ハウルの動く城

6.9/10
合計17件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   119分
言語   日本語
地区   日本
書かれた   宮崎駿
劇場で   11月20日 2004
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ハウルの動く城 プロット

英国のファンタジー作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズの「魔法使いハウルと火の悪魔」の映画化作。父親の帽子店で帽子を作って暮らしていた18歳のソフィーは、荒野の魔女の呪いで90歳の老婆の姿になってしまう。彼女はハンサムだが気弱な魔法使いハウルと出会って、彼の居城でいっしょに暮らすようになるが、その城は4本足で歩く動く城だった。ソフィーの声を倍賞千恵子、ハウルの声を木村拓哉が担当。

ハウルの動く城 俳優

ハウルの動く城 写真

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ハウルの動く城コメント(20)

cioazbe
cioazbe
100%ファンタジー。わかったようなわからぬような話だが、なぜか食い入るように見てしまう。それだけ面白いってことですね。

ただ、声優が…
国民の妹さくら(倍賞千恵子)にさせたかったのはわかるが、正直少々違和感あり。特に若い時。英語吹替のように2人にわけてもよかったかも。キムタクはまあ及第点かな。神木隆之介だけは文字通り神、完璧(笑)
話題作りはわかるが、ここはプロの声優でいって欲しかった。

しかし見るべき価値ある作品なのは間違いない。
xhljifl
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ハウルの動く城は本気で100回見た。
この作品、原作未読の方が一度観ただけでは絶対に理解できない。でも、「意味わからん映画」で片付けてしまうのはあまりにもったいない。
何気ない言動に大きな意味を持たせている、実に精巧な映画であることをどうしても知ってほしい。

●ハウルとカルシファーの契約

カルシファーはもともと魔力を持つ星の子。星の子は空から地に落ちると消滅してしまう儚いもの。
それを可哀想だと思った幼少のハウルは、ひとつの星の子に自分の心臓を与えます。ハウルの心臓を手に入れた星の子は、カルシファーという名の火としてハウルに仕えるようになります。
契約を解くには第三者(ソフィー)がこの経緯を暴く必要があります。
ここの理解がとても大事で、物語の理解に直結します。しかし映画内では終盤のたった数十秒、なんのセリフ説明もないシーンで理解せねばならず、かなり難解。

●ハウルが心臓を取るという噂

冒頭、帽子屋にて「隣町の子ハウルに心臓取られちゃったんだって」というセリフや、お菓子屋で妹がソフィーに「それがハウルだったらお姉ちゃん心臓食べられちゃってるよ」と忠告するセリフがあります。しかしハウルは物理的に心臓を取って食べたりはしません。
前述した通り、ハウルは契約によって心臓がありません。この空虚感を、美しい女性の心を奪う=自分に恋をさせることで満たしています。(なぜ美しい人限定かというと、ソフィーと妹との会話で「ハウルは美人しか狙わない」というセリフがあります。)
荒地の魔女もハウルに心を奪われた1人であり、終始ハウルの心臓を狙い続けます。
(英語版でハウルはかつての荒地の魔女がとても美しかったため、初めは自分から追いかけたのだと明かしています。美人だったのか。笑)

●老婆になったソフィーが急に若返る

荒地の魔女にかけられた呪いで、ソフィーは老婆の姿になります。しかし就寝時や素直に感情を表すとき、自信を持って行動するときに元の若い姿に戻ります。ソフィーの呪いが解ける明確なシーンはないのに、物語の終盤では完全に若い姿のままです。
以上のことから荒地の魔女がかけた呪いは老婆になる呪いではなく、ソフィーの内面が外見に現れる呪いだったと思われます。
容姿に自信がなく、長女だからと自分を押し殺して帽子屋を継いでいた少女のままであれば、呪いが解けることはなかったと思われます。

●ハウルの戦争に対する姿勢

ハウルは戦争で自分の魔力を使うことに反対の姿勢を貫きます。王宮にて、国王に変装したハウルは「魔法で戦に勝とうとは思わない」「一部の被爆を阻止できても別の場所に落ちてしまう、魔法とはそういうものだ」といった趣旨のセリフで自分の意思を表明しています。
一瞬にして人の命を奪う軍兵器にも強い嫌悪感を示し、自国の兵器だろうが故障させてしまうシーンがあります。ハウルはよく1人で戦場に向かいますが、戦争に加担しているのではなく、戦争そのものと対立しているのです。
一方、ハウルの(魔法学校時代の)師匠であるサリマンは、王室つき魔法使いです。自国のため、戦のために魔法を使うことを正義と信じて疑いません。国のために力を貸さないハウルを〝悪魔と契約して心をなくした〟と決めつけて非難します。
実際は何度も記したように、ハウルは〝星の子と契約して心臓をなくした〟のですが、この映画では心臓と心を強くリンクさせています。

