!とつっこみ入れさせていただきました。

いずれにしても、ルーニーとブランシェットを見ることができて幸せでした。
Happy Holidays!

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