花よりもなほ

6.8/10
合計26件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   127分
言語   日本語
地区   日本
書かれた   是枝裕和
劇場で   06月03日 2006
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花よりもなほ プロット

元禄15年、父親の仇討ちのために信州松本から江戸に出てきた若い武士、青木宗右衛門は、実は剣の腕がまるで駄目。貧しいながら人情あふれる長屋で半年暮らすうち、仇討ちしない人生があることを知る。仇役に浅野忠信、ほかに香川照之、加瀬亮、田畑智子、夏川結衣、寺島進、原田芳雄、石橋蓮司ら新旧のクセ者役者が結集。撮影、美術、録音は監督の前作「誰も知らない」のスタッフが再結集。美術には「羅生門」の馬場正男が参加。

花よりもなほ 俳優

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花よりもなほコメント(9)

tzjcgil
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仇討ちを主題にしながらも、時代考証に立脚した深刻さを目的にはせず、長屋住人の人情に焦点を当てた喜劇。テレビドラマ「SP」の2年前の岡田准一の演技は、アイドル出身の俳優では別格の表現力であった。演出と作品の完成度に批判は無い。脇を固める芸人たちの芝居以外不満はない。貧しき者が助けあう生きる強かさのユーモアは充分伝わるし、スコットランド風音楽の使用も奇抜で独特な味わいがある。しかし、この映画で何が素晴らしいかといえば、加瀬亮の演技だ。脇役の為一エピソードだが、遊女との話は一本の映画作品にする価値がある。真面目に日本映画を観てきている訳でもないのに、それでも日本の俳優で感心することは、ここ20年で無かった。香川照之と加瀬亮、このふたりの演技が観られる幸福感。
wftqmw
wftqmw
登場人物それぞれの人柄や性格まで見えてきて、助け合い仲良く生活していてほのぼのとする。
江戸時代の人々の考え方は、今と違うところも多かったと思うけれど、敵討ちが認められる世の中で、それをしないという選択をすることは、勇気のいることだろうと思った。仇である者にも家族があり、その家族を思いやり、別の関係性を探すところが清々しかった。
jtlydl
jtlydl
カンヌで男優賞を獲得させた是枝監督の次回作が時代劇!?ということで、期待と不安でいっぱいでした。基本的には庶民派のコメディ時代劇ですが、江戸が舞台であっても貧乏長屋が中心で、とても「花のお江戸」という言葉が似つかわしくないほどの汚いセット。長屋の傾きも『チャーリーとチョコレート工場』ほどでなないにしろ、今にも倒れてしまいそうな佇まい。父の仇を討つのが目的でその長屋に住みついた青木宗左衛門(岡田准一)が中心人物だ。剣術も喧嘩もまったく弱い主人公という設定に関しては、故松田優作主演の『ひとごろし』という映画でも臆病な侍が主人公でしたが、あくまでも仇討ちを避けたいという点ではこの『花よりもなほ』のほうが平和的でほのぼのしています。

長屋の住民にはほのかに恋心をよせる未亡人おさえ(宮沢りえ)や遊び人貞四郎(古田新太)、切腹マニアの浪人(香川照之)等々。そして重要な伏線となるのは、吉良上野介を討つという宿命を背負った浅野側の家臣たちも隠れていて、宗左の仇討ちと赤穂の仇討ちが見事にからまっていたことです。

9.11テロ以降には復讐の連鎖をテーマにした映画が数多く作られてきていますが、この映画ではそれを喜劇風に表現し、復讐しない道を考えるといった平和への願いも感じ取れます。天下泰平の世の中、仇討ちをするというヒーロー像を求める風潮があっても「逃げることも一つの手段」だと捉えることができるのかもしれません。

数多く映画化された赤穂浪士の話は大好きなのですが、それを「引退した老人の寝込みを襲う」といった風刺があっても全く嫌味に聞こえない。それよりも寺坂吉右衛門が討ち入りに参加せず切腹しないで済んだという史実へのこだわりも感じられ、彼の親子愛にほろりとしてしまいました。そして、将軍綱吉の生類憐れみの令の時代。韓国映画で犬を食べるシーンでは嫌悪感いっぱいでしたが、この映画においてお犬様を食べてしまっても爽快感が味わえる・・・でもないか・・・

木村祐一の「クソからもちが出来る」というお笑い伏線も用意されていましたが、クソのキレが悪い平泉成のように、ちょっとだけコメディのキレの悪さも感じてしまいました・・・だけど、社会派時代劇としてはなかなかのものでした。
kjsjwfy
kjsjwfy
是枝監督の作品。武士の生き方をテーマにしている。忠臣蔵の赤穂浪士47士は敵討ちの為に、身分を隠して潜んでいた。戦国時代も終わり、武士は敵討ち以外は剣術で闘うことも無くなった。主人公は父親の敵討ちの目的だけに江戸の長屋で生活していた。主人公に岡田准一、学問は得意だが剣術が苦手な武士。しかし、長屋の住人らの人情に触れ、父親の敵討ちを目的とした人生に変化が・・監督らしい人の情けの機微に触れた丁寧な作品。好感が持てた。宮沢りえがキレイだった(笑)2006年の作品。
swgjrhg
swgjrhg
是枝監督の時代劇ということで、興味を持って見たが、ほのぼのとしたストーリー。少し、役者のキャラクターに頼りすぎているところはあるが、江戸時代の人たちもこんな風に普通に笑ったり、楽しんだりして生きていたんだろうなあと思った。