海辺の家族たち プロット

「マルセイユの恋」などを手がけたフランスの名匠ロベール・ゲディギャン監督の人間ドラマ。パリに暮らす人気女優のアンジェルは20年ぶりにマルセイユ近郊の故郷に帰ってきた。家業である小さなレストランを継いだ上の兄のアルマンと、最近リストラされて若い婚約者に捨てられそうな下の兄のジョゼフ、兄妹3人が集まったのは、父が突然倒れたからだった。意識はあるもののコミュニケーションが取れなくなった父、家族の思い出が詰まった家をどうするかなど、たくさんの話し合うべきテーマを語りながら、それぞれが胸に秘めた過去があらわになっていく。町の人びとも巻き込んで、家族の絆が崩れそうになった時、兄妹は入り江に漂着した3人の難民の子どもたちを発見する。

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海辺の家族たちコメント(4)

Htoesrasrps
Htoesrasrps
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脳梗塞なのかな。突然息苦しくさを感じ倒れるシーンから作品は始まる。
その倒れた父の下に町を離れていた娘息子たちが集まる。
父は寝たきりの状態になってしまい娘息子たちは看病を強いられしばらくこの町にいる事となる。
同時に作品の舞台となる町はかつては栄えていたらしいが今は廃れた町となり久し振りに帰ってきた娘息子達は当初は戸惑う。
娘息子達もまた各々の仕事をはじめとしたプライベートにおいて壁にぶつかっており当初はギクシャクした関係となる。この町の寂しい風景と娘息子達の心情がリンクしているが、ストーリーが進むにつれて家族の絆を取り戻していくにつれてどこかこの町の優しさ、大袈裟にいえばかつて栄えていた姿の要因の一部を感じる事なんかもできたりする。

父の病気がきっかけに家族が戻りそこから会話群像劇が進む作品でありストーリーが進むにつれて愛情や優しさが濃く描かれていく展開はとても美しい。

ただ個人的には理解が追いつかないシーンも多々あり少し退屈さを感じてしまった。
Sgnsphkxomi
Sgnsphkxomi
2021年5月公開。しかし完成されたのは2017年。この制作の時代背景から4年経た今この作品を観ている、という意識をもたねばならない。すでに2017年(おそらく映画が企画され撮影されたのはそのさらに前、2015-16年ころだろう)は、相当な<昔>となってしまっている。
変わらないものと変わるもの。止まっていたもの(人生)が動き出す。動き出すことを忌避して自ら舞台を降りることも。しかし愛が続くのは、3日なのか2カ月なのか20年なのか。
eqnbig
eqnbig
労働者階級や移民・難民などの社会的弱者を描き続けていることから“フランスのケン・ローチ”と称えられているというロベール・ゲディギャン監督。確かに扱うテーマは似ているが、ローチ監督が弱い立場の人間の生き様を通じて国や役人や大企業の不公正や冷淡な仕打ちを非難するマクロの視座とメッセージ性を強く感じさせるのに対し、ゲディギャン監督はそうした大きな問題への意識を溶け込ませながらも家族や小さなコミュニティーに寄り添う、ミクロの視座が対照的だ。自身が生まれ育ったマルセイユとその近郊を諸作の舞台として撮り続けてきたのも、そんなミクロ寄りの姿勢に関係がありそう。ローチ監督作に比べて小ぢんまりした印象だが、それがゲディギャン監督作の持ち味にもなっている。

「海辺の家族たち」という題の通り、美しい入り江に面した小さな港町が本作の舞台。老いた父親が倒れたのを機に、父と実家で同居する長男のもとへ、教授職をリストラされた次男、人気女優でパリに暮らす末っ子が久しぶりに集まる。海は単なる美しい背景としてだけではなく、ストーリーに有機的に絡んでくる。女優のアンジェルを恋い慕うバンジャマンは漁師で、海の恵みを陸に届ける仕事。漁で得られた魚は、長男アルマンのレストランで供され、人々の糧となる。海は命をはぐくむ豊かさの一方で、人命を奪う無慈悲さもある。かつて海辺で起きた不幸が3兄妹と父親の関係を変えてしまう。海を越えてやってきた難民たちの一部も命を落とす。海は生の象徴であり、避けられない死の予兆でもある。この場所と外の世界とをつなぐ存在であることから、出会いと別れの舞台にもなる。

悲しみや憎しみや分断を克服する力として、愛と善に希望を託す本作。理想主義的ではあるが、大きな困難を前に無力を痛感して何もしないより、身近なところで小さな一歩でもいいから前に踏み出すことの大切さを静かに説いている。
Mnohskpgxis
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『マルセイユの恋』、『キリマンジャロの雪』などで、一貫して出生地マルセイユ近郊を舞台とした作品を手がけてきたロベール・ゲディギャン監督にとって、マルセイユはもうひとつの主役。
マルセイユには地中海を通って各地の難民・移民が集う。これは、彼の父親が長らく紛争地帯だったアルメニア出身である事が関係しているのは明白。終盤で登場する難民の子供達と、辛い過去と厳しい現在を抱える3人の兄妹達の出会いが、思わぬ化学反応を生む。
地味すぎるほど堅実なドラマだが、これがゲディギャン監督の真骨頂。

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