子猫をお願い

7.4/10
合計21件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   112分
言語   韓国語
地区   韓国
書かれた   チョン・ジェウン
劇場で   06月26日 2004
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子猫をお願い プロット

20歳を迎えた女友達5人が、それぞれの道を歩み始める青春群像ドラマ。夢想家のテヒ、美貌の野心家ヘジュ、アウトサイダーのジヨン、陽気な双子ピリュとオンジョは高校時代からの仲良し5人組。だが、証券会社で働くようになったヘジュと無職のジヨンは互いに反発しあうようになり、仲間の絆を守ろうとするテヒは、家庭では父の無理解に不満を募らせていた。監督はこれが長編デビュー作となる女性監督チョン・ジェウン。

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子猫をお願いコメント(4)

wsfeizk
wsfeizk
韓国映画がしばしば描く、非情な/暗鬱な/旧弊な韓国社会がある。ここにもそれがある。彼女らには出自や貧富の格差がある。世間には因習があり、社会は未成熟で、お金がなければ転落する。お金があっても、お人好しでは生きられない。誰も助けてくれず、どこへも行かれず、努力や精進が実を結ばない。冷たい世を楽観がしのぎ悲観が落としめる。

そんな因習世界と少女たちがデジタルな魅力を備えている。
形容しづらいが、東京の魅力を外国人にアピールするためにつくられた&TOKYOのプロモーション動画がある。
いうなれば、シャッター街だらけの日本の地方都市を、あの&TOKYO動画のように撮っている。
右も左も、老人と貸店舗と駐車場と居抜きしかない日本じゅうの地方都市が、煌煌たる光彩を放って一人勝ちをつづける東京のように魅力的に見える。
──と言えば解ってもらえるだろうか。
本気で目鱗した映画だった。

ジヨン役はオクチヨンという女優だった。
貧困。狭い苫屋に弱った老親と暮らし、あてもなくテキスタイルを描き、長身で言葉少なく、いつでもつまらなそうな顔で、ポケットに手をつっこんで歩く。
完全に心をうばわれた。
いまなお、知らずのうちに、ひとえの女優に──江口のりこやキムゴウンやパクソダムやハンイェリに、ジヨンの面影を探していることがある。それほど印象的だった。

苫屋が瓦解し老親が圧死すると嫌疑をかけられ収監される。心のきれいなテヒ(ペドゥナ)に救われ、二人でどこかへ行く。どこへ行くのか、どこへ行けるのか、解らない。ただその旅立ちは未来と希望を予感させ、この上なく爽やかだった。

映画はLuckではない才気がほとばしっていた。素人のわたしにもそれは解った。
でもきっと作家には沸点があるのだろう。蝶の眠り(2017)を見てがっかりした多数──かどうか知らないが──の子猫をお願いファンのひとりです。
plzchd
plzchd
予備知識ないまま観ると、テヒとジヨンの篤き友情に驚かされてしまう。今の日本ではこんなテーマの映画など作れそうもないとショックを受けたくらいだ。

女性中心の友情ドラマと言えば、ある程度社会経験を積んだ女性の友情物語、もしくは男性との恋愛が中心となる物語、『猟奇的な彼女』に見られるような誇張された強い女性の映画が考えられる。しかし、この映画の中にある等身大で純粋な友情は初めての経験だった。

ヘジュのように一流企業に就職して一流の社員を目指すあまりに純粋さを失ってゆくというありがちな没個性の軸と、ジヨンによって現代の不況を象徴する失業と貧困を対比させる。稼業の手伝いと、失いそうになるアイデンティティをボランティアに見出すテヒが、その二人の間に立たされて真の友を見つけるのだ。

映像の小技も冴えている。ケータイメールの文字、タイプライターの文字が電光掲示板のようにスクリーンに溶け込んでハングル文字の芸術性を高めていたり、朽ち果てんばかりのジヨンの家の天井と、鏡に落とすナイフが微妙に絡み合うコントラストを作りあげたりしている。この貧困の象徴であるかのような仁川の町とソウルの繁華街との対比が絶妙なのだ。そして現代には欠かせないケータイでのやりとりも、5人の仲の良さを表現する効果を出している。

男への恋心とか、若き男たちの描写などは、女流監督だけあって、未熟ではあるのだが、逆に男を排除することに新鮮さを覚えた。20歳の頃の一番の親友は誰だったかな、と思い出してしまう。。。
otrdai
otrdai
まず言えることは、監督の映像センスのよさです!
ストーリー的には、監督は、どこにもないストーリーと言っていたが、
なんかどこかで見たことのある、ストーリー、な感じが
常にします!でも、見ていられるはんちゅうです!
主人公?のショートカットの女性が、とてもいい感じ!いろんな意味で。
ljhmygw
ljhmygw
編集が面白く、とてもおしゃれ。
青く透き通る綺麗な色の映像に、劇中でメールやタイポで打たれるハングルが模様のように画面に違和感なく重なって行く表現が素晴らしかった。
ストーリーもとても青く、大人にならなくてはならない少女たちの心情が淡々と描かれ、それが共感できた。
これぞ、青春群像劇。