SKIN スキン プロット

2003年にアメリカで発足したスキンヘッド集団「ヴィンランダーズ」の共同創設者ブライオン・ワイドナーの実話をもとに製作され、第91回アカデミー賞を受賞した短編映画を長編化した社会派ドラマ。白人至上主義者に育てられ、スキンヘッドに差別主義者の象徴ともいえる無数のタトゥーを入れたブライオン。シングルマザーのジュリーと出会ったブライオンは、これまでの憎悪と暴力に満ちた自身の悪行の数々を悔い、新たな人生を始めようと決意する。しかし、かつての同志たちは脱会を許さず、ブライオンに執拗な脅迫や暴力を浴びせてくる。そして彼らの暴力の矛先はジュリーたちにも向き始める。ブライオン役を「リトル・ダンサー」「ロケットマン」のジェイミー・ベル、ジュリー役を短編版「SKIN」にも出演したダニエル・マクドナルドがそれぞれ演じる。イスラエル出身のユダヤ人監督ガイ・ナティーブが、短編に続きメガホンをとった。劇場公開時には一部劇場で基になった短編版も上映。

SKIN スキン 俳優

SKIN スキン 写真

SKIN スキン Related

Firebird ファイアバードオンラインで映画を見る
Firebird ファイアバード
プロット  イギリス・エストニア合作
02月09日 劇場で
シークレット・キングダム ピーターの奇妙な冒険オンラインで映画を見る
シークレット・キングダム ピーターの奇妙な冒険
プロット  オーストラリア
03月08日 劇場で
エレクション 死の報復オンラインで映画を見る
エレクション 死の報復
プロット  香港
01月26日 劇場で
フィスト・オブ・ザ・コンドルオンラインで映画を見る
フィスト・オブ・ザ・コンドル
プロット  チリ
02月02日 劇場で
機動戦士ガンダムSEED FREEDOMオンラインで映画を見る
機動戦士ガンダムSEED FREEDOM
プロット  日本
01月26日 劇場で
水平線オンラインで映画を見る
水平線
プロット  日本
03月01日 劇場で
RED SHOES レッド・シューズオンラインで映画を見る
RED SHOES レッド・シューズ
プロット  オーストラリア
03月15日 劇場で
神さま待って!お花が咲くからオンラインで映画を見る
神さま待って!お花が咲くから
プロット  日本
02月02日 劇場で
ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人オンラインで映画を見る
ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人
プロット  フランス
02月02日 劇場で
熱のあとにオンラインで映画を見る
熱のあとに
プロット  日本
02月02日 劇場で
オリオンと暗闇オンラインで映画を見る
オリオンと暗闇
プロット  アメリカ
02月02日 劇場で

SKIN スキンコメント(20)

eahtlzd
eahtlzd
過激な白人至上主義の団体に属する全身タトゥーの主人公が、ある人と出会ったことで、レイシスト団体から抜け出し人生を改めようとする物語。

白人至上主義団体を「家族」と呼び、黒人やイスラム教徒を迫害してきた主人公。ところが、ある集会で出逢った、3人の娘を育てるシングルマザーと心通わせるうちに、本当の家族を持ちたいと思うようになる。

しかし、こうなると当然訪れるのは、裏切り者としての制裁。人種差別については勿論、長年時間を共にした仲間より、一族の掟が重視される恐ろしさがよく描かれていた。

その他、立場はまるで違えど、「ママ」と呼ばれる2人の登場人物。
見た目の過激さや、冷酷な側面がありつつも、垣間見える母としての強さや優しさは
強くうったえかけてくるものがあった。

最後に、シンプルとはいえるが、個人的にはこの映画がああいったラストで締めくくられるとは思っていなかったので少し驚いた。
ダリル.L.ジェンキンスさんのように、実際に過激な主義思考を改めさせた実績がある人がいるなんて凄いですね。このあたりにもとても感動させられた。

あと、本篇前に短編も上映されていました。
寧ろこっちの方が印象に残った人も多いのでは??

かく言う私も、思い出すのは短編のシーンの方が多いかも。
衝撃度では間違いなくこちらが本編を凌ぎますね。

本編でも短編でも思ったのは、いつだって子供たちが最大の被害者になりやすいってことですかね。
このようなことが世界では起こっているという事実に改めて戦慄を覚えた作品だった。
pifiur
pifiur
■地元の映画館で、あまりにも衝撃的な「SKIN 短編」に引き続き、鑑賞。
-お世話になっている映画館での連続上映は嬉しいサプライズだったが、HPにキチンと”短編上映含む”と記載したほうが、絶対に良いですよ・・。
”コロナワールドさん”・・。ー

■という訳で、序盤は、短編の衝撃が残ったまま鑑賞に突入したため、散漫な印象。
ーあれれ、ソリッド感が減少している・・。-

・が、ブライオン(ジェイミー・ベル)が
”KKK”(クー・クラックス・クラン:アメリカの忌むべき白人至上主義者集団:映画で具体的に名前が挙がったのは、近年では「ブラック・クランズマン」以来かな。)や
ネオナチ思想に取りつかれたフレッド(ビル・キャンプ)&シャーリーン(ベラ・ファーミガ:良い女優さんだなあ・・。)の率いるレイシスト組織”ヴィンランダーズ”から、
ある女性ジュリー(ダニエル・マクドナルド:久しぶりだなあ、貫禄は変わらないなあ。)と出会い、その三人娘を守るために、彼の人生をも決める重要な決断をするシーンから、緊迫感が徐々に上がり始める。

・そして、若き日のブライオンを容易に思わせるギャビンが貧困からの脱却を求めて、レイシスト集団に加入していく過程も作品に厚みを持たせるが如く描かれる。
ーブライオンから、何度も”何故、入った・・”と詰問されるシーン。
そして、”あの”シーン。キツイなあ・・。-