●ハウルとソフィーはずっと昔に出会っていた

荒地の魔女がカルシファーから透けるハウルの心臓に気付き、無理やり手に入れようとします。カルシファーの火が燃え盛り、あわや焼身してしまうところ、ソフィーは水をかけて荒地の魔女を救います。〝カルシファーの消滅=ハウルの死〟を心配して嘆くソフィー。
ハウルに会いたいと願うソフィーを、指輪が導いた先は〝幼少のハウルが星の子と契約を交わすまさにその瞬間〟でした。
「ハウル!カルシファー!私はソフィー、未来で待ってて!」と叫んだソフィーを、幼少のハウルは確かにその目で見ます。このことから、ハウルはずっと昔からソフィーの存在を認識していることになります。
少し前のシーンに戻ります。ハウル一行が引越しをした際、城の扉とハウルが幼少期を過ごした土地が繋がりました。ソフィーは初めてその土地を訪れるはずですが、〝前にも来たことがある気がする〟と感じます。
ハウルとカルシファーが契約を結んだとき、自分もそこに居合わせていた記憶が薄っすらと蘇ったのです。
ここは時空を超えた展開で時間軸が一方向ではなく、特にややこしい部分だと思います。

●冒頭の出会いは偶然ではない

ソフィーとハウルの出会いのシーン。ハウルはガタイのいい兵士たちのナンパからソフィーを救います。このとき、ハウルの指輪は光っています。
この物語で指輪は会いたい人のありかを示す道標となり、その力を発揮するとき光ります。
前述したようにハウルは幼少期からソフィーを認識している点も踏まえると、ハウルが第一声「やぁやぁ、探したよ。」と言ったのは、単にナンパを撒くための口実ではなく、本当に探していて〝やっと見つけた〟というニュアンスに聞こえてきます。

●終わりに

この映画はとにかく言葉足らず。私自身、一度目の鑑賞は後半の内容が全く入ってこなかった。
それでも、なぜか楽しい。キャラクターやお城の描き方に心を鷲掴みにされる。
隠された仕掛けがまだまだある。荒地の魔女がハウルへ渡した手紙の内容が、実は契約の秘密を示唆していたり。ハウルは初めからカブの正体がわかっていたかもしれなかったり。本当に書き足りない。
やっぱ宮崎駿だなって、何度でも思わされる作品。大ファンです!
plzchd
plzchd
映像は綺麗ですが、内容はありません。
eiikma
eiikma
荒地の魔女がマツコにしか見えない(笑)

確かリアルタイムで映画館に観に行ったけど、あんまり覚えてなかった。
見始めたら、あーそうやったそうやったと懐かしい(わたしは一回観ただけでは、どんな面白くてもすぐ忘れるタイプなので、珍しいほうです)。
ジブリなんで好きかというと、必ず舞台となった美しい街が世界中に存在していて、(わたしは『魔女の宅急便』が故郷なのですが)、そういった街並みを見に訪れたいと思わせてくれるところが好きです。
今回はフランスのアルザス地方。行きたいなぁ、ほんとに綺麗。

キムタクのソフトな声がすごくいい。
そんなにキムタクキムタクしてない気がするのは、すごくマッチしてるからかな。
神木隆之介君ってこんな声かわいかったん😍
我修院さんと美輪さん、はまりすぎ。

ストーリーは難しい……というか、アホにはなぜそうなるのかわからないところがあるので、今は語れません。
これからの人生、定期的に見返して、何かわかったらここに記そうと思います。
rckylt
rckylt
人生に年齢は関係ないことを教えてくれる。

ジブリ作品の中でもずば抜けて美形なハウル。金髪も黒髪もやっぱりかっこよくて好きです。キムタクの優しく穏やかな声がキャラクターに合っててしっくり。

空中散歩のときの「上手だ」だとか、「僕は充分逃げた。ようやく守らなければならないものができたんだ、君だ。」とか、「ごめんね、あたしグズだから…。ハウルはずっと待っててくれたのに」とか、ハウルとソフィーの恋の展開に何度見てもきゅんとする。

ソフィーがハウルにそっと口づけるシーン。宮崎駿監督のアニメーション映画で初の純粋なキスシーンなんだとか。ハウルが、目を閉じてキスに集中するのではなくて、あえて目を開けて真っ直ぐ前を見つめている描写は、大切なものを守りたいというハウルの強い意志を感じさせる。

個人的に好きなキャラクターは我修院達也さん演じるカルシファー。落ちちゃう〜!消えちゃうよ〜!って焦ってる姿が愛らしいです。あと褒めるともっとやる気を出すとことか。褒めて伸びるタイプなんでしょうか笑