ファイナル・エクソシスト 悪魔の封印
プロット
アメリカ
11月12日 1988 劇場で
第七の暁
プロット
アメリカ
10月29日 1964 劇場で
第七のヴェール
プロット
イギリス
12月01日 1947 劇場で
タロス・ザ・マミー 呪いの封印
プロット
アメリカ
02月13日 1999 劇場で
第七の予言
プロット
アメリカ
07月02日 1988 劇場で
烙印の狼
プロット
アメリカ
01月01日 1967 劇場で
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第七の封印コメント(7)
ベルイマン監督の作品は抽象的で芸術的な作品が多く分り辛い。そしてこの作品も難解で、自分は特に宗教に対して信心深くもないから余計に入ってこない。途中からはもうどうでもよくなっていた。
観念的で芸術的で文芸的で高尚な作品ではある。でもそれが面白いかというと、ちっとも面白くは無い。はまる人にははまるだろう。でもこの演出でこの主題を楽しめる日本人は少ないのではないだろうか。冒頭で死神とチェスをするというのは面白いし、そこを中心に死神とのやりとりを膨らませてくれれば楽しめたかもしれない。
キリスト教徒じゃないオレが見てもあんまり意味がない感じがした。死神とチェスをするというのは実にロマンがあってよかった。死神がのこぎりで木を切っているのも面白かった。全体的に雰囲気悪かった。民度が低いとか、教養がないとか、医学がしょぼいとか、法律が機能してないとか、そういう社会は厳しいなと思った。
「どうせ死ぬから」といって病にもがき苦しむ人に水を上げず見殺しにする場面も怖かった。
騎士の一人がルトガーハウアーに顔が似ていた。
見ている間はけっこう退屈だったけど、印象深い映画だった。
陰鬱な映像が多い中で、明るい光に満ちているのは旅芸人の夫婦とその子供が出てくる場面である。映画の登場人物たちのうち生きる喜びがあふれているのはこの家族だけであることが、その光りによって象徴されている。
男は最期のときに、この家族を死神の手から逃がすための時間稼ぎに成功する。満足げな表情を浮かべて死神に連れていかれるのだ。
しかしこの死神は最後まで人情派である。男が人生の最後に自分の存在意義、生きることの素晴らしさを知ることになるのはこの死神のおかげなのだ。チェスの勝負はもとより、他の登場人物の死期まですべてこの死神の手の内にある。死期を悟った男に自分こそが旅芸人一家を助けたと思わせることも死神の心憎いばかりの筋書きではないだろうか。
ここは死神の労をこそねぎらってもらわねば。
この作品でもスターウォーズに影響を与えたと思われる演出が見られた。言うまでもなく死神のコスチュームであり、その頭巾の中で鼻と顎の輪郭だけが浮かび上がるシーンである。この演出はシスの暗黒卿、すなわち皇帝に用いられている。でも、本当のところはどうなのだろう?ジョージ・ルーカスに誰か聞いてくれないだろうか?
モノクロの持ち味が光る不気味な雰囲気。緊張感をジリジリと増幅させていく不穏な音楽。所々にユーモアがありほっこりさせられつつも、ジワリジワリと確実に押し寄せてくる不安感。ペストパンデミックの恐怖と混乱に陥った中世ヨーロッパの閉塞感が見事なまでに表現されていた。恐しいが病みつきになる様な不思議な世界観だった。