ゼイリブ プロット

「ハロウィン」「遊星からの物体X」の鬼才ジョン・カーペンターが1988年に手がけ、異星人による姿なき侵略を描いてカルト的人気を誇るSFサスペンススリラー。仕事を求めて町に流れ着いたネイダは、ホームレスのためのキャンプで寝泊りするようになったのち、教会でサングラスを発見。そのサングラスを通して見えたものは、人間になりすまし、町を支配していた奇怪な侵略者の姿と、至るところに隠され、人間を操っていた洗脳標識だった。恐るべき真実を知ったネイダは侵略者と戦うことになるが……。主演は80年代の全米人気プロレスラーのロディ・パイパー。日本では89年に劇場初公開。2018年9月、30周年を記念してHDリマスター版でリバイバル上映。

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ゼイリブコメント(20)

qljbew
qljbew
ジョン・カーペンター監督作は「遊星からの物体X」から観たけど、この方の作品好きだわ~。

音楽がまず良い!
そして、空気読まずにはしごを外しまくるとこ、主役は元より準主役級の人たちも惜しげもなく死ぬとこが最高だ。

今作をおっぱいで締めたとこもブラボー。
uxkubbz
uxkubbz
ネタバレ! クリックして本文を読む
不思議なサングラスにより本当の世界を認識することができるようになった、日雇い労働者ネイダの闘いを描くSF・スリラー。

監督/音楽/脚本を手掛けたのは『ハロウィン』シリーズや『遊星からの物体X』の、ホラー映画界の巨匠ジョン・カーペンター。

30年以上前の作品でありながら、今なお一部の層から熱烈な支持を集めるThe・カルト映画。
強烈な物質中心主義とマスメディアへの批判的メッセージは、今でも全く古びていない。
むしろインターネットでの情報操作や多国籍企業による富の集中が問題視されている現在において、この映画のメッセージはより鋭さを増しているのかも知れない。

偏見を持って物事を見ることを「色眼鏡で見る」というが、本作ではその逆で、サングラスをかけることで真実が見えるというのは面白い。
アメリカでも偏見のことを色眼鏡というのかしらん?

サングラスをかけると映像がモノクロになるという演出はクール!
エイリアンのチープな見た目も相まって、昭和特撮を観ているような気分になってくる。

サングラスをかけて企業の看板や雑誌をみると…
いや、このインパクトは絶大。最高にクール!!

「従え」
「眠ったままでいろ」
「結婚して出産しろ」
「考えるな」
「消費しろ」…

ここまで正直に、世界の真実をぶちまける作品がかつてあったのだろうか?
紙幣に描かれていた文字「THIS IS YOUR GOD」のインパクトはやばい。
『ファイト・クラブ』より10年も前に、このような作品が作られていたとは…。

この作品の時代背景は以下の通り。
70年代のスタグフレーション(不況とインフレ)を改善するため、連邦準備制度理事会議長ポール・ボルカーが強烈な金融引き締め政策を行い、失業率がやばいことになった。
第40代アメリカ合衆国大統領レーガン(任期は1981〜1989年)の経済政策「レーガノミクス」により、次第に失業率は改善していったが、富裕層の減税などをおこなった結果、悲惨な格差社会が生み出されてしまった。

ジョン・カーペンターはインタビューでレーガン大統領について「俳優上がりで人気はあったが頭は空っぽ」と発言しており、彼の社会に対する批判的な思想が爆発した結果、このような作品が生まれたのだろう。

イデオロギーの変革という説教くさいテーマ性の作品だが、全体に流れるB級ホラー感がシリアスなテーマ性を中和してくれており、エンタメ作品として楽しめる一作となっている。

映画の出来は低予算なのが丸わかりのチープな感じ。お世辞にもよく出来た作品とは言い難い。

何というか、時間の配分がおかしくないか?
主人公のネイダがサングラスを手に入れるまで、時間がかかりすぎ!
そのくせ、レジスタンスの壊滅からクライマックスまではすごく駆け足…