・”ワン・ピープル・PJ”を運営する黒人男性ダリルに、夜中に公衆電話から震える指で、自らの今までの過ちを認め、保護を求めるシーンや、フレッドたちが執拗に”戻れ”と迫るシーンなどは、見応えがある。
ーこの時の、ベラ・ファーミガ演じるシャーリーンの複雑な表情は何とも言えない”空虚感”を醸し出している。”空っぽの世界”の住人として・・。ー

<600日を超える”タトゥ除去施術”を乗り越えたブライオンの不安そうにジュリーの家を訪れる時の表情と、ブライオンのきれいな”肌”を見た時のジュリーの表情・・。>

■レイシストが大国を統べる現状では、脈々と続くレイシズムの根絶は、困難極まる事であろう。
けれども、様々な妨害にもめげずに、このような作品を制作し、世に送り出す人々がいることも、又、事実である。
決して、鑑賞後に楽しい気分になれる映画ではないかもしれないが、現代社会においては、貴重な作品であると私は思う。
eqnbig
eqnbig
レイシストの男が3人の娘を持つシングルマザーに惚れてレイシスト集団からの脱回を試みる。短編とは真逆の甘めな結末に何か釈然としない。まあ、改心するのに遅すぎることはないというところか。

差別主義者を観ているだけで胸糞が悪くなる偽善者の私には評価が難しい作品。

救いは完璧に肥満なヒロイン、ダニエル・マクドナルドのお肉かなぁ。ラッパーを演じた『パティ・ケイク$』でも凄い存在感だったもんなぁ。

あっ、「マイレージ、マイライフ」のヴェラ・ファーミガも忘れてはいかん!実に魅力的な女性だ。
uslhjd
uslhjd
ネタバレ! クリックして本文を読む
人種差別を貫いたところで、何も得るものはない。むしろ、延々と負の連鎖が続くばかりだ。この映画の主人公の出自は悲惨である。親の愛情を受けることなく、ネグレクトと暴力の対象とされ、そこから逃げ出したところをレイシストに救われ、初めて愛情を注がれるともに人種差別的な思想も刷り込まれて、極端な人格を持った人間を生む。不幸でしかない人生環境だ。それでも、自らが愛を育むべき女性とその連れ子たちと出会い、自分がどうあるべきか、どうなるべきかを思い知らされる。ここからの展開が映画としてはありきたりではあっても、心を打たれる。ある組織を抜けるということ、そして一般的な社会生活を送るということは並大抵のことではない。当然、その環境の変化に対して、これまでの自ら犯した罪を償わなければならない。昨日まで敵と見做していた黒人によって主人公は助けられた。やはり、自らが望めばやり直せる環境は絶対になくてはならない。成熟した社会であればこそ、なおさらチャンスは幾らでも転がっているような環境であるべきだ。望めは人は幾らでもやり直せるし、自ら180°違った人生と人格をてにすることが出来る社会こそが、私たちの幸福を生み出す。親鸞の言わんとする意味がとても現実的な実感を伴って、鑑賞することが出来た。
yjjkeyu
yjjkeyu
白地に黒なのでパンダの仮装なのかと思ったのですが、バブズ(=ブライオン)の名前からしてバズズを連想してしまいました(ドラクエに登場するモンスターです)。この時点ではまだまだ悪い奴だと思ってた。

ショートバージョンの興奮が冷めやらぬまま、長編をじっくりと鑑賞。全然内容が違うことに驚き、どんな結末を用意してくれるの?などと期待は高まるばかり。とにかく、白人至上主義者たちはヘビメタがお好き。スキンヘッドがお好きということはわかります。また、KKKのみならず、ネオナチも大好き。行進するときも「ハイル、ハイル」と声を張り上げます(記憶違いかもしれません)。

主人公はジェイミー・ベル演ずるブライオン。右目の矢印タトゥーが印象的で、体中タトゥーだらけ。一度逮捕されるが、取引を持ち掛けられ、釈放される。それに目を付けた反ヘイト運動指導者のジェンキンスは彼に近寄るのだった。暴力に対して暴力では際限なく復讐の連鎖が続くだけだ。復讐ではなく人間そのものを変えることが大切だ・・・

短編にも登場していたお母さんダニエル・マクドナルド。おかげで繋がってるのかと思い、混乱しました。3人の娘たちが演奏する曲に対してもレイシストたちはヤジを飛ばすし、ムチャ腹が立った。音楽でいえば、カラオケ(?)でレーナード・スキナードの曲を歌ってるし、やっぱりサザンロックもレイシストたちに愛されてるんだなぁ・・・ちなみに「スウィート・ホーム・アラバマ」なんてのも差別が消えない南部の実態を歌ってる(賛否両論あり)。

見終わって感じたのは“人間性善説”。ジェンキンスの方針がそうだったこともあり、単純な復讐ストーリーにはせず(実話なのだからしょうがない)、レイシストの本質を変革するという大胆なものだったこと。“SKIN”の意味も人種の皮膚と、TATTOOの皮膚のことのダブルミーニングだったのだと感じた。それにしても600日もかかるのね・・・

共有する

関連映画

エレベーター・ゲーム オンラインで映画を見る エレベーター・ゲーム
プロット  アメリカ
02月02日 劇場で

ジェヴォーダンの獣 ディレクターズ・カット オンラインで映画を見る ジェヴォーダンの獣 ディレクターズ・カット
プロット  フランス
02月02日 劇場で

ローリング・ガール オンラインで映画を見る ローリング・ガール
プロット  韓国
02月02日 劇場で

スーパーバッド オンラインで映画を見る スーパーバッド
プロット  アメリカ
01月02日 劇場で

ニューリリース