長編デビュー作「ヘレディタリー
継承」が高い評価を集めたアリ・アスター監督の第2作。不慮の事故により家族を失ったダニーは、大学で民俗学を研究する恋人や友人たち5人でスウェーデンを訪れた。彼らの目的は奥地の村で開催される「90年に一度の祝祭」への参加だった。太陽が沈むことがないその村は、美しい花々が咲き誇り、やさしい住人たちが陽気に歌い踊る、楽園としか形容できない幸福な場のように思えた。しかし、そんな幸せな雰囲気に満ちた村に不穏な空気が漂い始め、妄想やトラウマ、不安、そして恐怖により、ダニーの心は次第にかき乱されていく。ダニー役を「ファイティング・ファミリー」のフローレンス・ピューが演じるほか、「トランスフォーマー
ロストエイジ」のジャック・レイナー、「パターソン」のウィリアム・ジャクソン・ハーパー、「レヴェナント
蘇えりし者」のウィル・ポールターらが顔をそろえる。
ミッドサマーコメント(20)
もっと怖いと思っていたけどまったく怖さを感じず、自分エログロ耐性が割とあった様。村に入ってから村人の反応がいちいち面白すぎてほぼ爆笑しながらの鑑賞に…後でやってるアレコレが気になりすぎて真面目にみるのは無理!
主人公のメンヘラぷりや恋人やその友人の性格も中々酷くて良いし、白夜とドラッグのおりなす明るすぎる世界観は新しくて見応えありました。
いやでもあんなに白昼堂々と全てを見せ合うコミュニティ私には無理だなぁ(笑)
全編に渡って意味あり気な絵が大量に出てくるので鑑賞後に考察を検索して読んだらバイキングだルーんだで中2心がくすぐられてより楽しくなっちゃいました。
そのうちディレクターズカット版で見直そうかと思います。
カルト宗教のコミューン村の新しい命を迎え入れるための儀式用の生贄と種馬のおびき寄せにまんまと引っかかった男子大学生グループの話。
というところでしょうか?
たまたま女子も来てしまい、たまたま美人だったため女王蜂的な女王に選ばれてしまい、その後は逆ハーレムみたいに好きな男を選んで子作りして用済みになったらまた生贄に、というパターンでしょうかね。
こういう話は不愉快なだけですが、映像の美しさでチャラにして、好奇心を煽って最後まで見せる技法ですね。
アメリカに住む少女ダニーは不幸の真っ只中にいる。恋人のクリスチャンとの関係は微妙に破綻しているし、愛する家族はある日突然、この世を去ってしまうのだから。そこで、ダニーはスウェーデンからの交換留学生、ペレの提案により、クリスチャンや仲間たちとペレの故郷、ホルガを訪れることになる。
さて、すでにスリーパーヒットとなっている本作は、ホラーかラブストーリーかエロ映画か、実態を隠したまま若い女性を中心にさらなる数字の上積みを続けている。そこで、ネタバレを回避しつつ、筆者が思う映画の根幹について解説してみたい。できれば、観賞後にお読みになることをお勧めする。全ては冒頭のダニーの状況に起因している。ホルガを訪れたダニーはそこで行われる"夏至祭"の女王に選出されるのだが、それは予め計画されていたことが、冒頭の数分を見れば分かる。これがまず1つ。そして、残酷でえげつない儀式が行われるホルガは、ダニーにとって辛い記憶しかない故郷のアメリカよりも、むしろ悪夢だったという皮肉。これが2つめ。こっちも地獄、あっちも地獄という追い詰められた状況は、「ヘレディタリー/継承」でアレックス・ウルフが演じた主人公と同じだ。監督のアリ・アスターは重要なテーマの一つとして、"家族とは決して逃れられないもの"という要素を挙げているが、それを証明するシーンが夏至祭のシーンで一瞬だけ登場するので、見逃すべきではない。結論から言うと、本作は前作と同じ家族をテーマにした恐怖映画ではあるけれど、意外なフック(惹きつけ)が用意されている分、頭脳的な楽しみは倍増しているような気がする。
コロナ明け、初映画館!見逃していたミッドサマー見に行きました。
スウェーデン秘境の村の夏至祭を文化人類学専攻の学生たちがレポートしにいくお話。
日本秘境の村まつりも鬼祭という物が多く見受けます。このスウェーデンの祭りも色々と隠された秘密があるお祭り。このお祭りの毒牙に学生たちがかかっていってしまいます。
祭りといえば文化人類学的に研究の宝庫。セックス、乱行、近親相姦、ドラッグ、生贄殺人となんでもありでこの映画もふんだんにその要素を含んでいます。
村人の笑顔がとても不気味で、映像も明るい中に狂気を感じさせてじわじわ恐怖に引き込まれてい来ます。ラストはもうグッチョグチョ。あらららら。という感じでした。
前半少しダルな感じ、ちょっと残念。