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金髪の草原 プロット 日本 09月09日 2000 劇場で
草原の輝き プロット アメリカ 11月17日 1961 劇場で
天上草原 プロット 中国 03月12日 2005 劇場で
草原の愛 モンゴリアン・テール プロット 中国・香港合作 12月14日 1996 劇場で
大草原の渡り鳥 プロット 日本 10月12日 1960 劇場で
天空のサマン プロット 日本 07月21日 2023 劇場で
天空の草原のナンサコメント(3)
ともかくナンサをはじめとした登場する子どもたちと犬(ツォーホル)のかわいらしさと愛らしさが全てで、ストーリーは正直二の次でもいいような。子どもたちと犬を眺めているだけでOKと言えてしまう映画です(もちろん、いい意味で)。どのシーンをとっても画になるモンゴルの風景や構図も素晴らしかった。ちょっと眠いのは確かですけどね(笑
ストーリー: 30
キャスト: 65
演出: 70
ビジュアル: 80
音楽: 65
普通の映画とはかけ離れていてちっとも映画らしくない。これは本当に映画で、出演しているのはプロの俳優なのか、そう思っていたら本物のモンゴルの遊牧民の家族を撮影したらしい。だから実在の家族の、モンゴルの草原地帯のそのままの生活なのだ。それは時々出てくるバイクやプラスチック製品などがなければ現代とは思えないほどの昔ながらの生活。美しい自然だがどことなく寂しさや自然の厳しさも感じてしまう。それでも子供たちがのどかに遊んでいるのは可愛らしい。
そんな半分ドキュメンタリーな映画なので、物語は無きに等しい。ひたすら淡々と日々の生活を撮影しているだけで下手すると退屈なだけなのだが、カメラを意識していない彼らの生の姿を覗いてみるのも新鮮でいい。日本とあまりに違うその姿を見せることで、退屈の一歩手前で踏みとどまっている。それだけでは映画にならないから、無理やり犬を登場させて物語を作って、ちょっと強引だがきっちり結末をまとめましたという感じ。でもそれでなんとかまとまっているので悪くはない。
じわじわと文明や社会が遊牧民に影響を与え始めていることが描写されていて、このような生活も岐路に立たされていることがわかる。今後どうなるのか、どちらがいいのかはわからないが、まるで時間旅行で過去に行ったかのような生活を疑似体験出来たことが新鮮な気分になれた。