花様年華

6.8/10
合計15件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   98分
言語   まだ情報はありません
地区   香港
書かれた   ウォン・カーウァイ
劇場で   02月24日 2018
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花様年華 プロット

「欲望の翼」「ブエノスアイレス」のウォン・カーウァイ監督がトニー・レオンとマギー・チャンを主演に迎え、それぞれ家庭を持つ男女の不倫の愛を描いた恋愛ドラマ。1962年、香港。新聞編集者の男性チャウと商社で秘書として働く女性チャンは、同じ日に同じアパートに引っ越してきて隣人になる。やがて2人は互いのパートナーが不倫関係にあることに気づき、時間を共有するように。戸惑いながらも、強く惹かれ合っていくチャウとチャンだったが……。設定の一部や世界観は「欲望の翼」から引き継がれており、さらに2004年製作の「2046」へと繋がっていく。第53回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞とフランス映画高等技術委員会賞を受賞。日本では2001年に劇場公開。18年2月、カーウァイ監督の「欲望の翼」デジタルリマスター版の公開にあわせて、Bunkamuraル・シネマで特別上映。

花様年華 俳優

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花様年華コメント(14)

xlszbdl
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トニー・レオン扮するチャンの妻、マギー・チャン扮するチャウ夫人の夫が不倫するわけなのですが、両者とも顔を見せません。それだけに二人に感情移入させることができました。

チャンは常に訴えかけるような眼差しでチャウを見つめるのだが、彼女は必ず目をそらしてしまいます。時代背景が現代とは違う60年代、お互いのパートナーと同じように不倫することができずにいることにイライラさせられます。時代が現代だとこんなストーリーは作れませんよねぇ。

それにしてもトニー・レオンの演技力が素晴らしかった。台詞が要らないくらいに目が訴えてました。だから、エンディングも遠景じゃなくレオンをアップにするだけでもっと素晴らしい映画になったと思う。
kjxijhk
kjxijhk
大人の雰囲気です。
撮り方や音楽、主役2人の感じ。
マギーチャンの衣装が素敵です。

先に不倫を始めたそれぞれの妻夫は顔を出しません。
夫を問い詰める練習、別れる練習をする場面でチャン(妻)は泣いてしまう。印象的だった。
一線は越えたくないとチャンは言っていたがその場合もやはり不倫なのだろうか?という気もした。恋してるという感じ。手を繋ぐだけだがすごく色っぽかった。

ただゆったりとして大きく何かが起きる事はないことで「長いなぁ」とか思ったり、ぼーっとしてきて「この賃貸のシステムどうなってんだろう?どこで麻雀してる?」とか「それどんな料理だろ」とか雑念が浮かんだ自分は芸術センスが無いんだと思った。笑
xwcwiw
xwcwiw
キサス キサス キサス スクリーンの中でラジオから流れてくる曲ってなんて、叙情的なんでしょう!
やっとみた「花様年華」このラジオから流れるのは、”キサス キサス キサス”その悲しい色気のある曲に心を奪われる。切ない話でどっしりと重くのしかかるが、女性の優雅な動きと、チャイナドレスの上質な生地とフォルムが目に美しく、画面から目が離せない。
30年代のラテンブームを知る人なら、耳になれた曲じゃないかと思う程の有名な曲らしい、この「キサス キサス キサス」男性の問いかけに、女性はたぶんとしか返さないという歌詞だそう。届かない思いを想像して、ますます切なくなる。
切ない気持ちを、脳内麻薬切れとさっさと片付けずに、たまには浸るのも良いかもしれない。
swgjrhg
swgjrhg
台詞が極限まで削り取られているから少しのことばと電話越しの無言が痛いほどたくさんのことを伝えてくれる。トニーとマギーの目と手が想いを表現してしまう。それが色気なんだろう。

マギーの衣装が素敵で見惚れた。チャイナドレスの襟って結構高いんだな、首がほっそりと長いマギーは美しく着こなしていた。きれいなチャイナドレス。日本の着物みたいに季節に合わせた柄と生地感。いいな。

香港映画を見ると必ず出てくるのが食事場面。ワイワイみんなで賑やかで美味しそう。それから麻雀。見てるのが60年代の香港を舞台にした映画だからなんだろうか。

音楽のチェロもよかった。キサス・キサス・キサスも。カーウァイ監督の映画はスペイン語の歌がとても似合う。

トニー素敵。60年代の、ポマードつけた短髪ヘアスタイルに白シャツとタイが男っぷりを上げて、大人の男の色気っていうやつを教えてくれます。

タクシーの中で頭を肩にもたれかけさせて手を繋いだら気持ちはもう伝わりあってしまうに決まってる。久しぶりに大人の色気が香る恋愛ドラマを見ました。今日一日ずっとこの映画の世界に浸っていられそうです。
snymoex
snymoex
総合65点 ( ストーリー:60点|キャスト:70点|演出:75点|ビジュアル:75点|音楽:70点 )

はっきりとした出来事を見せるのではなく、漠然とした不安や想いといった感情を場面場面に散りばめて雰囲気を作り出す手法が上手い。けだるい雰囲気の中に終始チャイナドレス姿の女が寂しさと艶かしさを感じさせ、芸術的な映像美として残る。なかなか物語が動かないうえに具体的な描写がないので退屈しそうなものだけど、感情を表す雰囲気作りが巧みなために退屈の手前で留まっている。

ところでこの当時の香港女性はチャイナドレスを日常的に着ているものなのだろうか。自分が21世紀に香港に行ったときはさっぱりいなかったが。