独裁者
プロット
アメリカ
11月03日 2022 劇場で
独裁者たちのとき
プロット
ベルギー・ロシア合作
04月22日 2023 劇場で
小さな目撃者(1971)
プロット
イギリス
10月08日 1971 劇場で
小さな目撃者(1999)
プロット
オランダ・アメリカ合作
03月10日 2001 劇場で
小さな死
プロット
フランス
05月28日 2004 劇場で
小さな唇
プロット
イタリア・スペイン合作
06月04日 1988 劇場で
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独裁者と小さな孫コメント(20)
演技もいわゆる子役の過剰な可愛さを押し付けた感じではなく自然で良い。
ラスト、暴徒化した民衆に捕まってからの両手を挙げて泣いている孫の姿は残酷な結末に繋がる気がしてハラハラしてしまう。
地味なロードムービーで淡々と話は進むが孫の純粋無垢な姿を観ているだけで退屈だったりは皆無。
ジプシーな音楽も良かった。
どんなジャンルの映画でも共通する「良い映画の条件」は「過不足のないこと」。
ここ何年かの映画の中では「メランコリア」「二つ目の窓」「シンプル・シモン」「妻への家路」と並んで、その塩梅が見事だった。
「独裁国家」の国民のさまざまな本音や歪みが複層的に描かれている。それは分厚いミルクレープのように無数の層を形作る。そしてその層の一枚一枚がデコボコしていて、重なったそれらを俯瞰すると無数のグラデーションが現れて、その「まだら」はいろんな問いを浮かび上がらせる。
けれど創り手は主張も答えも提示せず、材料だけを最高の状態でこちらに預けてくれる。
創り手と作品を共有しているような感覚。それを感じられる作品はそうはない。
そんな稀有な作品を最高の環境で観られたことに感謝。
厳しい弾圧だったため国民の怒りは頂点に達し、懸賞金をつけて大統領を探し始める。
大統領は変装し、孫に言い聞かせてロードムービーが始まる。
途中で出会う人の貧しさ、大統領の粛清の激しさを思い知らされる。
この二人はどういう結末を迎えるのか、この興味で付き合うことに。
復讐の連鎖を断ち切らないと人類は永久に殺しあうことに。