暗殺の森 プロット

「ラストタンゴ・イン・パリ」「ラストエンペラー」で世界的に知られるベルナルド・ベルトルッチ監督が1970年に手がけた作品で、アルベルト・モラビアの「孤独な青年」を原作に、過去の罪に捕われファシストにならざるを得なかった男の悲哀を描いた。幼い頃、自分を犯そうとした男を射殺してしまったマルチェッロは、いまだに罪の意識が消えずにいた。ある日、彼に反ファシズムのクアドリ教授暗殺の命が下る。好奇の目にさらされながらも優雅に踊る女同士のダンスシーン、雪の降り積もった森での暗殺シーンなどベルトルッチと名匠ビットリオ・ストラーロのコンビが描く映像美も見どころ。日本では72年に劇場公開されており、ベルトルッチ作品の日本における初劇場公開作となった。2015年、デジタルリマスター版でリバイバル公開。

暗殺の森 俳優

暗殺の森 写真

暗殺の森 Related

朝をさがしてオンラインで映画を見る
朝をさがして
プロット  日本
03月29日 劇場で
ザ・タワーオンラインで映画を見る
ザ・タワー
プロット  フランス
04月12日 劇場で
π パイオンラインで映画を見る
π パイ
プロット  アメリカ
03月14日 劇場で
ミルクの中のイワナオンラインで映画を見る
ミルクの中のイワナ
プロット  日本
04月05日 劇場で
ブリックレイヤーオンラインで映画を見る
ブリックレイヤー
プロット  アメリカ・ブルガリア・ギリシャ合作
03月22日 劇場で
ハンテッド 狩られる夜オンラインで映画を見る
ハンテッド 狩られる夜
プロット  アメリカ・フランス合作
02月23日 劇場で
わたしのかあさん 天使の詩オンラインで映画を見る
わたしのかあさん 天使の詩
プロット  日本
03月30日 劇場で
宮古島物語ふたたヴィラ 再会ぬ海オンラインで映画を見る
宮古島物語ふたたヴィラ 再会ぬ海
プロット  日本
03月01日 劇場で
辰巳オンラインで映画を見る
辰巳
プロット  日本
04月20日 劇場で
青春オンラインで映画を見る
青春
プロット  フランス・ルクセンブルク・オランダ合作
04月20日 劇場で

暗殺の森コメント(16)

eqnbig
eqnbig
ネタバレ! クリックして本文を読む
イタリアの事をよく知らない。ファシズムの事も、多分わかってない。この映画が世に出た1970年の頃とか、私はまだあっかいほっぺの子供です。大阪に万博観にいったなぁ。って言う時期。

真面目は盲目的と同意。裏切りは無知ゆえになせる業。国体維持に最も危険なのは思想。非行動の結果発生する残虐。他にも山ほどの小さいメッセージ。21世紀の今、「過度の多言は卑怯」だと思ってるが、当時ベルトルッチは30歳。血気盛んだったんだろうとは思うが、言葉が多すぎて困る。何が言いたいのかが判らなくなるから。ラスト・タンゴ・イン・パリ くらいで、ちょうどいい具合に灰汁が抜けてるんだな、って思いました。

同時に、なぜ小津・黒澤が世界の喝采を浴び、今でも慕われているのかが理解できました。核のあるストーリー、ラストに向かって絞り上げて行く様な・積み重ねて行く様な展開、言葉では言えないものを表現するための画。日本人だからなのかも知れないが、ベルトルッチのこの映画からも感じるものは沢山あったけれど、黒澤監督ほどじゃないんですよね。

パリでタンゴを踊るシーンの美しさと、森の中の暗殺シーンの絶望感にはココロ奪われました。
szcvzl
szcvzl
ネタバレ! クリックして本文を読む
日本語のタイトルは『暗殺の森』だが、原題は"IL COMFORMISTA"。イタリア語で「周りに同調する者」という意味。この映画の軸は単なるファシズム批判ではない。実はファシストなんて者はいない、みな正常であろうとするからファシストだったのだ。そしてこれはもっとも正常でありたかった男、Marcelloの話である。その主張は随所で見られる。盲目の親友イタロとの会話、教授との洞窟の比喩の会話。ムッソリーニが失脚した途端民衆はころっと態度を変える。

なんの予備知識もなく一度観ただけではあまり面白くないのではないか。私は一回目は1人で、二回目は教養のあるイタリア人と観た。一回目は美しいという印象が強かったが二回目でいろんな疑問が解けBERTOLUCCI監督のすごさを知った。
最後に、ファシズム建築と美しい女性たちがこの映画に花を添えている。
tzdywgs
tzdywgs
こういう複雑な役づくりがほんとうに上手い。もちろんベルイマンの手腕もあるのだけれど。善玉とか悪玉といった単純な記号ではなく、悪玉として振る舞いながらもその後ろに良心の呵責があるところ、善玉に転じたようでそこに隠しきれない偽善がちらりちらりと覗くところ、ハリウッドものでは絶対見られない描写だよねぇ。
あと改めて気づいたのだけれど、ベルイマンの構図の巧さも出色。建物に対する窓の割合、森の中の道の縫い方、見る側の視点を微妙にリードしながら様々なテンポで進んでいく。
ぽっちゃりめのドミニク・サンダ、渋みがまだアク抜き前といったジャン・ルイ・トランティニャンも見られて良かったわん。
fgfmqgk
fgfmqgk
画が圧倒的に美しい。
yjjkeyu
yjjkeyu
酷い境遇を経験したことが無い人には、わからない苦しみとゆうものがあります。生きていくために、悲しみや怒りの感情は抑えこむ。焦燥感と不安だけが行動の指針になるのです。もちろん、喜び、愛などとは無縁でした。人の死にも何も感じられ無くなります。それで、その先どうするのかは、その時の環境と立場によります。この映画の場合は、これが自然な選択だと言えるでしょう。