エイリアンだとわかるや否や、虐殺を始める主人公。もうちょっと落ち着け!
一応ヒロインのホリーに匿ってもらうのだが、不意を突かれて頭をかち割られる。そりゃそうなるよ。
このシーンがあまりに迫真すぎてめちゃくちゃ笑いました🤣

そしてこの映画最大の見所!
今なおファンの間で語られる伝説の「サングラス・デスマッチ」🕶
大の男2人が、サングラスを掛けるか掛けないかで5分以上くんずほぐれつの大乱闘を繰り広げる。
このシーンのテンポ感が面白すぎる🤣
こんなグダグダファイト観たことない!
シリアスな笑いというのはこのことをいうのか、と一人納得していました。
主人公のネイダを演じているのがロディ・パイパーという当時人気だったレスラーなのでこういうシーンを入れたのだろうが、今見ると最高のギャグシーンとして異彩を放っている。

ネイダと死闘を繰り広げる友人、フランクは人生のルールとして余計なことには首を突っ込まず、レールに沿って生きていくことを信条としている男なので、ネイダの言う真実が見えるサングラスなんて絶対に掛けたくない。
この辺りは非常に丁寧に描写されていたので、無理矢理目を覚まさせようとするネイダと対立するのはわかるのだが、やはり時間の配分がおかしいのは間違いない。

手放しで褒められる作品ではないが、インパクトは絶大だしなんだかんだで結構面白い。
好きか嫌いかで言えば間違いなく好きな作品。
クライマックスでネイダが放った「Fuck you」ポーズは最高にカッコ良かった!
人間ならば、一度は見ておくべき映画。
cezgim
cezgim
加速する資本主義、それに飼いならされ洗脳されていく国民。
トランプ・安倍政権下の今見ても…いや今だからこそ、作品が放つテーマが突き刺さる!

そんなこの映画をスクリーンで観れたのは本当に幸せだ。
友人2人と観劇したユジク阿佐ヶ谷は満席。
関連グッズが並び、壁面いっぱいにゼイリブのチョークアートが描かれていた。

サングラスを巡るおよそ10分間に及ぶプロレスシーンでは客席が笑い声で包まれたりと、劇場ならではの環境で作品を満喫できた。

名作は色褪せない。
pifiur
pifiur
人を説得する為には相手をボコボコにブン殴るという人生哲学を学べる傑作。安倍晋三やドナルドトランプを予言していたかのような先見の明大ありの作品。
xwcwiw
xwcwiw
個人的に生涯のベスト10に入れる程の大好きな名作。この度30周年記念上映を鑑賞したのでレビューを投稿した。

まず、エイリアン侵略&洗脳ものとしての設定が最高で、それをジョンカーペンター監督がいぶし銀の演出で見事に生かしきっている所が本作を名作たらしめている。
主人公ネイダは「ニューヨーク1997」のスネークプリスケンにも通じるとても魅力的な一匹狼なキャラクター。今は亡きロディパイパーの起用も最高のキャスティングだ。
毎度お馴染みジョンカーペンターによるサントラもブルージーで哀愁漂う。
エイリアンは金持ちや政治家、警察等に扮し人間達を洗脳していく。それに対し貧乏人や労働者らが彼らに立ち向かう様は今の現代社会に置き換えて観ても充分伝わるテーマだ。こーした設定を時おりユーモアを交えながらリアルな恐怖感で描いているあたりがとても魅力的だ。
知り合いに勧めてもなかなかわかってもらえないカーペンター作品だが、本作はカーペンター作品の魅力をかなりわかりやすい形で表現されているので初心者には是非ともオススメしたい。
今までDVDやBDで観てきた本作を今回劇場ではじめて観たが、ファンとしてはもう至福のひと時だったとしか言いようがなく、無駄なシーンが一つもない。
長年映画ファンをやってきてジョンカーペンター監督の作品を楽しめる映画ファンでよかったと改めて思った。
祝!30周年!