生きる
プロット
韓国
01月01日 1900 劇場で
生きる(1952)
プロット
日本
10月09日 1952 劇場で
生きる LIVING
プロット
イギリス
03月31日 2023 劇場で
生きる歓び
プロット
フランス
05月23日 1962 劇場で
チャドルと生きる
プロット
イラン
08月31日 2002 劇場で
生きる FROM NAGASAKI
プロット
日本
08月19日 2022 劇場で
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活きるコメント(4)
博打でフークイの家を奪ったローアルが死刑となるなど、塞翁が馬のような話になるかと思っていたら、今度は長男に災難が降りかかる。一緒に巡業していた春生が車の事故で長男を撥ねてしまったのだ。長女が大人になり結婚し、幸せな家庭を築く・・・と思っていたら、出産の際に運悪く亡くなってしまう。箇条書きにすると、不運続きの一家といったイメージになるけど、生きる決意をしたのだから幸せはどこかにある!と、人間の力強さを感じるのです。博打好きの男が更生する様もさることながら、辛抱強く支え続けた妻のコン・リーがいい。
どんなことが起きてもおかしくない激動の時代で
悲劇の中にも日常のほんの小さな幸せが生きる活力なる
麻雀で身上を潰してしまうだらしない賭博師もぴったりだし、趣味だという影絵芝居の歌も上手いし、辛辣な生き方も上手い。妻や子供への思いやる姿も天下一品だ。最初、この主役は薄気味悪いと感じて好感をもって見ていられなかったが、国民党と共産党が戦う中で人が違ったように成長していって、その後はたくましくクールだなあと思ってしまった。
勿論、妻役ゴンリーは当時の有名な女優だったし、こういう役がぴったりだ。この映画は2度目なので他の角度から見ることができた。最初は、内戦、日本の侵略、文革と政治な面に目が向いたが、文革の中で、生き残れなかった、影絵芝居を燃やす娘を見ている主人公の口惜しさがよくわかった。それに、影絵が入れてある箱だけをベッドの下に隠しておいたのもいいし、それが、孫の飼うひよこの檻になったのも、自分の大切にとっておいたものが、孫のために役立っていくのが微笑ましい。
主役は妻を含めての全てのもの失った時、初めて大切なものは何かに気が付いた。金は借りられなかった、趣味の影絵芝居がかれの功を成した。庶民に喜ばれ親しまれ自分の生き方を見つけ出した。そして、その話はただの影絵芝居だけでなく生き抜くために共産党によりになったりしたが、不幸にも、最後は封建社会をぶち破る共産党の餌食になった。
ある日のことだが、春生(主役の息子をあやまって死に導いたが、以前の戦友)が資本主義者というレッテルを貼られた。彼の妻は自殺、春生も死のうとしていた。自殺の前に、主役の家族に償い(全財産)を持ってきた。妻役ゴンリーは夫と春生との会話を聞きつけて、外に出てきて、中に入れと。息子の死で春生を長く許せなかった妻が、ここで、家に入れというが、この言葉が春生を許したと思う。思わず嗚咽。